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マイ国家
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【この小説が収録されている参考書籍】
マイ国家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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本書の作品の中では、表題作『マイ国家』が1番素晴らしいと思う。自分の家を独立国家「マイ国」だと主張する男の話。実際にそんなことを言う人がいたら「変なヤツだ」と思われるのかもしれないけど、多くの人に認められた日本やアメリカなどの国だって、もともとは一部の人間が「これは国家だ」と主張していただけで、本質的に「マイ国」と変わらないんじゃないか、そんなことを考えさせられた。 あと、『特殊な症状』『ねむりウサギ』も気に入った。 | ||||
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昭和51年発行、285ページで31編からなる作品です。筒井康隆と比べられる事が多い筆者。この「マイ国家」もやはりSFチックで、いつも通りの調子です。 この中でやはり一番を選ぶならタイトル作です。みなさん書いてるので内容にはあまり触れません。あとは「特殊な症状」などが好きです。 「特殊な症状」 どちらも相手のことを精神異常だと思っている夫婦が医者に別々に来訪する。その衝撃の理由とは…と言う話です。 とにかくすべての作品がさらっと読め、星ワールドに深く触れられる作品。おすすめです。 | ||||
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星新一の作品はいくつ読んだかわからないぐらい読んだが、中でもこの本の表題作のマイ国家は忘れられない傑作。 自分の家を独立国として、宣言し、アレコレする話。国家という巨大規模のものをひとつの家という身近なものにし、読み手に分かりやすく提示。さらに、そのシステムをもわかりやすくし、現在の国家体制を痛烈に批判すたこの小説。うーん、傑作。 | ||||
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31編からなるショート集。 いつもの星ワールドだらけで、普通に良い本なのですが、ひとつ異色なのがタイトル作「マイ国家」。 銀行外勤の男が、ふと訪れた家。家の中に入ってしまったが最後、家の男に「わが国に不法侵入したスパイだ」と捕獲される。銀行員は、なだめすかして脱出を試みるのだが彼の体にはすでに痺れ薬がまわっていて…、という、本当に怖い話。自虐的でもあるこの手の話は、筒井康隆氏によくみられるものだが、ここまで鬼気迫る狂気を表した作品は、星氏には意外と稀有である。22ページと、いつものショートショートより幾分長めなこの作品は、今まで彼が抑え気味にマイルドに表現していた狂気と不条理ユーモアが、余すところ無く描写され、突出している。 | ||||
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