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亡都七事件 大東京三十五区
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亡都七事件 大東京三十五区の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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講釈師の弁舌を聞いているような、昭和初期の香り色濃く匂い立つ洒脱な語り口。慣れるまでに、ちと時間がかかるかもしれない。けれどひとたびその語りに身を任せてみれば、ふと口に乗せて音読したくなる独特のリズム。当時の帝都の情景や風俗が見えてくる。家主のご隠居さんと書生のちょろ万のやりとりは、落語を聞いているよう。 ちょろ万が持ち込む事件は、みな新聞・雑誌等で怪異譚として扱われていたものばかり。それを玄翁先生が鮮やかに解くのは、チョーンと拍子木が鳴るような爽快さ。明解な解答ばかりでもなく、微かに謎が残る話もある。七つの話を通して読んでいくと、ラストでなんと玄翁先生の……という驚きもあって厭きなかった。 | ||||
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主人公の青年は、学生ながら新聞社に特種を提供するバイトに励んでいる。彼が拾ってきた奇妙な事件を、解き明かすのは大家の隠居玄翁先生。・・・という、単なる短編集と思いきや、最後まで読んでビックリ。 ちょっと昔の日本の風俗も満喫できる、正に物集ワールド。他の作品も、文体に慣れる必要はあるが、読み応えがある。 | ||||
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