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陰陽師 瀧夜叉姫
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陰陽師 瀧夜叉姫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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図書館にて借りましたが、 文庫本サイズを購入。 獏さんの陰陽師シリーズは読んでいて楽しい。 登場人物も魅力があり、お話も 伝記やいいつたえがベースになっていたりするので余計に楽しい! 今回は大作。 長い話ですが、読み返しながらでしたがサラサラと読めてしまします。 夏の風物詩に購入しましたが、大当たりでした。 | ||||
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図書館にて借りて読みましたが、 文庫本を集めたく購入。 話は毎度ながらテンポよくさらさら読める。 魅力ある登場人物の世界に入れることが今回も待ちどうしい! | ||||
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<上>からハラハラドキドキ夢中になって読みました。 長編ということもありいつも以上の壮大なスケールでとても読み応えがありました。 19年前からの色んなめぐり合わせや断片がつながっていくのも この登場人物たちの宿命だったのだなあとさらに盛り上がりました。 後半の滝子姫の本音と変わり身と、 ラストの将門がどうしてそれでそうなっちゃうの? あんなに何をやってもダメだったのに・・・ と不思議でした。 もっとじっくり読み考えをめぐらせば納得できるのかもしれません。 久しぶりに長編小説を読んで読後にその世界に心を奪われぼぉーっとしました。 | ||||
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この著者の風景描写が好きです。細やかな言葉が連なり、立体的な風景が現実よりも透き通った感じで広がります。美しい静寂があります。 | ||||
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陰陽師シリーズ最長の上下巻。 主軸の物語はもちろん素晴らしいが、 大抵は単体で活躍する清明に加えて、飄々とした様々なタイプの陰陽師たち (清明の師匠、兄弟子、天才ー淨蔵、喰えぬ道満・・・ )。 協力するんだか、しないんだか、もしかすると邪魔してんのか? な不思議な陰陽師同士の関係も描かれていて面白い。 子供の頃の清明に会えるのも嬉しい。 時は20年前までさかのぼり、多くの登場人物が複雑に絡み合う。 ひとがひとであるが故の感情、事情。 相変わらず人物・情景描写が見事! 時も場所もあちこち飛びながら物語は展開。やがてそれは一人の人物に端を発する因縁のできごとへとつながっていく。 これは容易なもののけの仕業ではない。 ことは都の存在をも危うくするたいへんなことになりそうである。 上巻に多くの謎を残し下巻への期待を持たせながら、 さいごの最後まで驚きの紐解きが隠されていて興味が途切れない。 鬼と化した哀しみの人物を人として見事に昇華させる最期の結びは、 あまりにも後味さらりと素晴らしすぎて、 思わず「もう一口」と数ページ読み返してしまうのである。 おすすめです。 | ||||
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鬼才【夢枕獏】氏の傑作、【陰陽師】シリーズの長編版が本作品です。悪役は、謎の怨霊、謎の美人盗賊、謎の黒幕。対するは、陰陽師、法力を持った高僧、あやかしの技を使う怪人物。などなど、相変わらずキャラクター設定が魅力的です。前半は謎が謎を呼ぶ展開、後半は謎解きと直接対決。娯楽作品の王道を行く作風が本当に面白いです。【陰陽師】シリーズは短編中心のシリーズで、長編は『生成り姫』と本作しかないのですが、【長編派】の私としては大満足の作品でした。さらに、この作品の中心テーマである【人の心の中に潜む鬼とは何か?】という問い掛けも、深く考えさせられました。純粋な娯楽作品でありながらも、読み終えた後に深く考えさせられる。この辺りに、夢枕獏氏の作家としての力量を感じます。とにかく面白いです。オススメ。 | ||||
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道満とかそれ以外の新しく出てくるキャラが 魅力的で読み応えの有る話です。 平将門モノだし、下巻の最後まで楽しめました。 | ||||
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清明と博雅は何時もの様に目立ってませんが 色々魅力的なキャラクターが出てきて それはそれで楽しめました。 道満もいい味だしてます。 短編とは違うハラハラさせられる展開でした。 | ||||
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陰陽師シリーズは、7〜8年くらい前にはまった。 そのときに一気に読んでしばらくご無沙汰だったのは、新刊出るのに時間がかかりすぎてチェックしてなかったから。 で、久しぶりの陰陽師。 大好きです、陰陽師シリーズ。 久しぶりに読む夢枕獏の文体(擬音が独特だったり、短い分を重ねて雰囲気をかもしだしてたり)が、ちょっとうっとうしい時もあるけど、でもそんなの気にするな!ってくらい、グイグイお話に入っていけるのはさすが。 ものすごくいい作家だとか、深い話だ、なんて言わないけど、夢枕獏は第一級のエンターテイメント作家だと思う。 これは、陰陽師シリーズでは2作目となる長編(もうひとつの長編『生成り姫』もすごく良かった!)。 上下巻でかなり長いけど、一度も飽きずにグイグイ読める。 いろんなキャラクターが登場しているが、蘆谷道満がいい味だしてた。 映画化するなら山崎努がいいなぁ。 でも、長編だからか、ほかの濃い登場人物たちに圧されて源博雅がちょっと存在感薄かったかも。 あと最後の方になって、瀧夜叉姫のキャラが変わったと感じたのはまちがい? 物語の初めでは、ものすごく禍々しくて妖かしそのものだったのに・・・。 とにかく、こういう“読む前から絶対に面白いと分かっている”シリーズって安心して読めるのがうれしい。 | ||||
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このシリーズは、改行を多用し、余白がいいと思う。 余白が、平安時代の優雅さを出している…気がする。 これまでになく、スケールが大きく、読み応えがある。 さすがに人を食べる箇所は、いやでも想像してしまい、 ちょっと…と言う箇所はあるけれど、それはそれで…ってことで。 「呪」とは… 言葉を口にすることで、そこで呪がかかってしまう。 言霊…とでもいうべきか。 相変わらずの、清明と博雅。 いいコンビです。 事の始まりは20年前にさかのぼる。 ありとあらゆることが、ラストにすべてつながっていく。 恨みや憎しみは、最後には悲しみしか生まない。 鬼や化け物となってでも、この世に「復活」したいとは…。 | ||||
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陰陽師シリーズでは「生成り姫」に次ぐ長編ですが、今回は上下巻の大作でボリュームもスケールも大掛かりです。 京の都に起こる異変、妊婦が殺され、百鬼夜行が横行し、高官が次々に病に伏す。原因は20年前の大事件に起因する。 死んだはずのその大物相手に清明、博雅、加茂保憲が疾走する。これを助けるのは俵藤太秀郷。高みの見物と嘯きながらちょっかいを出す道満は敵か味方か? まこと波乱万丈の物語です。シリーズ最高傑作といって過言でありません。 ぜひ! | ||||
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上下巻まとめて・・・。 何も取らない謎の女盗賊、謎の病に冒された貴族、・・・百鬼夜行・・・・ その背後に横たわる陰謀。安部清明は、その謎に挑んでいきます。 深まる謎。。。誰が、何の目的で、、 平安の世を揺るがす大事件に発展していきます。 そしてラストは、このシリーズでも屈指の対決が待っています。 蘆谷道満、賀茂保憲などフルキャストで、みんなの活躍が読めます。 相変わらず、「日本昔話」っぽいイメージは、圧巻。。 登場人物と一緒に酔います。 他のシリーズより長かった分、剣など術以外での闘いや、 人であることの悲しみもじっくり味わえます。 このシリーズは、1冊でもちょっと短めでしたが、 この本は、上下巻でちょうど良いボリュームでした。 | ||||
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うーむ、想像とは一味違った結末を迎える今回の夢枕版陰陽師。 紛れもない傑作である。 あっという間に読み終わる事の出来る、あっさりとした筆致だが、1を書いて10を語っている。 一行が普通の作家の10行にも20行にも匹敵する意味合いを持っている。 それでいて読んでいて重い部分は無く、さらさらと流れるように読ませるのである。 ストーリーについてはもはや語るまでも無い。 完璧とも言うべき伏線の纏め方には舌を巻いた。 映画化するならば、この作品であろうと声を大にして言いたいと、 本気でそう思った。 | ||||
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これまでの作品に比べ、なかなか話が進みませんね。将門物ということで著者も気合が入っているのかな。(上)では、定番の 「ゆこう」。 「ゆこう」。 そういうことになった。 が1回もなかった、というのが少し残念だった点。ただ、キャストは揃っているので、(下)も期待しています。この作品でも、言葉の使い方が凄いですね。「ぞぶり」というのが特に良かったです。「がぶり」じゃダメで、やはり「ぞぶり」じゃないと。鬼の牙が肉に食い込む情景が思い浮かびます。 | ||||
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待ってましたとばかりに、上下セットで購入。 ページを開けば彼らに会えるかと思うと嬉しくて仕方ない。 その日のうちに一気に読んでしまった。 面白い。 そうきたか、と何度も思わされて悔しいくらいに面白かった。 最後は、ほろりと泣かされた。何の為に生きているのか。思わず考えさせられる。 登場人物もいずれも魅力的でぐいぐいと惹きこまれる。 俵藤太に、大いに感情移入してしまった。・・・だが、正直ちょっと物足りなかったので☆4つ。 今回は何しろ陰陽師がたくさん活躍するので、彼らが控えめと いうのもあるのだろうが、読み進むたびに『源博雅』という漢の 立つ位置がいつもと違うと感じたせいだ。 晴明と2人でいる時はそうでもないんだが、大勢といる時の関 わり合いというか何というか・・・妙に気になる(俺だけか?) あとがきを読んで『やっぱ違ったんだ』と一人納得した。色々と書きましたが、素晴らしいお話です。お勧め。是非、秋の夜長に酒でもやりながら読んで下さい。 | ||||
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様々なジャンルに入るであろう、夢枕氏の作品の中でも、 一般的に受けが良いと思える陰陽師の最新刊であるが、 陰陽師シリーズ中2作目の長編であり、 その出来栄えは最高と言える。まず、その文章の洗練されている事と言ったら、 さすがは詩人である、だけでは無い。 文章に無駄が無く、それでいて内容の充実さも備わっている。 ただ、余りに無駄が無い為、主語が分かり難い部分も有りはした。 その他にはキャラクター達の個性が際立っていた。 様々な登場人物達が一つの方向へと進み始める様の描写は、 遠回りのようでいて、実は全て無駄の無い構造。 あの二人の会話はいつもの通りだが、胸に迫る物があった。一つ一つ話しを運んでいくその構造は本格的なミステリー仕立てであり、 それらの中に何が隠れているのかを、私も考えてしまった。 下巻ではそれらが明かされるのだろう。 下巻を読みたいと思わせる所が、上下巻物の最大の課題だが、 見事にクリアしている。 | ||||
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今回の作品は、晴明・博雅の活躍より、道満! この作品には随所に道満が登場します。この道満の登場で話が 二転三転とするため、長編でしたが最後まで飽きずに一気に読 んでしまいました。 秋の夜長に読書をするにはおすすめの1冊です。 | ||||
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「生成姫」は、女であることの辛さ、悲しさを大々的に描いたのに対し、こちらは逆に男であることの辛さ、悲しさが描かれた作品だと思いました。クライマックスで博雅が泣いてしまうところで、博雅らしいなと思うと同時に、こらー男だろ、しっかりせんかい! 男のほうが、実際は泣きたくても泣けなかったり、弱音を吐きたくても吐けなかったり(博雅は別)、平安時代とか鎌倉~江戸時代の男性は本当は逃げ場がなくて、自分を良く見せたくて、それで人を利用せざるを得なかったり、大変だったのかも知れないとしみじみ感じさせられました。鬼と人との境界ってどこなんだろうな・・・本当に・・・。 | ||||
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