コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

小学六年生のユウたちは、先生から厳守するよう言われたルールを体育館裏でこっそり破る――。

大阪の住吉大社近くで、亡き夫から引き継いだ「たこ焼き屋」をひとり営む岸本十喜子。

小六の息子の授業参観で母校を訪れた幹太は、自分がこの小学校に転校してきた時の奇妙な出来事を思い出す。

「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日からだよ」 今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと。

小川春香、16歳。3歳で母に捨てられた彼女は、育ての親である祖母も亡くし、正真正銘のひとりぼっちだ。

池袋署管内で、病院勤務のソーシャルワーカーが殺された。

茶碗、豆皿、丸ちゃぶ台ここは想いが集う場所。

池袋署管内で、女性のバラバラ死体の一部が発見された。

就職活動がうまくいかず自分を見失っていた大学生の砂羽。

その年の競馬学校新入生は、個性派揃い！騎手の息子魁人は、父の威光を鼻にかけない天真爛漫なアニメ好き。

空手部の選抜出場を応援する校内のポスターが、何者かによって破られた。

昭和五〇年代の春、高校生の十喜子は大阪の住吉大社の近くのお好み焼きと焼きそばのお店「フクちゃん」でバイトに励んでいた。

大阪の住吉大社近くで、たこ焼き屋をひとり営む岸本十喜子。 永らく失踪していた息子颯が、ひょっこり戻ってきた。

大好きな従姉の転落死に不審を抱く大学生・高文は、彼に片思いするフリーター女子・来宮を“助手〞に真相を探っていく。

2010年10月。宮城県の港町に暮らす高校2年生の小羽は、統合失調症を患う母を介護し、家事や看病に忙殺されていた。

あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか？ 前作に続き、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが 不可解な間取りの謎に挑む。