貘の檻

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評判

貘の檻の評価:

2.96/5点 レビュー 26件。 C ランク

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平均点2.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全37件 21〜37 2/2ページ
No.17
(3pt)

暗いけどまずまず

道尾氏の作品は、カラスの親指、笑うハーレキンに続き三作目として読みました。

主人公のいかにも暗い現在と過去の境遇と、そこへ古い田舎の村の原風景や穴堰という特殊な潅漑設備のようなものなどを常に反芻するように進んでいきます。

登場人物も多すぎず、過去と現在が絡む中で、少しずつ主人公の推定や他の人の考えや発言に相違が出てくるところがありますが、それが最後への伏線のようになっています。
登場人物の中には、息子がいたり捕らえ所の無いような人もいたりと、少しだけですが、好感の持てる人物も出てくるのが救いかな。

基本暗いですが、最後を予測しながらもそれなりには楽しめる作品だと思います。
貘の檻 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 貘の檻 (新潮文庫)より
4101355568
No.16
(2pt)

なんか暗い

向日葵の咲かない夏の方が、テンポが早くて面白かった。
暗くて一本調子だが、ページが進まないわけでもない。好き嫌いが分かれそう。それにしても向日葵〜から作風変わったなぁ。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.15
(4pt)

面白い

中々に良く出来ていて読み応えも充分。

見て損はないと思います。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.14
(4pt)

普通に面白い

道夫秀介のファンの人には読んでもらいたい作品。黒い部分の多い作品だが、描写が素晴らしく、風景が浮かんでくる。道夫さんの作品は、ずっと読んでいるが、ダーク系の道夫作品。読み応えは、十分です。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.13
(3pt)

日本の怪談を連想させる

全体の雰囲気として日本の怪談を連想させる描写が多く、苦手な人は最後まで馴染めないかも。

読み進める程に登場人物たちのボタンの掛け違えが明らかになり、
それが解消されながらも最後まで結末を予測させない構成はかなり読みごたえがありました。
貘の檻 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 貘の檻 (新潮文庫)より
4101355568
No.12
(2pt)

暗い

ただただ暗いミステリーという印象。
道尾さんのミステリーには情緒を感じたり、
情景が浮かんでくる描写があったりするものですが、
この作品にはそういったものが欠けていて、
読んでいるこちらまで暗い気持ちになっていきました。
貘の檻 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 貘の檻 (新潮文庫)より
4101355568
No.11
(3pt)

重いミステリー

主人公は辰男。現在、妻と離婚し、失職中である。辰男の父親は32年前に村の組合長を殺した容疑者だと思われていた。そして父親は死体で見つかった。もう一人のキーパーソンが美彌子。32年前に、辰男の父が彼女の命を助けたのだ。しかし、彼女は辰男の目の前で電車に飛び込み、自殺する。

32年前に、本当は何があったのか。それを知るため、辰男はかつて住んでいたO村へと向かう。息子の俊也も一緒である。

マスコミの考えは、美彌子が組合長を殺し、その罪を辰男の父に着せた、というものだった。

辰男には思い出したくない過去の記憶があった。しかし、自身の狭心症の薬がその記憶を薄れさせてくれることに気づき、記憶が蘇るたびにその薬を飲むようになる。一時的ではあるが、その記憶は薄れる。しかし、狭心症はすでに治っており、その薬はもう手に入らない。辰男は32年前の事件の真相を知り、過去の呪縛から逃れることができるのか・・・?

作品全体を暗いトーンが覆っている。主人公の過去の経験から来ると思われる悪夢。全てを失い、薬がなくなったら自殺しようと考えている主人公。そして、32年前の出来事の謎。ハッピーエンドにはなりそうもない。それでも、話は二転、三転し、思いもよらない真相が明らかになる。

もう少し軽いタッチなら、いい作品だと言えるのだが。もうちょっとライトな小説が読みたくなった。
貘の檻 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 貘の檻 (新潮文庫)より
4101355568
No.10
(5pt)

期待が大きい故に

道尾さんの作品は読みごたえがあるので、新刊が上梓されるたびに読ませて頂いています。
レビューを見ると、なかなかに批判が多いのですが、私自身に限っては今回も面白く読めました。

確かに、夢の部分は抽象的ですので、どのように読み取ればいいのかは悩む部分です。
ですが、そうして抽象的に書くことで主人公が抱えている暗澹とした先行きや漠然とした不安を象徴しているのではないでしょうか?

初期の頃の道尾秀介作品で味わったような読み応えを今回も感じました。
400ページ越えですし、主人公に辛い事件ばかりが襲いかかるので読み進めるのに躊躇しますが、俊也くんの存在が大きくて救われる気持ちでした。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.9
(3pt)

釈然としない読後感もミステリーは楽しめる

信州の寒村の独特の行事や風習・伝統など、どれも大変良く練られており、また親切な同郷の年上の友人や一癖ありそうなカメラマン等、登場人物の雰囲気も良く、巧みに物語に組み込まれています。

そこに30数年前にまだ子供だった自分を襲った殺人事件の真相を探るべく、今度は息子と共に故郷を訪れ、徐々に明らかになっていくというストーリーはある意味王道ではあるものの、筆者の文章力もあって読み応え十分です。

ただ、伏線も散りばめられ、面白さは水準以上の作品かと思いますが、やや真相に俗っぽさを感じ、章末ごとに描かれる夢も読み終われば納得できるものの今一つのめり込めませんでした。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.8
(2pt)

何から何まで中途半端で、読み応えが全くない作品

書き下ろしの長編という事で大いに期待したのだが、全くの期待外れだった。題名にある通り、主人公の幼い頃の"悪夢"を「漠に食べて欲しい」という趣旨の作品なのだが、何から何まで中途半端で読み応えを全く感じなかった。主人公は"ある音"に追い詰められて、家に帰れなくなり、失業した上に、離婚され、一人息子は元妻に引き取られている状態。本作のテーマとしては、"ある音"の起因となっている主人公が幼年期を過ごした村で起こった事件の解明(所謂トラウマ探し)及び主人公と息子の再生物語だと思うのだが、どちらも釈然としないのである。

舞台の村は三津田信三氏の諸作品を想起させるもので、新規性に欠けると共に、32年前に起こったという事件の構造が単純過ぎて、ミステリ的興趣を全く覚えなかった。しかも、最後まで読んでも、一番肝心の"ある音"の正体(あるいは"ある音"が主人公の精神を蝕んだ理由)が読者にとっては不明のままで、この点でも不満が残る。主人公は事件解明のために息子を連れてその村に出掛けるのだが、この設定が無茶という点は置くとしても、主人公と息子の再生物語に力を入れている様には到底見えないのである。

"悪夢"の内容なのであろうか、昆虫等の小動物を主体とした暗い雰囲気の読者にとっては意味不明の雑文が延々と続いたり、人間のチョットした勘違いが悲劇を生み出すといった当り前の事を書いたりして、頁数の割には内容が非常に薄い印象を受けた。私はデビュー作「背の眼」以来作者の作品を読んでいるのだが、もう少し中身の濃い作品を期待したい。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.7
(5pt)

僕は好きだな

確かに、カラスの親指とは別人が書いたよう。

ただ、この本には軽薄なところがなく本腰が入っているし、登場人物の感情の機微の描写も丁寧。足跡のところで犯人は絞られるけれども、ミステリーとしての完成度も高い。陰惨な話の間に、蜂を使った捜索なんかもあって、バランスのとれた展開。

僕はレベルアップしていると感じる。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.6
(1pt)

つまらない

道尾氏の作品、ほぼデビュー以来、無条件で読んできました。
駄作が少なく、新作を読むのを楽しみにしていた数少ない作家でした。
しかし、この数年、エンタテイメント性が薄れたというか、
作風が変わってきたように思っていました。
無論、作家としても何時までも同じものを書いてもいられないでしょうから、
作風が変わる事への批判はしません。
ただ、自分にとって面白くないから、もう読まない と言うだけです。

貘の檻、最初に提示された謎=事件は全く触れず、
主人公が見る悪夢などの頭の中が提示されるだけです(前〜中半)。
読んでいて、全く面白くありません というか苦痛になってきたので
同氏の作品では、初めて途中で読むのを止めました。
端的に言うと「何でこんなつまらない話をダラダラと続けるの?」と言った感じです。
道尾ワールドとも言うべき、世界観だけが強調され
ストーリーテリングといった、プロの作家の優劣をは計る技量は
逆に退化しているように感じてしまうほどです。
評価していた作家だけに非常に残念です。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.5
(3pt)

漠・・・とした読後感

・・・というのは、この小説だけでなく、これまで読んできた作者の「骸の爪」「月と蟹」にも共通して感じたことですが・・・。
作者は都筑道夫の「怪奇小説という題名の怪奇小説」集英社文庫版で”これぞ混沌小説の代表作”のような解説を書いていましたが、自分的にはこの小説は日常的はロジックからは混沌としていても、怪奇小説のロジックからすれば、混沌としたところはなく、むしろ理路整然としてしまったところが残念だと思った作品です。この評価のズレが作品にも表れているのでしょうか、どの道尾作品を読んでも、なにか違うんだな・・・という印象は拭いきれません。まあ、これは単に個人の好みの違いの問題なのかもしれませんが・・・
ただ、タイトルの「貘」がこの小説における「混沌」を目指したものではないかという思いはします。貘が食べるという各章の最後に主人公の見た悪夢として描かれる世界は、主人公にとって意味を持ちながら、一見、意味を見いだせない混沌です。
これらは短編として独立した昭和初期な退廃的な幻想小説としても読めるほどかと思いましたが・・・むしろ「幻想小説的」すぎて、現実を描いた本編とあまりにも乖離しすぎてしまった感じがします。
この落差は現実的な推理小説としての本編との対比として意図されたものなのかもしれませんが、結局、悪夢の描写に事件の謎をとく鍵があるのなら、それ自体がまさに「現実的な推理小説」(別の言い方をすればありきたりなミステリー)の世界に堕ちてしまっている感があります。
いっそのこと都筑道夫の別の小説のように、並行する物語がまったく交差しないくらいのぶっ飛びにしたほうがよかったのではないでしょうか。道夫から、道尾を名乗るなら、それくらいの期待はさせていただきたいものです。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.4
(2pt)

“道尾ワールド”再来の幻夢

日本ミステリー史に残る傑作『カラスの親指』が単行本として上梓されたのが2008年7月。以来、この傑作に比肩する作品を求めて作者の過去の作品を漁り、最新刊をほとんど読んできたが、残念ながら超える作品とは出合っていない。むしろ、近年は作者自身が「もうあの手の小説は卒業した」と文芸路線(!)へ方針転換してしまったみたいだ(唯一『光媒の花』はその成功例だと思うが)。この最新作でも、信州の寒村での習俗というガジェットは秀逸なのに、それがお定まりの姦通や脳障害などで卑小化され、思わせぶりのブンガク的な夢の描写に読者は長々と付き合わされるはめになる。あげくの果てにテレビドラマ的な謎解きのエンディング。書き下ろしの労力は多としたいけれども、420ページ定価1944円はちょっとしんどい。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.3
(1pt)

引き込まれない・・・

書店で購入しました。
ミステリーマニアですが、
この本は面白くない。
全く、引き込まれません。
読む気力が続きません。
途中で読むのを止めてしまいました。
感情移入できないのです。
非常に残念です。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.2
(4pt)

むーん、5には届かないかな……。

期待が大き過ぎて、大きいほど実際とは低めの評価になってしまう……。ネタバレになるので、詳しくは書けないけど、どうしても理解出来ない"肝腎な物語の核"になる事象がある。それは当事者でないと分からない……としているのだが、どうでしょう。その点さえクリアになれば文句無しの5点評価。いや貘そのものを表しているのならそれも計算されたものか……。全体としては古典ミステリの系譜に属すると言える。うーん、他の方の評価がとても気になる。誰かレビューして。
貘の檻 Amazon書評・レビュー: 貘の檻より
4103003367
No.1
(4pt)

むーん、5には届かないかな……。

期待が大き過ぎて、大きいほど実際とは低めの評価になってしまう……。ネタバレになるので、詳しくは書けないけど、どうしても理解出来ない"肝腎な物語の核"になる事象がある。それは当事者でないと分からない……としているのだが、どうでしょう。その点さえクリアになれば文句無しの5点評価。いや貘そのものを表しているのならそれも計算されたものか……。全体としては古典ミステリの系譜に属すると言える。うーん、他の方の評価がとても気になる。誰かレビューして。
貘の檻 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 貘の檻 (新潮文庫)より
4101355568