警官の血

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評判

警官の血の評価:

4.22/5点 レビュー 106件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.22pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全121件 41〜60 3/7ページ
No.81
(3pt)

taka

上巻はとても面白く、すぐに読了。それにくらべると下巻は今一つ・・・。勿論、上巻で起こった出来事の謎解きがされる部分があるのだから筝感じるのかもしれません。
警官の血〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈下〉 (新潮文庫)より
4101223238
No.80
(5pt)

警官とは?

一気読みしてしまったので、上下巻の読後感になります。

 物語は、戦後間もなくの東京、上野近辺から始まります。
 祖父が携わった駐在の仕事、民雄があこがれた駐在の仕事。
民雄が携わった潜入捜査。そしてようやくたどり着いた駐在の
仕事。和也が携わった加賀谷の仕事。そして和也が辿り着いた
加賀谷との結末、三代にわたる因縁。
 祖父の駐在時代が終わると、物語は比較的速やかに進行します。
流れの加速感が、佐々木さんらしくて良好。

 大河ドラマ、と解説に銘打ってありますが、大作です。
 確かに、これがばらばらだとあんまり面白くならないし、
尻切れトンボ的な作品になったかもしれません。
 大体、一人一人に一つの事件、三人共通の一つの事件という
構成。最後の和也と加賀谷の事件は、他の作品でも使われていた
ネタかもね。三人を紡ぐ糸の行方が、あまりにも呆気ない結末。
潜入っていう一つ共通点はありますが、全体がバラバラな感じ。
 ま、そんな不満はありますが、それはそれ。
 警官ものが得意な佐々木さんの秀作です。
 すごく感動したかというと、ちょっと疑問ですが、面白かったか
と聞かれれば、まあまあ面白かった。と答えます。
 85点。
 恋人に裏切られた感触が、あまりにもよく伝わっちゃうところが、
物凄く不思議な作品でした。
警官の血〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈下〉 (新潮文庫)より
4101223238
No.79
(4pt)

歴史小説を読むような感覚で、市井の警官の話にのめりこめた

前半はまったりとした進み具合で、
徐々に物語が進んでいき、
いつしか、どっぷりとはまっていた。

すごい作品だと思った。
歴史小説を読んでいるような感覚で、
市井の警官の三世代の話に入り込めた。
警官の血〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.78
(4pt)

女性の描き方が惜しい・・・

とても面白く読ませていただきました。本書の主人公はもちろん3代にわたる警察官で、父・子・孫とそれぞれ個性も実にうまく描き分けられていて、力のある作家だと思いました。ということで、もちろん、主人公たる3人の警察官が実によく描けていたのでよいのですが、惜しむらくは、佐々木氏は女性を描くのがイマイチかな。3人の警官の際立っていることに比べて、奥さんが実に地味な描かれ方で、しかも、もう一巻分追加してもよさそうなほど伏線が張られていながら、尻切れトンボの感がぬぐえません。たとえば清二の妻の多津がどうやって2人の子供を育てたかとか、民雄の妻となる順子がどうして民雄に惹かれたのか、そしてDVを振う民雄との毎日をどう感じていたのか、民雄の死をどう感じたのか、和也の恋人の由香は和也のどこに惹かれたのか、そしてなぜこうもあっさり裏切ることになるのか、など、せっかく個性的な脇役が出てきておきながら、もったいないなぁ・・・、という気がしました。もちろん、骨太のメインストーリーは素晴らしいので、ないものねだりだとは分かっていますが・・・。
警官の血 上巻 Amazon書評・レビュー: 警官の血 上巻より
4104555053
No.77
(5pt)

切なくなります

戦後のお巡りさんの生活や職人ともいえる職業意識に感動します。
時代背景や事件の経過などみんな一生懸命だったのだなと思わせる普通のミステリーとは一線を隔す小説です。
警官の血〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈下〉 (新潮文庫)より
4101223238
No.76
(5pt)

佐々木ファンです。

制服捜査から入って、笑う警官で大ファンになってから読みあさっています。警官の血は上下巻あり、親子3代が警察官になる話です。昭和(終戦直後)のころから現代までの時代背景の移り変わりとともに警官の仕事も移り変わり、そして3人とも警官組織に人生を翻弄されるような、複雑な想いが錯綜するストーリーです。読み応え十分。
警官の血〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈下〉 (新潮文庫)より
4101223238
No.75
(5pt)

評判通りの素晴らしい作品

戦後まもなく警官となった祖父清二、公安のスパイとして心身ともに崩れていった父、民雄、そして、和也はいきなり素行の悪い上司を観察にうるべくスパイとして公務につく。親子三代にわたって警官になった一家の警官の職務への忠誠と葛藤。祖父が謎の死を遂げるが、ゲイの連続殺人を追っていた彼がなぜ死んだのか、職場を離れた上での自殺という形で不名誉な扱いを受けたことを、民雄は納得できずその謎を追う。彼も結局不可解な死を遂げるが、その謎を追うのが和也だ。彼が監察のスパイとして上司を追う場面がこの作品でもっとも面白い。ある意味、前半のやや抑揚のない作品の流れが嘘のように、話が進んでいく。彼もやがて過剰捜査の中で監察に捕らわれるが、彼がその監察と対決する場面がある意味この作品のテーマである。警官は大きな悪を追うためには何処まで小悪を許されるのか。彼は祖父や、父と異なり、もっと世慣れており、また頭も切れる。巧みな脅しとコネを上手く使い、巨悪を追いかけていく。後半の部分でこの作品が2007年度の「このミス」第一位になったことが納得される。ちょっと小さな挿話も話の落ちがついてくる。
あまり好きではなかったこの作者ではあるが、この作品で私も彼を見る目が変わったように思う。
警官の血〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.74
(5pt)

おもしろいです。

この作者の北海道警シリーズが好きで集めています。状態がきれいで満足です。
警官の血〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈下〉 (新潮文庫)より
4101223238
No.73
(5pt)

おもしろいです。

この作者の北海道警シリーズが好きで集めています。状態がきれいで満足です。
警官の血〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.72
(4pt)

ミステリ・・・なんだろうか

祖父清二の深い愛情が強く印象に残ってます。民雄、和也と世代が変わると共に時代が移ろい、戦後の混乱期を、まさに「生きた」時代から、バブルで踊った「活きた」時代まで、その匂いがとても良く伝わってきました。ミステリとしてはあまりにも判り易く、「謎を解く」と言う楽しみはほとんどありませんでしたが、先にも書きましたが、時代の流れと、人の価値観と、そんな事がとても深く書き込まれていて、思わず読み進んでしまいました。
警官の血〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈下〉 (新潮文庫)より
4101223238
No.71
(3pt)

面白いが・・・

若干、終盤は話の展開が早過ぎた感があります。2部作なので仕方がないとは思いますが、上巻に比べると個人的にはちょっと物足りない印象を受けました。しかしながらこの作品を読んで作者の他の作品も読むきっかけにはなりました。
警官の血〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈下〉 (新潮文庫)より
4101223238
No.70
(2pt)

狂気の警視庁に翻弄される警官三代・・・

敗戦後すぐ、食い詰めて警官になった初代主人公の変死を皮切りに、
警視庁内の異常性・汚い闇仕事で、人生を狂わされる警官一家の年代記。

社会を守る警官という仕事を三代続ける事の誇り・意義をうたいあげるような、
感動的だったり渋かったりかっこいい話ではまったくありません。

知名度も高く、世評も高く、大型テレビドラマにされたりしてますが、
なんか宣伝やここでのレビューの数々と読んでみた内容がずいぶん違いますね・・・・。
物語の縦糸となる初代主人公の変死の真実も下劣でくだらなく、
ミステリらしく知って膝をたたいたり、昭和史と絡んだ驚きなんてものはないです。

三代目和也は祖父・父・自分とあんな目にあって、事実を知っても
よく警官って仕事に執着し続けるなぁ。続編出たし。
こんな屑仕事から、とっとと転職した方がいいと思うんですけどね。

例によって佐々木作品おなじみ、「さっさと死ね、地獄に落ちろ」と言いたくなるような、
人間の屑の警官が登場します。
・・・作者は何か警察に恨みでもあるのでしょうか。

これ読んだ後だと、もちろんフィクションですが、警官見たり交番見ると顔背けたくなりますね。
マトモな警官がこの世に一人もいない気がしてきます。

そういう意味ではインパクトのある作品ですが、どういうミステリファンに勧めていいか困ります。
うーん、
・警察嫌いの人・若年者に警察の異常さを啓蒙したい世代の人・警察を今まで完全に信用してた人
でしょうか?

私、警察小説でくくられるジャンルはこれが初なのですが、
ミステリ+警察の暗部+ハードボイルド+アクションの「新宿鮫」シリーズの方が
警察を舞台にしたエンターテイメントとしてバランスがずっといいですね。
警官の血〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.69
(5pt)

戦後の色んな時代の世相や犯罪事件を時系列に追いながら、その時代時代に生きた人の熱い気

最近、難しい新書ばかり読んでいて疲れたので、「このミステリーが凄い」の裏表紙を立ち見して、過去のグランプリ作品からアットランダムに選んで読み始めた作品。親・子・孫の三代に渡って上野〜谷中の界隈で警官になった3人のそれぞれのストーリーを追った作品だが、目茶苦茶面白かった!上下巻ある小説なんて読み切れるかなあ、と読む前は思っていたが、下巻の中盤を過ぎた頃からはあとちょっとで終わるのが寂しいと思いつつも、先のストーリーを読みたい欲望を抑えきれないまま読み続けた。
 面白いポイントは、戦後の色んな時代の世相や犯罪事件を時系列に追いながら、その時代時代に生きた人の熱い気持ちを追体験できるところだろう。特に、2人目の主人公が絡む学生運動の頃の事件は、非常に興味深く読み応えがあった。
 読みやすくて面白い、警官ものの小説を読みたい人にお勧め。
警官の血〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.68
(5pt)

親子3代で警官になった男の人間ドラマ

文句なしに面白い。

ハッピーエンドかバッドエンドかで片付けられる簡単な話ではない。

親子の関係、正義とは、仕事とはなど、色々なことを考えさせられたヒューマンドラマだった。
警官の血〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.67
(5pt)

繰り返し読んでも興奮を新たにしてしまう

やはり大傑作。
本作の後日談にあたる『警官の条件』を読んだ余韻で、
もう一度読みはじめたら、途中でやめることができず、
最後まで読みきってしまいました。

上巻は、兵役体験のある清二と、その子民雄が主人公。
民雄は昭和40年代の学生運動最盛期に成人する。
下巻は、民雄と、その子和也が主人公。
時代は昭和から平成へと移り、犯罪者の質的変化、
警察機構の軋みなどが、存分に盛り込まれてゆく。

もし、ミステリーとして評価されたのなら、それはそれでいい。
しかし、犯人捜しだけに限ったら、大抵の読者は途中で、
「誰か」に(あるいは「なぜ」にも)気づくはず。
だからといって、この作品が二流なわけでは、決してない。

かつて自分は、この上下2冊を、戦後日本人が備えていた
「種」が、半世紀をかけてじりじりと変容し、
脆弱になりながらも、継承し続けた遺伝子の尊さ、
……その軌跡を描いた“博物誌”として読んだ。
再読してみて、その感銘をいっそう新たにした。
警官の血〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈下〉 (新潮文庫)より
4101223238
No.66
(5pt)

人生を読む

ミステリーにとどまらない、壮大な作品。伝記ともちょっと違う「人生を読む」そして「警官の血」の物語です。
読み終わったときにタイトルの深さが染込んできました。タイトルはこれ以外ありえないでしょう!
これほどのボリュームで、かつ重厚な筆調であるにも関わらず、一気に読んでしまう勢いを持っています。

起こったことを書いているだけ、会話を並べているだけ、のような読みやすい文章を求める方にはお勧めしません。
小説という手法でなければ描けないすばらしい作品です。
警官の血〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.65
(4pt)

味わえるその時代の空気感が心地よい。

警官の血、そのタイトルに違わず、
地味なストーリーだが、味わえるその時代の空気感が心地よかったです。
戦後を通して発展してきた日本。
警察官という職業を選んだ人のストーリー。
それが3代続いていく。
時間軸としてはかなり長い。
清二の職を選んでいく姿が現代と違った価値観がよく伝わってきました。

ミステリー要素が少し稀釈と思われるが、「どうなってしまったのか?」と思った話しについて
それなりに下巻に入ってから結末は気になってくる程度の読み応えはありました。

ヒーローものでもなく、派手さ、スリリング感も無いが
物語として矛盾もなく筋が通っているので、読んでいて興ざめしてしまうことはありません。
映画にもなった同著の「笑う警官」とは全く違った警察もの小説です。
この小説の主人公となる3人が決して警官として珍しい人生であったのではなく、
警官であることだけで、普通のサラリーマンとはかけ離れた人生となってしまうのかと思いました。
警官の血〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.64
(5pt)

正義の源泉は悪であり、悪故に成立する。

物語は、はぐれ刑事純情派からあぶない刑事へというように変革し、最後は人間学・正義の意義についての考察へと進展していきます。

毒は毒をもって制するという加賀谷編は、これまでの人情劇とは異なり非常に興奮しました。ただ警察組織の闇を暴くのではなく、人間の性を絶妙に描いてもいるので読者を飽きさせません。

安城家は、三代かけてようやく警察組織の中枢に食い込み、そこで思いもよらない事実を知ることになります。これは読者の予想をいい意味で裏切るでしょう。そして、和也の変貌にも愕然とすることでしょう。さらに、正義とは何か、事件とは何か、もっと言えば、全ては誰かにつくられたシナリオなのか、ということを考えさせられるでしょう。

ここまで深い内容だとは正直思っていませんでした。やっぱりかと思いとやっぱそうだったかという失望にかられつつも、正義とはやはりそういうものではなかったと確信を抱けました。本当に面白い本でした。期待以上でした。
警官の血〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈下〉 (新潮文庫)より
4101223238
No.63
(5pt)

警官に対するイメージが変わった。

職場の上の人がこの本は面白いよと何かの時に言っていたのを思い出し購入しました。

民雄編に入ってからは舞台が北海道に移り、それも影響してか瞬く間に最後まで読んでしまいました。

日本人が牙を失っていない時代、思想の甘美に酔いしれる人、公安という存在、そして、組織に翻弄される人間。

何というか、単なる一辺倒ではない正義、そして、苦悩する人間、壊れゆく人格、人間という存在を警官を通して描いている作品だと思いました。

そう、こういう人間学的ドラマを私は求めていました。

本当に面白い作品です。感銘を受けました。お勧めです。
警官の血〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X
No.62
(4pt)

面白い

これはミステリーというより警察小説です。
謎は弱いですね。すぐわかりました。
でも、警察官三代の物語としては重厚で、
読み応えがあったと思います。
若干、最後の和也のお話があっさりとしすぎていて
物足りなさも感じましたが、
全体として満足なデキでした。

警官の血〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 警官の血〈上〉 (新潮文庫)より
410122322X