元目付で剣の達人である愛坂桃太郎は、愛する孫の桃子の平穏を守るため、摩訶不思議な事件の数々を解決してきた。

その幇間と遊んだ客はなぜか数日以内に非業の死を遂げる。紙問屋大松屋の若旦那が溺死。

大地震の被害を受け、江戸の治安は乱れきっていた。

とある神社で殺しが起きた晩、神社の狛犬が別の犬の像に置き換わった。

大川の小舟で発見された心中死体は、別々の事件で死んだはずの二人だった。洗い直すと怪しいことばかり。

始めは深川、次に神田の床屋で身元不明の首無し遺体が発見された。

将軍家重の治下、江戸に流れ込む者が増えた。

浅草橋近くにある海産物問屋〈三陸屋〉が、朝になるのに戸が開かない。

大身の旗本・山崎主税助の屋敷の池に妙な生き物が棲んでいるとか。

火事が多発する江戸。廻船問屋の宴に巨大な顔の怪かしが出現。

おみくじを引いたら大凶ばかり、墓からは死人が化けて出るし檀家は落ち目になる一方という深川の題経寺。

謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋—— 間取りの謎をたどった先に見た、 「事実」とは!? 知人が購入を検討している都内の中古一軒家。

江戸に名探偵、参上! 石見国で藩を揺るがす陰謀に巻き込まれてしまった永見功兵衛。

新人ナースエイドの桜庭澪は、星嶺大学医学部附属病院の統合外科病棟に配属された。

幕政改革に邁進しようとする八代将軍・徳川吉宗の先兵として奔走する惣目付の水城聡四郎。

シリーズ累計35万部突破！ うまいものには“謎”がある!? みたらし団子、猪鍋、菜の花飯……旬の女性時代作家による江戸の料理×人情アンソロジー 「福袋」（朝井まかて） 妻と離縁をしたいが、持参金を使い切ったために別れられずにいる乾物屋の旦那。

神田界隈で、一家全員が突然、唄い踊り出していなくなるという事件が相次いだ。

鋭い味覚と嗅覚で江戸の事件を解決! 前代未聞の「寿司ミステリ」 日本橋で寿司屋「すし銀」を営む銀蔵は、かつて定廻り同心だった。

夕闇迫る江戸の町で、懐の大金を失くし茫然と橋から川面を眺める同心。

いま話題の女性時代作家が勢ぞろい！ 桜、あじさい、朝顔、菊、椿……言葉にできない思いを花に託した、美しくも切ない時代小説アンソロジー。

田安徳川家の御曹司でありながら、身分を隠して同心見習いとして働き、江戸の町の平和を守るべく奮闘する徳川竜之助。

なびきは幼い頃に親兄弟とはぐれ、神田に煮売屋を営む久蔵に引き取られた。

江戸の町、竹林に囲まれたしもた屋で、産んではいけない子どもを孕んだ女たちを受け入れ、子堕ろしを行ってきた「闇医者」のおゑん。

かつて長崎の出島で、死闘の末に鬼藤蛇文を撃退した、くノ一織江。だが最凶の長州忍者は、再び姿を現した。

遊女たちの命を次々に奪う病の正体は！？-美濃屋の用心棒・甲三郎とともに、おゑんはその謎を追うが…。

江戸で起きた連続不審死！ 現代科学と蘭学のコラボレーションで謎に挑む―― 死体は何を語るのか!? 人気作家、推薦！ 時代小説とミステリ。

江戸の華〈祭り〉をテーマに人気時代小説作家が競作! 宮部みゆき「三島屋変調百物語」の最新作など、読み応え十分のアンソロジー。

将軍直属の隠密、お庭番の下忍である織江は、凄腕のくノ一。

悩み苦しむ市井の人々を助けるために、自ら封印していた風鳴の剣を解き放った徳川竜之助。

贋金造りの黒幕に迫る! シリーズ第二弾 本郷菊坂台にある「瑠璃堂」の女主人・千鶴の占いはよく当たると、少々高い見料ながら大評判だ。

上田秀人の超人気シリーズ最新刊! 目付を放逐せよ! 前将軍の生母・月光院の横暴を阻んだ惣目付・水城聡四郎。

最強の刺客・柳生全九郎との死闘を終え、いつも通りの日常に戻った南町奉行所の見習い同心徳川竜之助。

北辰一刀流を学ぶもののうちで異端と忌み嫌われる一人の遣い手が、葵新陰流の評判を聞きつけ、徳川竜之助のことを探り始める。

与力同心組屋敷がある八丁堀で、立て続けに、同心が殺された。

同心見習いとして江戸の町を駆け回る徳川竜之助のもとに、スリの親分であるさびぬきのお寅が訪ねてきた。

お上を恐れぬ威勢の良さで知られる国芳も、老いの戸惑いから、死への興味と、そして最後の恋への憧れが泡のように、ぽつぽつと浮かぶ。

日本橋本石町にある旅篭「長崎屋」で、腹を竹槍で無残に抉られた酉右衛門の死体が見つかった。

かねてから憧れていた同心見習いとなり、慌ただしくも充実した日々を送る御三卿・田安徳川家の十一男、徳川竜之助。

訴訟でやってくる者たちが泊まる＜公事宿＞のひしめく日本橋馬喰町。

浅草で雷を捕まえようとする大工の若い衆。深夜に突如炎上した有名な榧の木。

渋谷の南、白金あたりで立て続けに、裕福な家の若い娘四人が行方知れずとなった。およそ半月ほど前の話だという。

手の怪我から四カ月ほどして、徳川竜之助は柳生全九郎の死を知った。

星が降るような夜空の下、織江と初めて出逢ったのは、もう2年近くも前のことだった。

若い頃、肩に赤鬼の刺青を彫る無頼をしながら、六十二歳で南町奉行まで昇り詰めた名奉行・根岸肥前守鎮衛。

平戸藩の江戸屋敷に住む静湖姫は、微妙なお年頃のお姫さま。

失敗は絶対に許されない！ 国のため命を賭して大海を渡った遣唐使を描く歴史大作 西暦六六三年、日本の天智天皇は、唐と新羅に滅ぼされた朝鮮半島の国・百済を再興させようと四万の軍を送ったものの、白村江の戦いで唐に大敗を喫した。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

天下の日本橋。ふらふらと橋を歩く坊主頭がいた。

御三卿・田安徳川家の十一男で変わりものと評判の徳川竜之助。

売れっ子絵師・清麿の美人画に描かれ大人気となった町娘のおみねとおその。

「もの凄いモテ年になる」―。おかまの繁蔵の占いどおり、静湖姫の周りには次々と素敵な男性が現れていた。

お江戸は高田馬場の竹林に棲む、若くて美人で評判の月照尼（げっしょうに）の元には、人生相談に訪れる者がひきもきらない。

平戸藩の御船手方書物天文係の雙星彦馬は、三度の飯より星が好きという藩きっての変わり者。

精進料理の店「雲海」から魯明庵が出て来たという目撃情報を仕入れた魚之進。

かつて死闘の果てに打ち破ったはずの宿敵、柳生全九郎が生きていた…。

田安徳川家の御曹司という身分を隠しながら、南町奉行所の同心見習いとして働き、江戸の町を騒がす奇妙な事件の数々を解決すべく日々奮闘する徳川竜之助。