図書館戦争
評判
図書館戦争の評価:
3.60/5点 レビュー 291件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全243件 121〜140 7/13ページ
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図書館戦争の評価:
3.60/5点 レビュー 291件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
これはあくまでも近未来日本が舞台であり、小説なのです。現実と対比しても、あまり意味はないのでは、と私個人は思いますが。
『本を守るために戦う』って? そんなんあり得ねえ!!
そう思う人はいると思いますが、どうか先入観で判断しないでください。
そんな「あり得ないだろ」設定の中に、ちゃんと作者・有川浩の、現実社会への問題提起がされているんです。
『図書館内乱』……耳の不自由な毬江ちゃんに、小牧が難聴者の出てくる「レインツリーの国」という本を紹介するが、
それが「難聴者への配慮に欠ける」行動であると、メディア良化隊に査問会にかけられてしまう。
毬江ちゃんが協力し、小牧は無事解放されますが、これはとても大きな問題だと思います。
自分の勝手な思い込みで、人を判断してしまうことはありますよね。
でもそれが、誤解だったら?
差別は、もっと大変なことになります。
きっと有川さんは、そういうことを懸念しているのではないでしょうか。
『図書館危機』……茨城県立美術館で、メディア良化隊に狩られるであろう作品を展示することになり、特殊部隊が
応援に行くことになる。しかし、そこは荒れ放題で、良化法賛同隊がいるような有様だった。
その上、銃を持つことでは何も解決にならないと言い張る、「無抵抗者の会」という団体が
特殊部隊に銃を持つなと叫びたてる。
「無抵抗者の会」の彼らは、「銃を持たないことで対話は生まれるのです!」「あなたたちは敵とはいえ、同じ人間をあのような惨状にして…」
「銃をもって、英雄にでもなったつもりか、あんたらは!!」などと、作品を守るために戦った特殊部隊や茨城の図書隊の彼らに言います。
ですが、誰も、銃など持ちたくないのです。自分の手で人を殺めるなんて、普通はしたくないでしょう。
それを彼らは、表に立って自分の手を血で濡らしてまで、戦っている。
私は、英雄になったつもりかだなんて、言えません。
「無抵抗者の会」の彼らの言葉を見ていて、とても悲しく感じました。
自分たちは戦えないくせに、人が自分たちのために戦って人を殺めることを、声高に否定するなんて。
戦う人たちはきっと、守るべきものがあるから、戦っているのだと思います。
図書隊の彼らにも、家族はいるし、愛する人だっている。
それは、良化隊だって同じ。
だけど、そんなことを考えていたら、自分たちが先にやられてしまう。
「自分がやられるより、先にやれ」
郁は、そんなことを考えていました。
戦うって、生半可なことじゃないんです。
殺したくない、でも先にやらなければ殺されてしまう。
矛盾と戦わなければならないんです。
多分、そんなことを、有川さんは思って書いたのだと思います。
自衛隊モノを描いていたからこそ。
ただ、ずっとこんな話ばかりでは飽きるだろうと、ラブコメ要素も入っているわけです。
ラブコメだけど、それだけじゃない。
これは―――、『戦闘ラブコメ』だ。
これを読むときに、ラブストーリーのところだけを見るのではなく、
有川さんの想いも、是非、感じ取ってほしいと思います。
随分長くなってしまいましたが、この私の拙いレビューを読んでくださった方、どうもありがとうございました。
私は有川作品は好きなので、また、どこかで。