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(短編集)
夜のかくれんぼ
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【この小説が収録されている参考書籍】
夜のかくれんぼの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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中学生時代に星新一にはまったけど、本書に収録されている「一家心中」のエピソードがとても秀逸で、再読したくなり、電子書籍版で購入した。 「一家心中」のオチはネタバレになってしまうから書かないけど、ある欠陥商品の宣伝を担当し、結果として世間に多大な被害をもたらしてしまった男が、一家心中する間際に妻とその商品について語り合うという話。その「商品」そのものがネタなのだけど、こういうネタをショートショートで書けるところが星新一の才能なのだと思う。歴史的事実を踏まえたうえで、男と妻の会話が深みのある寓話となっている。 興味がある方はぜひご一読あれ。 | ||||
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今、手に持っている新潮文庫は 平成二十九年十一月十五日発行の第四十五刷。 単行本の初版が出たのが四十九年五月だから 収録作品の大方は発表から五〇年越え? 時代ゝの流行や風俗、それらを忍ばせる固有名詞を 盛り込まないコトを秘訣としてきた星新一のショートショート。 ではあるが、インターネットの普及などで情報が空気のような存在となった 昨今では、その効果がアヤしくなってきてる(?)ような作品も? 文中の 『あ、もげた。もう、まわせないぞ』(P.259 「背中の音」) なんて、”Z世代”は言うに及ばず平成・・・いや昭和末期生まれには はて、何のことやら?てなもんだろうなぁ? | ||||
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期待通りの商品で満足しております。 又の機会に期待しております。 | ||||
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今回も相変わらずのブラックユーモアあふれる作品でしたが、ちょっとバッドエンド気味なのと意味がよくわからなかったものがあったのでいつもより★ー1にしました。 「こんな時代が」「幸運の未来」「幸運の方式」「違和感」 「追われるもの」が印象的でした。 特に「幸運の方式」はどんなホラーよりも現実味があって 怖く感じてしまいました。 今、主人と幸せな生活を送っているのでうかうかしてしあわせ怪獣が出てきそうで怖いです。 | ||||
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ぴりりとした読み味 さすがと言うべきか、星氏のショートショート集では飽きるということもありませんね。今巻では、結構えげつない話が多かった気がします。ブラックなオチというか、そういう裏があったのかというか――。まあこういうの、個人的に大好物なんでどんと来いなんですが。お勧めです。 | ||||
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星作品全体における、後期の代表作といってよい作品集です。中期の「妄想銀行」のように、この時期の作品傾向がほぼ凝縮されています。 作風が明らかに変質し始めており、「ボッコちゃん」等の初期作品と比べると違和感を感じるかもしれません。比喩表現はより少なくなり、「エヌ氏」等固有名詞はほとんど登場しなくなり、非日常のギミックも「宇宙人」「未来社会」がかなり減り、「オカルト」「超能力」等が頻出します。日常を舞台とした作品も多く、結末の曖昧なシュールな作品も散見します。 ですが、シンプルな分皮肉な持ち味はさらに研ぎ澄まされており、凍りつくような読後感があります。アイデアの着想や人物の心理描写は明らかに「思考実験」ともいうべき論理的かつSF的な発想で書かれています。SFファンのみならずミステリファンにもお奨めの1冊です。 はずれ作は全くなく、また作品の並び順も完璧です。中でもプレビュータイトルの作品は、初期の「戦う人」「壁の穴」等に匹敵する傑作だと思います。ほかに「自信」「うすのろ葬礼」「黄色い葉」「ご用件は」等が秀逸です。 | ||||
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