ブラックスローン インディゴの夜
評判
ブラックスローン インディゴの夜の評価:
5.00/5点 レビュー 2件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1〜2 1/1ページ
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ブラックスローン インディゴの夜の評価:
5.00/5点 レビュー 2件。 - ランク
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このシリーズ独特の、高原晶(主人公・女の人ですよ)の一人称目線から繰り広げられる文体がとにかく面白い。
一々、若者の「常識のなさ」に心の中でツッコミを入れる「おばさん」的要素は健在。そして、ホストたちの「晶さん、それすらも知らないんですかーww」「晶さん、そのネタふっるーいww」的な(いい意味で)バカにした態度。塩谷さんと晶さんの「じじい・ばばあ」論争。笑わせてくれます。
服装に関する描写も細かいですね。で、そこにも晶さんの視点が入る。「何この服装」的な。脳内再生されますよ。
ネタも豊富ですね。ネットの世界を舞台にした殺人事件ってどういう発想してんだこの著者。(おそらく)Twitter、SNSをふんだんに盛り込んで、リアル世界とバーチャル世界を行き来しながらいつものメンバーが問題解決。
で、そこに晶さんと塩谷さんが「浮いて」いるからまた面白い。
終始笑いながら一気読みしました。最後のバーチャルとリアルのホストコラボ、想像しただけでも面白そう。
敢えて言うなら、空也は別に登場させなくてもよかったかな。空也ファンに配慮したつもりだろうけど、ただ居酒屋の情報を聞くためだけに登場させるまでのお人ではないんじゃないかと思いながら。
そして、表紙や冒頭のキャラデザインは、創元社文庫版のワカマツカオリさんが書いた方が俺は好きですね。そこが残念。
それでも、現代社会のツールを正確に捉えつつ、疾走感あふれるストーリー展開は相も変わらずさえまくり。それもなぜか、今の時代のツールを使ったストーリー展開にも関わらず、たとえ5年後10年後に読み返したとしても、「古い小説」とは思わないだろうなという感があふれる、いい意味で奇妙な「インディゴ」シリーズ。これからも読み続けますよ。