大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。

「馬鹿圭太!」「だれが馬鹿だっ!」仲間とののしりあう、そんな日常。

ネット上に突如現れた「坂本龍馬」。「日本の洗濯」を宣言した「龍馬」は、防衛庁への賄賂を噂される大会社の社長を東京で射殺。

少女の脳内で起こる殺戮と陰謀。斬新な着想と抜群の筆力…驚異の新人が登場!第八回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

東京ディズニーランドのバイトになった21歳の若者。友情、トラブル、純愛…。

名画展を手伝うためにベルリンに赴いた美術館学芸員クリス・ノーグレン。

時は幕末の動乱期。御蔵島にアメリカの商船が漂着した。

80歳を過ぎた今、70年前の夏の出来事を思い出す―11歳のぼくは暗い森に迷い込んだ。

ロンドンで探偵事務所を開いたメイジーの初めての仕事は、上流婦人の浮気調査だった。

巨大邪悪都市アイソラは犯罪に満ち満ちて、キャレラたち87分署の面々は休む暇がない。

二十年前の破滅的な隕石落下により、大阪は異形の街と化した。

古代より伝わる「死の歌」は僕たちの世界を滅ぼすのか?乳幼児ぽっくり病の取材を進める新聞記者ストリーターは奇妙な事実に突き当たる。

西暦２００６年、水星から突如として噴き上げられた鉱物資源は、やがて太陽をとりまく直径８０００万キロのリングを形成しはじめた。

東京、大阪、そして京都。

サンフランシスコ近郊の研究所に勤める博物学者・宇佐見護博士は、紅茶を飲みながら思索をめぐらし、幻想の旅に出る。

幼なじみの結婚パーティ。連れてったのは嘘の恋人。

短篇、掌篇の名手にして、当代最高のアンソロジスト井上雅彦自選短篇集。

北朝鮮のコマンド9人が開幕戦の福岡ドームを武力占拠し、2時間後、複葉輸送機で484人の特殊部隊が来襲、市中心部を制圧した。

さらなるテロの危険に日本政府は福岡を封鎖する。逮捕、拷問、粛清、白昼の銃撃戦、被占領者の苦悩と危険な恋。

愛犬ドン・ファンと一緒に遊園地で遊んでいた亜由美は、拳銃を持った日本人女性と外国人男性のカップルに誘拐されてしまう。

人はなぜ人を殺すのか――河内音頭のスタンダードナンバーで実際に起きた大量殺人事件＜河内十人斬り＞をモチーフに、永遠のテーマに迫る渾身の長編小説。

追いつめられた人間はどんな行動をとるのか?ミステリの鬼才ハイスミスの心理描写の達成を示す傑作短篇集。

時は1875(明治8)年、乾ききったアリゾナの地に、稀代の早撃ちガンマンが訪れた。

拡大を続けるオゾンホールを食い止めるため、化学物質ウェアジゾンが開発された。しかし、それは思わぬ副作用をもたらすことに。

幻にしておきたかった自主映画だとか突然のヒトメボレ告白、雪山で上演された古泉渾身の推理劇や朝比奈さんとの秘密のデート。