黒警

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評判

黒警の評価:

4.12/5点 レビュー 17件。 C ランク

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平均点4.12pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全29件 21〜29 2/2ページ
No.9
(4pt)

全体的に緩い雰囲気の漂う警察小説。

日本で暗躍する中国黒社会の組織をテーマにした警察小説であるが、ハードな描写もある反面、主人公の沢渡のちゃらんぽらんなキャラクターが全体に緩い雰囲気を与えているようだ。

過去の腐れ縁で結び付いた警視庁組織犯罪対策部の沢渡と滝本組の幹部・波多野の二人が、ある事件をきっかけに中国黒社会の新興組織・義水盟と関わっていくが…

ストーリー展開は、やけにあっさりと中心人物が消えたり、あれっと思う間もなく良い方向に展開したりと、腑に落ちないままに物語が進み、最終的には良い所に着地するという感じで、その点で面白さに欠ける。
黒警 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 黒警 (朝日文庫)より
4022648171
No.8
(4pt)

登場人物に魅力がある

実際の裏社会にあれだけ魅力ある人物かいるのかは知らないが、「沢渡」「波多野」「沈」には魅力がある。前半はそれと、『ペンママ』が一体何なのかと言う謎でぐっと、引き込まれた。後半は沢渡と沈の『仕掛け』が興味をそそった。ページ数もそれほど多くはないので一気に読める。いわゆる警察小説ではないが気に入った。
黒警 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 黒警 (朝日文庫)より
4022648171
No.7
(5pt)

月村さんのNON-SFな警察もの。。。

月村さんのリアルな警察ものです。アジアな雰囲気がとても良いです。
黒警 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 黒警 (朝日文庫)より
4022648171
No.6
(5pt)

この時代に生きる人々へのエール

主人公のうだつのあがらない警官が、身近にいそうでなんとも親近感がわいた。

組織や時代といったどうにもならない恐ろしく大きなものへのあきらめや理不尽さが時代を映し出していると思った。

そのなかで、もがきながらも自分なりのポリシーを見つけることで、やっと警察官として、人として、自分の存在意義を、生きている実感を得ることができた。

強烈なサスペンスをはらむ痛快なエンタテインメントでありながら、

これはこの時代に生きる多くの人が自分に置き換えることのできる物語なのではないか。

私は、この時代に生きる人々へのエールのようにも感じた。
黒警 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 黒警 (朝日文庫)より
4022648171
No.5
(5pt)

いいぞ、その調子でいけ。

波多野の性格がいい。矜持もあるし、憎めないところもある。高遠の本気度は、自分で説明させれば複雑で真面目な意志に貫かれている。それを裏から見る沢渡は、劣等感と閉塞感に苛まれて漂泊しているようだ。
人物像が重層的で豊かであるので、人物達が対談したり対決したりする場面が意味深いと感じた。中でも、後半で沢渡と沈が二人きりで話し合う場面は、抜群にかっこいい。
いろいろな場面の味わいに妙味を感じた。

本書の物語はリアル路線だ。『機龍警察』のシリーズとは異なり、近未来の要素は登場しない。しかし本書ではまた、こちらに特有の面白さを堪能させてもらった。

無能さ。生きる目的の解りにくさ。劣等感。自分に迫ってくる社会の、捕らえ所のなさと不気味さ。
沢渡の独白を読んでいて、 実在の身近な社会の実相を考える時に漏れるため息と、似ているような気がしてきた。

いいぞ沢渡。その調子でいけ。日常だ。日常にいながらにして、おまえはやってくれた。「くだらねえ」?。そう思っているのはおまえだけじゃないんだよ。だからおまえを好きになったんだよ。

月村了衛『黒警』
朝日新聞出版
二〇一三年九月三十日 第一刷発行
黒警 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 黒警 (朝日文庫)より
4022648171
No.4
(4pt)

登場人物に魅力がある

実際の裏社会にあれだけ魅力ある人物かいるのかは知らないが、「沢渡」「波多野」「沈」には魅力がある。前半はそれと、『ペンママ』が一体何なのかと言う謎でぐっと、引き込まれた。後半は沢渡と沈の『仕掛け』が興味をそそった。ページ数もそれほど多くはないので一気に読める。いわゆる警察小説ではないが気に入った。
黒警 Amazon書評・レビュー: 黒警より
4022511117
No.3
(5pt)

月村さんのNON-SFな警察もの。。。

月村さんのリアルな警察ものです。アジアな雰囲気がとても良いです。
黒警 Amazon書評・レビュー: 黒警より
4022511117
No.2
(5pt)

この時代に生きる人々へのエール

主人公のうだつのあがらない警官が、身近にいそうでなんとも親近感がわいた。

組織や時代といったどうにもならない恐ろしく大きなものへのあきらめや理不尽さが時代を映し出していると思った。

そのなかで、もがきながらも自分なりのポリシーを見つけることで、やっと警察官として、人として、自分の存在意義を、生きている実感を得ることができた。

強烈なサスペンスをはらむ痛快なエンタテインメントでありながら、

これはこの時代に生きる多くの人が自分に置き換えることのできる物語なのではないか。

私は、この時代に生きる人々へのエールのようにも感じた。
黒警 Amazon書評・レビュー: 黒警より
4022511117
No.1
(5pt)

いいぞ、その調子でいけ。

波多野の性格がいい。矜持もあるし、憎めないところもある。高遠の本気度は、自分で説明させれば複雑で真面目な意志に貫かれている。それを裏から見る沢渡は、劣等感と閉塞感に苛まれて漂泊しているようだ。
人物像が重層的で豊かであるので、人物達が対談したり対決したりする場面が意味深いと感じた。中でも、後半で沢渡と沈が二人きりで話し合う場面は、抜群にかっこいい。
いろいろな場面の味わいに妙味を感じた。

本書の物語はリアル路線だ。『機龍警察』のシリーズとは異なり、近未来の要素は登場しない。しかし本書ではまた、こちらに特有の面白さを堪能させてもらった。

無能さ。生きる目的の解りにくさ。劣等感。自分に迫ってくる社会の、捕らえ所のなさと不気味さ。
沢渡の独白を読んでいて、 実在の身近な社会の実相を考える時に漏れるため息と、似ているような気がしてきた。

いいぞ沢渡。その調子でいけ。日常だ。日常にいながらにして、おまえはやってくれた。「くだらねえ」?。そう思っているのはおまえだけじゃないんだよ。だからおまえを好きになったんだよ。

月村了衛『黒警』
朝日新聞出版
二〇一三年九月三十日 第一刷発行
黒警 Amazon書評・レビュー: 黒警より
4022511117