東京の片隅にある小さな神社で、管理人として細々と暮らしている青年・和己。

会社が倒産したため、着の身着のまま、東京の片隅にある神社に管理人として身を寄せることになった青年。

親を亡くし、親戚中をたらいまわしにされる不幸な少女、勇希。

中学校の卒業式を終えた日、ひと気のない海辺で自殺を図った少女・琥珀。

頼子が残りの房を口に放り込む。この果実の味を、彼女の顔が語っている。

かつてドヤ街と呼ばれた日雇い労働者の町は、いまや安宿とバックパッカーの町。そんな東京山谷で千花が暮らすようになって半年。

遠野の旅館「迷家荘」には妖怪をはじめ、いろんな人が集まる。

アンジェリス迎賓館で働くブライダルプランナー、間宮菫子。彼女のもとに、どこか秘密を抱えたカップルがやってくる。

かつて花街として栄えた四谷荒木町は、小さな稲荷神社を中心に美酒と美食が集まる大人の街。

ここは東京の下町、山谷と呼ばれるかつてのドヤ街。

調理師の実果は、念願の三ツ星レストランで働き始めた矢先にケガをして失業、恋人にも逃げられてしまう。

スーパーディレクターになりたいんです―大きな夢を抱いて「ザ・ショッピングTV」に入社したド新人、二十二歳。

地味なOL生活を送っていた美咲は、アイドルのようなルックスの若くお洒落な彼氏と付き合っている。

泣いて笑って喜んで、妖怪と心でつながる家族の輪 迷家荘に新たな珍客現る!? 司貴&童子コンビの過去を知る"女の子の座敷童子"、迷える可愛いさとり少女、好々爺のぬらりひょん。

紅染まる遠野に恋の季節が訪れる! 座敷童子コンビが贈る平成あやかし譚。 季節は秋。

切ない夜は、ここへおいで――。 疲れた大人を癒す、不思議な「絵本バー」へ。

遠野の老舗旅館「迷家荘」の番頭として平穏な日々を過ごしていた司貴の元に、突然担当編集者が会いに来た。

笑顔咲くあたたかい場所は、いつも優しい。

妖怪の集まるところに笑顔あり！　笑って泣ける、平成あやかし譚―― 作家として人生崖っぷちな妖怪小説家・緒方司貴が訪れたのは、妖怪と縁深い遠野の旅館「迷家荘」。

小説家の端くれ・緒方司貴のもとに遠野から謎の宅配便が届いた。

京の早春を花と灯りで飾る東山花灯路にて、狐の花嫁行列が妨害される事件が起こる。

澪人が作った対策チームの頑張りによって京都に平和が戻り、小春たちはミステリー研究会としての活動を再開した。

人気ファッション作りに、相撲勝負、柄杓探しにお菓子作り。今回も神様たちの御用はひと筋縄ではいかないものばかり。

おけら参りを控え、寒さが身に染みる京都の歳末。お隣に住む陰陽師・晴明さんは骨董鑑定のお仕事に足を運ぶ。

名湯探しに家探し、井戸からの脱出の手伝いに、極めつけは夫の浮気癖を治して欲しい!? 神様たちの無茶なお願いが、今回も御用人・良彦とモフモフ狐神・黄金を走らせる。

神様にだって“願い”はある! 神としての引退を望む、知恵の神・久延毘古命。しかし彼の眷属たちはそれに大反対。

ついに、未羽と颯人は恋人同士に。イケメン王子と夢の手つなぎ登校で学校中が大騒ぎ。

東京・吉祥寺の外れにある、さくらい動物病院。 若き院長の亜希のもとには、今日もいろいろな動物を連れた飼い主がやってくる。

石橋を叩いても渡らない心配性の高校生・中崎夕也はある夜、七不思議を司る精霊・テンコと出会う。

神様にだって“秘密”はある! 朝を迎えるごとに記憶を失ってしまう月読命。

犬や猫は人間の感情を察して寄り添ってくれるが、植物も同じ。植物にも感情や思考がある。

御用人シリーズ待望の4巻目は和歌山出張! 良彦と黄金のコンビが、古代紀国の謎に迫る! 毎夜、夢に現れ「忘れるな」と告げる女性に恐れを抱く神様・天道根命(あめのみちねのみこと)。

小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。

11月になり、『やおよろず』の辺りも寒さが厳しくなってきた。

晴れて御用人の本採用となった良彦。しかしやっぱり交通費はゼロ。

何やら思惑のありそうな孝太郎に連れられて、上京した良彦と黄金。

一月になり大学にも慣れてきた葵だが、京都郊外の伏見にある老舗酒造「幸谷酒造」で修業中の清貴とは、なかなか会えない日々。

声の色が見える僕は、透明な君に恋をした。

自分で殺した女の子に恋をするなんて、どうかしている。 「私、死んじゃいました。

日本各地で地震が頻発するなか、突如姿を消した黄金。

御用にバイトにと日々忙しく全国を飛び回る良彦と黄金。そんな良彦の元に、バイト先の清掃会社から正社員の打診があった。

その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。

大人気「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズ、三年ぶりの最新作! 京都の裏路地にひっそりと佇む珈琲店《タレーラン》。

シリーズ最大級の災難が降りかかる大人気ほっこりあやかし譚、第9巻!! たわわに実る稲穂も色づく豊穣の秋。

憧れの耕書出版に就職した高屋誠は、中高校生向け占い雑誌に配属される。 編集部は大阪支社で、住まいも未定。

新垣澪は、東京・丸の内の一流不動産会社「吉原不動産」の新入社員。

海里克也は保健室で目を覚ました。なぜここにいるのか?保健医の鏡司によると、階段で転んで気を失っていたらしい。

自分以外の人間が“ロボット”に見えるという紫色の瞳を持った中学生・毬井ゆかり。

もらい火によって全焼するも、ふたたび四谷のしんみち通りで開店したおでん屋「めぐみ食堂」。

猫たちが集う和菓子屋には、ほっこりもふもふ、おいしい秘密がありました。 見習い和菓子職人・杏崎かの子、22歳。

和紗が亡霊に憑りつかれた――!? 安倍晴明も関わる大騒動が勃発! 迷家荘の蔵から謎の絵画が発見され、手にした和紗が倒れてしまう事態に。

さらば、愛しの座敷童子。

高価な調度品が割れ、蔵の壁が従業員の上に崩れ落ち―老舗旅館を襲う怪事。

十日間にわたって盛大に催す予定だった北野大茶湯を、豊臣秀吉がわずか一日で中止にした理由は、実は桜の狂い咲きだった?「和の植物の博物館」を作りたいという実菜に、彼女の祖父が突き付けた条件は、その真相を探ること。