ナイフ

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評判

ナイフの評価:

4.01/5点 レビュー 90件。 C ランク

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平均点4.01pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全186件 121〜140 7/10ページ
No.66
(4pt)

いじめられっ子だって,いつかはちゃんと大人になれる。

「いじめ」によって崩壊していく子供と家庭を取り上げた短編集。内容には誇張も多いだろうけど,そこで書かれている中心軸には,うなづかされるものがある。むかしむかし子供だった立場と,これからそういう日々を背負うだろう親の立場の両方で。

大人となってしまった今では,なんて不合理で,なんて理不尽なんだと思うもの。それが子供のルール。子供の遊び,ケンカ,その他もろもろに親や教師を介入させるのは,子供の世界においてはルール違反。たとえ,それが正しいことだとしても。

それは,子供が子供なりに,自分たちの及ばないオトナの力を,好む好まざるにかかわらず認めているから。だから,それを持ち出して解決させることを「卑怯」とみなす。この世に子供が居る限り,「困ったことがあれば何でも言ってね」というアドバイスは,全く用をなさない。

作中5編の中では「エビスくん」が一番ココロに響いたかな。いじめられようとも,いじめる相手を嫌い切れないときがあるんだよ。いじめてる側も,なにか引かれるところがあるから手を出すんだよ。それは子供なりの相手を尊重する気持ちの表れで,それをイタズラ以外の態度で表せるようになったら,そのときが大人。
ナイフ Amazon書評・レビュー: ナイフより
4104075027
No.65
(4pt)

いじめられっ子だって,いつかはちゃんと大人になれる。

「いじめ」によって崩壊していく子供と家庭を取り上げた短編集。内容には誇張も多いだろうけど,そこで書かれている中心軸には,うなづかされるものがある。むかしむかし子供だった立場と,これからそういう日々を背負うだろう親の立場の両方で。

大人となってしまった今では,なんて不合理で,なんて理不尽なんだと思うもの。それが子供のルール。子供の遊び,ケンカ,その他もろもろに親や教師を介入させるのは,子供の世界においてはルール違反。たとえ,それが正しいことだとしても。

それは,子供が子供なりに,自分たちの及ばないオトナの力を,好む好まざるにかかわらず認めているから。だから,それを持ち出して解決させることを「卑怯」とみなす。この世に子供が居る限り,「困ったことがあれば何でも言ってね」というアドバイスは,全く用をなさない。

作中5編の中では「エビスくん」が一番ココロに響いたかな。いじめられようとも,いじめる相手を嫌い切れないときがあるんだよ。いじめてる側も,なにか引かれるところがあるから手を出すんだよ。それは子供なりの相手を尊重する気持ちの表れで,それをイタズラ以外の態度で表せるようになったら,そのときが大人。
ナイフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイフ (新潮文庫)より
4101349134
No.64
(5pt)

いじめについて関係ないと思えない

この話はけっこうひどい。

本当にこんな事があるんだろうか?なんて思ってしまうような事もある。

だけど、考え直せば、これらのことはどこでも起る可能性がある。

身体的理由でばかにされることもある。

どうしたって治せない性格のせいもある。

ゲームみたいなときもある。

この物語の主人公達は、それぞれがちがったかたちのいじめにあって

違った形の自分らしい答えを出して進んでいこうとする。

表題作のナイフ。

父親が、いじめられているわが子のためにナイフをにぎる。

だけど、私は思う。

だれしもが、みえないナイフをポケットに抱えてるんじゃないかって。
ナイフ Amazon書評・レビュー: ナイフより
4104075027
No.63
(5pt)

いじめについて関係ないと思えない

この話はけっこうひどい。

本当にこんな事があるんだろうか?なんて思ってしまうような事もある。

だけど、考え直せば、これらのことはどこでも起る可能性がある。

身体的理由でばかにされることもある。

どうしたって治せない性格のせいもある。

ゲームみたいなときもある。

この物語の主人公達は、それぞれがちがったかたちのいじめにあって

違った形の自分らしい答えを出して進んでいこうとする。

表題作のナイフ。

父親が、いじめられているわが子のためにナイフをにぎる。

だけど、私は思う。

だれしもが、みえないナイフをポケットに抱えてるんじゃないかって。
ナイフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイフ (新潮文庫)より
4101349134
No.62
(4pt)

一人で闘っているんじゃないと思う事が大事

「学校に、いじめとかあった?」

本を読み終えてから、パートの事務員さんに唐突に聞かれた言葉を思い出した。彼女の息子は来年高校生になる。自分に、母校の様子を尋ねたのだ。

「どこにでもあるんじゃないですか」と、投げやりに応えた記憶がある。事務員さんは不安な面持ちで、それでいて初めから分かっている様に頷いた。

 多分、僕の答えは間違っていない。今やいじめは日常茶飯事で、学校の数ほど、いやもっと正確にいえばクラス単位で頻繁に起きている。どこにでもある―でも、そんな残酷な事を平気で言ってしまう当時の自分が醜いし、分かっていながら、子供たちを救ってやれない社会が憎い。

 「ナイフ」は、そうした社会の責苦を露骨に表現した5つの短編集だ。著者はワニとハブとひょうたん池での中で、いじめの標的になるボーダーラインが曖昧で、その上被害者に何の落ち度もない事を示唆している。又、弱いものに振りかかる無数の火の粉と、傍観者になった幼なじみの立場を書いた(キャッチボール日和)。さらに表題作の中では、形を変えてはびこるいじめが職場にもあることを明記した。

 子供たちは、親に話しても解決出来ない事を既に知っている。大人も、思春期の子供の心情を察して一歩も踏み出せない。焦りと苛立ちの中でナイフを握りながら、それでも息子を守りたいと言った父親の姿が瞼に残る。恐らく、一人で闘っているんじゃないと気づく事で僕らは救われるのだろう。昨今では、心の通い合わなくなった家族も多いが、いじめが再び失った絆を取り戻すのなら、あえてそれも肯定したい。そうじゃなければ、この本を評価する意味がないと思う。

 本書には残り二つの短編があるが、特にエビスくんは読んででおきたい。著者が、どうして苦しいお話ばかりを書くに至ったのか、その一部を知ることが出来るからだ。
ナイフ Amazon書評・レビュー: ナイフより
4104075027
No.61
(4pt)

一人で闘っているんじゃないと思う事が大事

「学校に、いじめとかあった?」

本を読み終えてから、パートの事務員さんに唐突に聞かれた言葉を思い出した。彼女の息子は来年高校生になる。自分に、母校の様子を尋ねたのだ。

「どこにでもあるんじゃないですか」と、投げやりに応えた記憶がある。事務員さんは不安な面持ちで、それでいて初めから分かっている様に頷いた。

 多分、僕の答えは間違っていない。今やいじめは日常茶飯事で、学校の数ほど、いやもっと正確にいえばクラス単位で頻繁に起きている。どこにでもある―でも、そんな残酷な事を平気で言ってしまう当時の自分が醜いし、分かっていながら、子供たちを救ってやれない社会が憎い。

 「ナイフ」は、そうした社会の責苦を露骨に表現した5つの短編集だ。著者はワニとハブとひょうたん池での中で、いじめの標的になるボーダーラインが曖昧で、その上被害者に何の落ち度もない事を示唆している。又、弱いものに振りかかる無数の火の粉と、傍観者になった幼なじみの立場を書いた(キャッチボール日和)。さらに表題作の中では、形を変えてはびこるいじめが職場にもあることを明記した。

 子供たちは、親に話しても解決出来ない事を既に知っている。大人も、思春期の子供の心情を察して一歩も踏み出せない。焦りと苛立ちの中でナイフを握りながら、それでも息子を守りたいと言った父親の姿が瞼に残る。恐らく、一人で闘っているんじゃないと気づく事で僕らは救われるのだろう。昨今では、心の通い合わなくなった家族も多いが、いじめが再び失った絆を取り戻すのなら、あえてそれも肯定したい。そうじゃなければ、この本を評価する意味がないと思う。

 本書には残り二つの短編があるが、特にエビスくんは読んででおきたい。著者が、どうして苦しいお話ばかりを書くに至ったのか、その一部を知ることが出来るからだ。
ナイフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイフ (新潮文庫)より
4101349134
No.60
(4pt)

中学生の視点から

最初に読んだ時は「ありえない」と思っていましたが、

ナイフを読んでから学校生活を送るうちに

「本の内容と似たようなことは、私の学校でも起こっている」

ということに気付かされました。

“「ハブるのはゲーム感覚」”

“いじめる気は無くとも、いじめを止める気も無くて見物客になる”

“いじめている側といじめている側が親友になる”

そういうリアルな物語にに胸がチクリと痛みます。

私にはこの本の話の一つ一つがフィクションだとは思えません。

中学生もその親もこの本を読んで

いじめの実態を知り、理解するべきだと思います。

ただ、いじめについて書く上で仕方ないことだとは思うけれども、

性的描写もあったので、そこだけはちょっと読みずらかったです。
ナイフ Amazon書評・レビュー: ナイフより
4104075027
No.59
(4pt)

中学生の視点から

最初に読んだ時は「ありえない」と思っていましたが、

ナイフを読んでから学校生活を送るうちに

「本の内容と似たようなことは、私の学校でも起こっている」

ということに気付かされました。

“「ハブるのはゲーム感覚」”

“いじめる気は無くとも、いじめを止める気も無くて見物客になる”

“いじめている側といじめている側が親友になる”

そういうリアルな物語にに胸がチクリと痛みます。

私にはこの本の話の一つ一つがフィクションだとは思えません。

中学生もその親もこの本を読んで

いじめの実態を知り、理解するべきだと思います。

ただ、いじめについて書く上で仕方ないことだとは思うけれども、

性的描写もあったので、そこだけはちょっと読みずらかったです。
ナイフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイフ (新潮文庫)より
4101349134
No.58
(1pt)

中学生より

教室になぜかあったので、友達と読みました。

「ありえない」「ないない」

の連発でした。

急に「あんた、今日からハブだから」

と言う、言われる中学生はまず確実にこの日本にはいないでしょう。

こういう小説がリアル、現実と取り上げられるから、

私たちは過剰に心配されちゃいます。

あまり、あぁ、これが実際におきているんだ、

中学生も大変だな、とは思わないで欲しいです。

でも、ほかの話は面白かったです。
ナイフ Amazon書評・レビュー: ナイフより
4104075027
No.57
(1pt)

中学生より

教室になぜかあったので、友達と読みました。

「ありえない」「ないない」

の連発でした。

急に「あんた、今日からハブだから」

と言う、言われる中学生はまず確実にこの日本にはいないでしょう。

こういう小説がリアル、現実と取り上げられるから、

私たちは過剰に心配されちゃいます。

あまり、あぁ、これが実際におきているんだ、

中学生も大変だな、とは思わないで欲しいです。

でも、ほかの話は面白かったです。
ナイフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイフ (新潮文庫)より
4101349134
No.56
(5pt)

いじめ に関わる人間の困惑

この書では、「いじめ」の問題をいくつかの短編によって、いじめられる側、傍観者側、親側など様々な視点から描いている。「いじめはいけない」というメッセージは全編を通じて伝わってくるが、各物語で語り手の視点が違うことにより、いじめている側の不器用な心理、親の子に対するもどかしい心理なども共に感じられ、読み終わると多くの感情を抱えこんで頭が整理されていない気分になる。

また、少しバーチャルな部分が各話に挿入されているところが、シリアスさを緩和あるいは強調していて効果的だ。
ナイフ Amazon書評・レビュー: ナイフより
4104075027
No.55
(5pt)

いじめ に関わる人間の困惑

この書では、「いじめ」の問題をいくつかの短編によって、いじめられる側、傍観者側、親側など様々な視点から描いている。「いじめはいけない」というメッセージは全編を通じて伝わってくるが、各物語で語り手の視点が違うことにより、いじめている側の不器用な心理、親の子に対するもどかしい心理なども共に感じられ、読み終わると多くの感情を抱えこんで頭が整理されていない気分になる。

また、少しバーチャルな部分が各話に挿入されているところが、シリアスさを緩和あるいは強調していて効果的だ。
ナイフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイフ (新潮文庫)より
4101349134
No.54
(5pt)

いじめは複雑

これほどリアルにいじめに関わる子供の心情を書いた小説は見たことないです。
 
 ただ、いじめられるのが「辛い」「憎い」ということだけではない。
多感な時期の子供達はいじめをどう受け止めるのか。
彼らの社会でいじめられるということはどういうことなのか。
 
 大人ならかつて一度は味わったことのある恐怖を思い出させる
怖い本だなあと思いました。
ナイフ Amazon書評・レビュー: ナイフより
4104075027
No.53
(5pt)

いじめは複雑

これほどリアルにいじめに関わる子供の心情を書いた小説は見たことないです。
 
 ただ、いじめられるのが「辛い」「憎い」ということだけではない。
多感な時期の子供達はいじめをどう受け止めるのか。
彼らの社会でいじめられるということはどういうことなのか。
 
 大人ならかつて一度は味わったことのある恐怖を思い出させる
怖い本だなあと思いました。
ナイフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイフ (新潮文庫)より
4101349134
No.52
(5pt)

上手い

いじめを取り扱った作品。
 個人的には重松清の中でエイジに続いて好きな作品。
 とにかく、いじめの描写がリアルで、それにともなう子供の感情があまりにリアルだと思う。日本の子供たち全てに読んで欲しい秀作。
ナイフ Amazon書評・レビュー: ナイフより
4104075027
No.51
(5pt)

上手い

いじめを取り扱った作品。
 個人的には重松清の中でエイジに続いて好きな作品。
 とにかく、いじめの描写がリアルで、それにともなう子供の感情があまりにリアルだと思う。日本の子供たち全てに読んで欲しい秀作。
ナイフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイフ (新潮文庫)より
4101349134
No.50
(5pt)

強さについて考えました

いじめられている子どもとそれをなんとなく感づいている親の気持ちがどれだけのものかわかり、胸が引き裂かれるようだった。
少年野球を教えている自分は、やや多動な子どもをついしかってしまい、他の子どももそれをなんとなく察し、その子を嘲る風潮がある。その子どもはまだ小学生だが、本人がどこまで傷ついているかわからない。しかし、自分がしてあげるべきことははっきりした。いじめている方にそれが当たり前だと思わせてはいけないし、自分も配慮しなければならない。すごくためになったと思っている。
自分が親になってのことも考えた。正直「ナイフ」の父親のような男にはなりたくない。劣等感を感じながら生きている親の姿。それはなんとなく子どもに伝わると思う。凛とした父親でありたいと思った。
また、変に強がって先輩ぶっていた頃の自分を思い出した。作品中でのいじめになんとか耐えようという子どもの姿と、現実での自分が先輩として強がる姿が重なって思えた。今思えば後輩からは滑稽に移っただろう。「何がんばっちゃってんの」と。
強さとは何だろう。
この本を読んで考えた。それは、自分を律し自己啓発を行うことだと思う。そしてそれを周りが認めた時、それは「強さ」となるのではないだろうか。
もちろん、「根性、気合のない子っている」という作品中の言葉も印象深いが、自分は強くあるぞ!と思った。
作品中、ビタースイート・ホームだけは雰囲気の違う作品で、結婚したらこんな風に妻を思える夫婦になりたいなとも思った。
いい作品です。
ナイフ Amazon書評・レビュー: ナイフより
4104075027
No.49
(5pt)

強さについて考えました

いじめられている子どもとそれをなんとなく感づいている親の気持ちがどれだけのものかわかり、胸が引き裂かれるようだった。
少年野球を教えている自分は、やや多動な子どもをついしかってしまい、他の子どももそれをなんとなく察し、その子を嘲る風潮がある。その子どもはまだ小学生だが、本人がどこまで傷ついているかわからない。しかし、自分がしてあげるべきことははっきりした。いじめている方にそれが当たり前だと思わせてはいけないし、自分も配慮しなければならない。すごくためになったと思っている。
自分が親になってのことも考えた。正直「ナイフ」の父親のような男にはなりたくない。劣等感を感じながら生きている親の姿。それはなんとなく子どもに伝わると思う。凛とした父親でありたいと思った。
また、変に強がって先輩ぶっていた頃の自分を思い出した。作品中でのいじめになんとか耐えようという子どもの姿と、現実での自分が先輩として強がる姿が重なって思えた。今思えば後輩からは滑稽に移っただろう。「何がんばっちゃってんの」と。
強さとは何だろう。
この本を読んで考えた。それは、自分を律し自己啓発を行うことだと思う。そしてそれを周りが認めた時、それは「強さ」となるのではないだろうか。
もちろん、「根性、気合のない子っている」という作品中の言葉も印象深いが、自分は強くあるぞ!と思った。
作品中、ビタースイート・ホームだけは雰囲気の違う作品で、結婚したらこんな風に妻を思える夫婦になりたいなとも思った。
いい作品です。
ナイフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイフ (新潮文庫)より
4101349134
No.48
(5pt)

これが現実?

いじめをテーマにした短編集。
この作品では、ここまでするかと思うような酷いイジメも描かれています。自分が小・中学生だったときには、確かにいじめはありましたが、ここまでは無かったと思う。しかし、実際には起こっているとも聞きます。
第一に、本人と周りの人間の葛藤に考えさせられる作品です。
ナイフ Amazon書評・レビュー: ナイフより
4104075027
No.47
(5pt)

これが現実?

いじめをテーマにした短編集。
この作品では、ここまでするかと思うような酷いイジメも描かれています。自分が小・中学生だったときには、確かにいじめはありましたが、ここまでは無かったと思う。しかし、実際には起こっているとも聞きます。
第一に、本人と周りの人間の葛藤に考えさせられる作品です。
ナイフ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ナイフ (新潮文庫)より
4101349134