少女不十分

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少女不十分の評価:

3.89/5点 レビュー 172件。 D ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全38件 21〜38 2/2ページ
No.18
(3pt)

本を楽しみたい人にはお勧めできないかも

何冊か読んだ西尾維新さんの小説の中でもこんなに読みづらいものは無かったです。
でも、あえてそれが狙いだったような気もします。
人は本当に伝えたいことを口にするとき、ましてやそれを伝えるのに口語術も時間も無いって時には、回りくどい話し方になる。
正に駆け出しの小説家がメッセージ性だけをつよく持ち、人に読ませることをおろそかにしているような。
そういうのを書きたかったのかなという印象。
中身の物語がどうこうというよりはこの本そのものがそういう作品なんじゃないかと。
小説を純粋に楽しみたい人は他の本を手にとられたほうが良いかもしれません。
あくまで私の解釈ですが。評価は低めですが作品としては嫌いじゃないです。
少女不十分 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社文庫)より
4062932466
No.17
(3pt)

本を楽しみたい人にはお勧めできないかも

何冊か読んだ西尾維新さんの小説の中でもこんなに読みづらいものは無かったです。
でも、あえてそれが狙いだったような気もします。
人は本当に伝えたいことを口にするとき、ましてやそれを伝えるのに口語術も時間も無いって時には、回りくどい話し方になる。
正に駆け出しの小説家がメッセージ性だけをつよく持ち、人に読ませることをおろそかにしているような。
そういうのを書きたかったのかなという印象。
中身の物語がどうこうというよりはこの本そのものがそういう作品なんじゃないかと。
小説を純粋に楽しみたい人は他の本を手にとられたほうが良いかもしれません。
あくまで私の解釈ですが。評価は低めですが作品としては嫌いじゃないです。
少女不十分 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.16
(3pt)

もう西尾作品は読みません

他の方が散々書いているように余りに文章がくどいです。
斜め読みしやすいノベルス形式で良かったです。
こんな言い訳めいたオナニー文章をクドクドまともに読んでいられません。

まともな担当者は最初の5ページでダメダシしますね。

あといかにも「事実です」みたいな書き方をしてるけど、しつけに厳しい親は
「人を傷つけない」「歩きながらゲームしない」と教えるはず。
そのへんのリアリティは薄いですね。

作家としてそれなりの著作量を重ねて、担当者が最後まで目を通してくれるようなになったから
成立した作品、と言えるのではないでしょうか。
作者のほかの作品をまだ読んでいませんが、今回ので力量が知れたので、もう読むことはないと思います。
ということで★3つ。
少女不十分 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.15
(3pt)

もう西尾作品は読みません

他の方が散々書いているように余りに文章がくどいです。
斜め読みしやすいノベルス形式で良かったです。
こんな言い訳めいたオナニー文章をクドクドまともに読んでいられません。

まともな担当者は最初の5ページでダメダシしますね。

あといかにも「事実です」みたいな書き方をしてるけど、しつけに厳しい親は
「人を傷つけない」「歩きながらゲームしない」と教えるはず。
そのへんのリアリティは薄いですね。

作家としてそれなりの著作量を重ねて、担当者が最後まで目を通してくれるようなになったから
成立した作品、と言えるのではないでしょうか。
作者のほかの作品をまだ読んでいませんが、今回ので力量が知れたので、もう読むことはないと思います。
ということで★3つ。
少女不十分 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社文庫)より
4062932466
No.14
(3pt)

つくりはとてもうまいが,しつこすぎるのがたまにきずか。

とりあえず,要点を。

(悪いところ)
・はっきりいって文章がしつこい。
・文法が間違っている。

※こんなことから,「日本語」を知っている人には,眉をひそめることがしばしば,という作品となると思います。
 ただ,これは,西尾維新という作家の特性であるので,直してしまうと彼らしさがなくなってしまいます。その点には,注釈を加えなければならないでしょう。これが西尾維新という作家なのです。
 関係ない部分は,読み飛ばしてもストーリーの上では,全く問題ないと思います。もちろん,そんなことをすると,薄っぺらい本でもOKな内容になってしまいますが。
 個人的には,この作品にも「100%趣味で書いた…」という注釈を加えるべきであっただろうと思います。まぁ,「化物語」のアレは,そんな意味でつけたのではないのかもしれませんが。

(よいところ)
・しつこさのストレスを終盤に行くにしたがって徐々に抜き,本筋に集中させるようになっている。ようは,読んでいてひきこまれる作品に仕上がっていること。

このつくりのうまさは,なかなかです。ただやはり,大部分が悪いところに裂かれているような気がします。もう少し灰汁抜きをすれば,読者にストレスがないと思います。読者に譲りすぎる必要はありませんが,読ませるためのものとしての必要最低限の部分が少しばかりかけていると感じました。

(ストーリーに関して)
 分類としては,標準的な小説。 小説で,ストーリーに対してグダグダ言うほど無駄なことは私はないと思っているので,私はこれについては書きません。連続ものではないですし,突っ込むべき場所も少ないでしょう。読んで,自分で感じるべし。この件に関しては,レビューに頼るべきものではないし,レビューで意見するようなことでもないと思います。とりあえず,読んでみて感じてください。

(総評)
 西尾維新作の作品とは言え少々しつこさが目立った小説でしたが,西尾維新という作家の特質を分かり易く一冊にまとめた作品といえるでしょう。「化物語」は,シリーズ化していて一冊買ったら,コレクター魂が働いて,作風が好きでないのに買いそろえるなんてことをしがちですが,こちらは一冊完結です。アニメ「化物語」で好きになったから,原作にも手を出したいと考えている人は,まずこちらを読んでみてください。
 
(蛇足)
 アニメは,原作に即する場合と,かけ離れる場合がありますが,「化物語」は後者よりです。イラストも担当がそもそも違いますし,挿絵が全くありません。はっきりいって,あんな萌作品ではありません。また,シャフトが担当したからあんな奇作に仕上がっているのであって,小説にはそれもありません。漫画とアニメで言うならば「さよなら絶望先生」や古いものでは,「機動戦艦ナデシコ(アニメ)」と「遊撃宇宙戦艦ナデシコ(漫画)」くらいの差異があります。別物として読むことをお勧めします。
 
とりあえず。参考までに。
少女不十分 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.13
(3pt)

良くも悪くも信者向け

信者なら否定はしないだろうけど、そうでなければ否定しかしない。 そんな感じ 僕もきっと信者なのだろう。 何も悪く思わなかった。 でも良くも思わなかった。 まだまだ若いのかな?(笑)
少女不十分 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社文庫)より
4062932466
No.12
(3pt)

良くも悪くも信者向け

信者なら否定はしないだろうけど、そうでなければ否定しかしない。そんな感じ
僕もきっと信者なのだろう。何も悪く思わなかった。でも良くも思わなかった。まだまだ若いのかな?(笑)
少女不十分 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.11
(3pt)

つくりはとてもうまいが,しつこすぎるのがたまにきずか。

とりあえず,要点を。

(悪いところ)
・はっきりいって文章がしつこい。
・文法が間違っている。

※こんなことから,「日本語」を知っている人には,眉をひそめることがしばしば,という作品となると思います。
 ただ,これは,西尾維新という作家の特性であるので,直してしまうと彼らしさがなくなってしまいます。その点には,注釈を加えなければならないでしょう。これが西尾維新という作家なのです。
 関係ない部分は,読み飛ばしてもストーリーの上では,全く問題ないと思います。もちろん,そんなことをすると,薄っぺらい本でもOKな内容になってしまいますが。
 個人的には,この作品にも「100%趣味で書いた」という注釈を加えるべきであっただろうと思います。まぁ,「化物語」のアレは,そんな意味でつけたのではないのかもしれませんが。

(よいところ)
・しつこさのストレスを終盤に行くにしたがって徐々に抜き,本筋に集中させるようになっている。ようは,読んでいてひきこまれる作品に仕上がっていること。

このつくりのうまさは,なかなかです。ただやはり,大部分が悪いところに裂かれているような気がします。もう少し灰汁抜きをすれば,読者にストレスがないと思います。読者に譲りすぎる必要はありませんが,読ませるためのものとしての必要最低限の部分が少しばかりかけていると感じました。

(ストーリーに関して)
 分類としては,標準的な小説。 小説で,ストーリーに対してグダグダ言うほど無駄なことは私はないと思っているので,私はこれについては書きません。連続ものではないですし,突っ込むべき場所も少ないでしょう。読んで,自分で感じるべし。この件に関しては,レビューに頼るべきものではないし,レビューで意見するようなことでもないと思います。とりあえず,読んでみて感じてください。

(総評)
 西尾維新作の作品とは言え少々しつこさが目立った小説でしたが,西尾維新という作家の特質を分かり易く一冊にまとめた作品といえるでしょう。「化物語」は,シリーズ化していて一冊買ったら,コレクター魂が働いて,作風が好きでないのに買いそろえるなんてことをしがちですが,こちらは一冊完結です。アニメ「化物語」で好きになったから,原作にも手を出したいと考えている人は,まずこちらを読んでみてください。
 
(蛇足)
 アニメは,原作に即する場合と,かけ離れる場合がありますが,「化物語」は後者よりです。イラストも担当がそもそも違いますし,挿絵が全くありません。はっきりいって,あんな萌作品ではありません。また,シャフトが担当したからあんな奇作に仕上がっているのであって,小説にはそれもありません。漫画とアニメで言うならば「さよなら絶望先生」や古いものでは,「機動戦艦ナデシコ(アニメ)」と「遊撃宇宙戦艦ナデシコ(漫画)」くらいの差異があります。別物として読むことをお勧めします。
 
とりあえず。参考までに。
少女不十分 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社文庫)より
4062932466
No.10
(3pt)

新参としての感想

西尾維新の名は知っていても作品に触れる機会がなかったので、集大成という売り文句に誘われ試しにと買ってみました。
結論から言うと、「要約すると面白い」と思います。
ただ、一つ一つの展開にいちいち回想というか、「今思えば」が多くて全然先に進まない…
途中で「本を閉じるべき」と一部読者に訴えるシーンがしつこくて本当に閉じてやろうかと思いました…
そこまで読めば先は気になるって状態ではあるので結局読んでしまう辺り、西尾作品らしいのかもしれません

少女不十分 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.9
(3pt)

リアルよりもアンリアルがリアルな僕たち

この小説は自伝を謳ってるけど、物凄くアンリアル。多分創作だろうしね。でも、アンリアルなのにリアルだと思ってしまう、不思議。多分、彼の凄さ。この小説も、そう。恐らく、現実の方が嘘っぽいんからそう思うんですよね。僕が☆3つなのは、少し中途半端な気がした(ラノベ、エンタメ小説から文芸への宣戦布告にしては力不足)からと、西尾が大宰的な自伝小説が書きたかっただけなのかなと言う気がしないでもなかったからです。少しがっかりしたけど、西尾好きな自分は、まぁ楽しめました。色々と。彼が好きな人はよんでも損はないと思うよ。うん。あ、でも、うたい文句の「書くのに、10年かかった」ってのは、結果論だと思う。
少女不十分 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.8
(3pt)

新しい作風にトライした実験作。リアルを追求してリアリティを出し切れなかったのが敗因

まずカバーイラストのすばらしさに引き込まれました.西尾作品の中ではベスト1です.本作は今までの西尾維新を壊して、新しい物を作ろうという実験的な小説?です。出だしは10年目を迎えた作者の自分自慢エッセイに始まり、過去の事件について語られていくのですが、その事件の内容が現実的でフィクションかノンフィクションかあいまいな表現になっています。また文章もストーリーもかなり崩して書かれており、一貫性がなく、主人公の心情にも共感できず、いったい何やってるんだろうと最後までイライラする展開でした。リアリティを持たせるための演出と思いますが成功しているとは思えません.壊れた少女のキャラ設定はよくできていて序盤はだいぶ恐ろしいのですが、拉致されてからは主人公のとぼけた対応が理解不能で緊張感をなくしています.特に主人公が少女に物語を聞かせるシーンはしらけます.かなり重たい内容(虐待、ネグレクト)なのに踏み込んで描かれていないので、「物語ではなく嘘」になっています.マンネリ化を防ぐために新しいことにトライすることは必要ですが、今回は失敗作でした.
少女不十分 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.7
(3pt)

西尾さんにしてはまともな文章だけど・・

いつものような軽快な語り口でも超展開でもなんでもない。
半自伝といわれ、表紙にも本人が小説ではないと書いてある。そこを前提に購入を考えるべきです。

内容は完全にファン向き
そして製本されるのがおこがましいみたいにかいてあるがまさに。
よく担当からOKでたような内容。ネームバリューがなきゃまったく売れません。
逆にあるからこそ出せる変わった作品。

なぜ小説家になったのか、目指していた頃の話が嘘か真かあいまいなまましるされている。
前半は現在の自分に対する評価で占めている。独自の小説家論も展開。誰も聞いてねえよといわれればそれまで。
しかしこれを買う人間はそんなことはいわない。
本筋も薄っぺらく、あらすじは1行で書ける。だから山場もなにもない。それは作中でも自身で言及してる。
だから余計にどこまで実話なのか真偽のほどがわけわからなくなる。狙ってるんでしょうけど。
相変わらず話がそれることが多いのでもっと薄い本であっさりと独白してほしかったかな。

西尾氏本人の傷物語であり、完全な見せオナニーかつ実験的な作品。
評価が非常にこまる。小説としてはつまらないんだけど・・そういう次元のじゃないというか・・。
嘘も混ぜた散文なんすよね。要するに。それを小説っぽい感じでだすのが作者らしいのか。

少女不十分 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.6
(3pt)

『あなた』へと向けられた1冊

久々となるノンシリーズ作.元々,好みが分かれる作風ですが本作はそれ以上の印象で,
著者の作品を多く読んできたファンでさえ,困惑する方が出てくるのではないでしょうか.

作品はある小説家の一人称視点,自らの原点という10年前の出来事を回想する流れで,
『原点回帰』のキーワードに始まり,著者自身をイメージさせる描写がかなりあるなど,
自叙伝の様相を見せながらも,エキセントリックなやり取りがこれをほどよくぼかします.

しかし,プロローグと称される前半の100ページほどが結構なハードルにも感じられ,
一つのことを語れば,それ以上にそれにまつわるあれこれを語ることがあったりして,
あえての演出だとは思うのですが,冗長を重ねるこのパートはボリューム以上の疲れが….

ただ,後半には動きも出てきて引き込まれ,先送りを繰り返す小説家への妙な親近感,
少女が少しずつ覗かせる幼さ,理解できない彼女の行動原理が明らかになっていく様子,
そしていささかベタながら,やり切れなさからの温かい最後はやはり西尾作品と言えます.

結局,西尾さん本人,また実際にあった出来事なのかというのはハッキリしませんが,
終盤にて語られる『お話』の数々,そしてその『お話』に込められた『メッセージ』は,
間違いなく西尾さんの言葉であり,読み手の『あなた』へと向けられたものだと感じます.

節目,新たな決意,路線変更など,いろいろな言葉が浮かんでは消える読後感ですが,
この作品を送り出した著者が,これから見せてくれるのはどのような世界なのでしょう.
続いているシリーズ物が終わり,その後に生まれる新しい物語が良くも悪くも楽しみです.
少女不十分 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.5
(3pt)

どこまでが真実?

同氏の物語シリーズや戯言シリーズ、めだかボックス等の大ファンだったこともあり、大変期待を抱いて購入しました。

読んだ感想ですが、正直に申し上げて、到底面白いと言える作品ではありませんでした。
西尾氏によく見られる、読者を楽しませようというエンターテインメントな作風はどこにもありません。

しかし、「面白くない」からといって切って捨ててしまうには少々勿体無い魅力が、本書には確かにありました。

主人公は三十路を迎えた小説家であり、この主人公が十年前に経験したとある事件を、巻末までただ淡々と書き連ねてあります。
物語自体は正直つまらないものなのですが、自伝のように語られる文章からか、まるで主人公=西尾維新氏なのではないかという予感が漂ってきます。
ラストには同氏のシリーズ読者でないと分からない仕掛けも用意してあり、いよいよこれは本当に自伝なのではないか、と疑ってしまうような作品になっています。

どこまでが西尾氏が経験した事実で、どこからが創作された物語なのか。はたまたこの物語自体がそもそも創作されたものなのか。
そういったことを考えながら読み進めると非常に感慨深いものがある、変化球な一作でした。
少女不十分 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.4
(3pt)

新参としての感想

西尾維新の名は知っていても作品に触れる機会がなかったので、集大成という売り文句に誘われ試しにと買ってみました。 結論から言うと、「要約すると面白い」と思います。 ただ、一つ一つの展開にいちいち回想というか、「今思えば」が多くて全然先に進まない… 途中で「本を閉じるべき」と一部読者に訴えるシーンがしつこくて本当に閉じてやろうかと思いました… そこまで読めば先は気になるって状態ではあるので結局読んでしまう辺り、西尾作品らしいのかもしれません
少女不十分 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社文庫)より
4062932466
No.3
(3pt)

新しい作風にトライした実験作。リアルを追求してリアリティを出し切れなかったのが敗因

まずカバーイラストのすばらしさに引き込まれました.西尾作品の中ではベスト1です.本作は今までの西尾維新を壊して、新しい物を作ろうという実験的な小説?です。出だしは10年目を迎えた作者の自分自慢エッセイに始まり、過去の事件について語られていくのですが、その事件の内容が現実的でフィクションかノンフィクションかあいまいな表現になっています。また文章もストーリーもかなり崩して書かれており、一貫性がなく、主人公の心情にも共感できず、いったい何やってるんだろうと最後までイライラする展開でした。リアリティを持たせるための演出と思いますが成功しているとは思えません.壊れた少女のキャラ設定はよくできていて序盤はだいぶ恐ろしいのですが、拉致されてからは主人公のとぼけた対応が理解不能で緊張感をなくしています.特に主人公が少女に物語を聞かせるシーンはしらけます.かなり重たい内容(虐待、ネグレクト)なのに踏み込んで描かれていないので、「物語ではなく嘘」になっています.マンネリ化を防ぐために新しいことにトライすることは必要ですが、今回は失敗作でした.
少女不十分 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社文庫)より
4062932466
No.2
(3pt)

西尾さんにしてはまともな文章だけど・・

いつものような軽快な語り口でも超展開でもなんでもない。
半自伝といわれ、表紙にも本人が小説ではないと書いてある。そこを前提に購入を考えるべきです。

内容は完全にファン向き
そして製本されるのがおこがましいみたいにかいてあるがまさに。
よく担当からOKでたような内容。ネームバリューがなきゃまったく売れません。
逆にあるからこそ出せる変わった作品。

なぜ小説家になったのか、目指していた頃の話が嘘か真かあいまいなまましるされている。
前半は現在の自分に対する評価で占めている。独自の小説家論も展開。誰も聞いてねえよといわれればそれまで。
しかしこれを買う人間はそんなことはいわない。
本筋も薄っぺらく、あらすじは1行で書ける。だから山場もなにもない。それは作中でも自身で言及してる。
だから余計にどこまで実話なのか真偽のほどがわけわからなくなる。狙ってるんでしょうけど。
相変わらず話がそれることが多いのでもっと薄い本であっさりと独白してほしかったかな。

西尾氏本人の傷物語であり、完全な見せオナニーかつ実験的な作品。
評価が非常にこまる。小説としてはつまらないんだけど・・そういう次元のじゃないというか・・。
嘘も混ぜた散文なんすよね。要するに。それを小説っぽい感じでだすのが作者らしいのか。
少女不十分 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社文庫)より
4062932466
No.1
(3pt)

『あなた』へと向けられた1冊

久々となるノンシリーズ作.元々,好みが分かれる作風ですが本作はそれ以上の印象で,
著者の作品を多く読んできたファンでさえ,困惑する方が出てくるのではないでしょうか.

作品はある小説家の一人称視点,自らの原点という10年前の出来事を回想する流れで,
『原点回帰』のキーワードに始まり,著者自身をイメージさせる描写がかなりあるなど,
自叙伝の様相を見せながらも,エキセントリックなやり取りがこれをほどよくぼかします.

しかし,プロローグと称される前半の100ページほどが結構なハードルにも感じられ,
一つのことを語れば,それ以上にそれにまつわるあれこれを語ることがあったりして,
あえての演出だとは思うのですが,冗長を重ねるこのパートはボリューム以上の疲れが.

ただ,後半には動きも出てきて引き込まれ,先送りを繰り返す小説家への妙な親近感,
少女が少しずつ覗かせる幼さ,理解できない彼女の行動原理が明らかになっていく様子,
そしていささかベタながら,やり切れなさからの温かい最後はやはり西尾作品と言えます.

結局,西尾さん本人,また実際にあった出来事なのかというのはハッキリしませんが,
終盤にて語られる『お話』の数々,そしてその『お話』に込められた『メッセージ』は,
間違いなく西尾さんの言葉であり,読み手の『あなた』へと向けられたものだと感じます.

節目,新たな決意,路線変更など,いろいろな言葉が浮かんでは消える読後感ですが,
この作品を送り出した著者が,これから見せてくれるのはどのような世界なのでしょう.
続いているシリーズ物が終わり,その後に生まれる新しい物語が良くも悪くも楽しみです.
少女不十分 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 少女不十分 (講談社文庫)より
4062932466