妖怪の集まるところに笑顔あり！　笑って泣ける、平成あやかし譚―― 作家として人生崖っぷちな妖怪小説家・緒方司貴が訪れたのは、妖怪と縁深い遠野の旅館「迷家荘」。

あの世とこの世の狭間にある黄昏のまち・幽落町にも冬がやってきた。

小説家の端くれ・緒方司貴のもとに遠野から謎の宅配便が届いた。

東京の有楽町と間違えて、おばけの町―幽落町に引っ越した僕・御城彼方。

黄昏と境界の街、幽落町に夏がやってきた。

両親を早くに亡くしたあかねは、５人の過保護な兄と暮らしている。

冬の気配が色濃くなってきた11月の京都。

京都の一角に佇む「桃枝骨董店」。

このたび晴れて大学生となり、独り暮らしを始めることになった僕―御城彼方が紹介された物件は、東京都狭間区幽落町の古いアパートだった。

「思わずスープが食べたくなる」と評判のスープ・ミステリー、第2弾です! 東京のとある場所で、早朝のわずかな時間に、ひっそりと営業しているスープ屋しずく。

「退職理由を自己都合から解雇に変えて!」元社員が怒鳴り込んできた。

社労士4年目のヒナコのもとに、家具会社のワンマン社長から、男性社員の育休申請の相談が持ち込まれた。

今日も今日とて、ゆるり営業中の『花月香房』だけど今日は…雪弥さんが、ちょっとおかしい。

大丈夫。思い出した約束があなたを癒す――。

学習塾からアルバイト講師の時間外労働の相談が持ち込まれた。

ところは福岡・太宰府市。参道でオルゴール店を営む32歳イケメン独身貴族、伊東秀。

涙も笑いもすべて受け止めて。人をつなぐ和菓子の物語、完結 浅草に夏がやってきた。

元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。

江戸時代から続く質屋・結城屋で祖母と二人暮らしの円は、美術学部に通う少しおせっかいな女子大生。

凪の家にいる黒猫のマネコは、とある事情から、まねき猫と猫の姿を行き来でき、言葉も交わせる不思議な存在だ。

新垣澪は、東京・丸の内の一流不動産会社「吉原不動産」の新入社員。

京都の寺町三条商店街の骨董品店『蔵』でアルバイトを始めた女子高生の真城葵。

蜂須賀恵理子は、悲嘆に暮れている。自慢の息子が痴漢行為を咎められ、逃げようとして地下鉄に轢かれ、死んだのだ。

大仏ホーム経理部のOL・阿久津麗子は、同僚の天野ゆいかを誘ってランチ合コンへ。

真実は絵の中に。呪いの絵画をめぐる美術ミステリー! 英国で図像学を学んだ千景は祖母の営む『異人館画廊』で暮らしている。

新たな年を迎え、賑わいを見せる京都。

兄の名前は汐崎正義、妹の名前は持田優羽。

東京に住む16歳の小春は、ある理由から中学の終わりに不登校になってしまっていた。

北海道・旭川の冬。僕・正太郎は、櫻子さんと親しい薔子さんに頼まれて、旭岳にある別荘に行くことに。

果てしない未来と、果てしない不安。甘いお菓子が、必要だ。

風采は上がらないが頭脳は明晰、発明家兼探偵の百栗柿三郎が、 大正時代の浅草を舞台に、難〈怪〉事件に挑む! 柿三郎を支えるのは、女中兼探偵助手の千代、居候の小学生・玉緒、迷い犬のハチ。

京都・清水寺の近くにある「華伊菜講」は、縁結びに関連したものを専門に扱う雑貨店。

平凡な高校生の正太郎と、鋭い観察眼を持つ骨フェチ美女の櫻子。

「悠貴君、デートしよう!」突然、禁断の告白をした美久。

京都、下鴨―。高校生の鹿乃は、旧華族である野々宮家の娘だ。

嘘をつく──それは、何を守るため? 風見高校に教育実習生がやって来た。

11月になり、『やおよろず』の辺りも寒さが厳しくなってきた。

高校二年生になった正太郎。

大仏ホームのOL・麗子は「トラブルが起こっている」の一言で、ランチの外食を渋る同僚・ゆいかを誘い出すことに成功。

北海道は旭川。僕、正太郎は、骨を偏愛する美女、櫻子さんと、担任の磯崎先生と共に、森へフィールドワークへ出かける。

塾には通いながらも不登校を続ける女子高生・遙。

藍の卒業を祝し、オカ研の面々は温泉に出かけることに。

夢に出てきた理想の男性。これこそ運命の人だと思い焦がれたOL月子の行動が思わぬ殺人事件を呼んで…。

骨が大好きなお嬢様、櫻子さんが、僕、正太郎の高校の文化祭にやってきた! けれど理科室でなんと人間の骨をみつけて……。

すべての構図が、見えました―― 美味しい謎を、いただきます! ランチ合コンにいそしむ阿久津麗子と謎には目がない天野ゆいかの迷コンビには、 コロナ禍のなかでも新たな出会いが待っていた。

人の心の動きを香りとして感じとる力を持つ、高校二年生の香乃は祖母が営む香り専門店『花月香房』に暮らしている。

「みんな、わたしをばかにして。

腑に落ちないことがあると、ストレスから甘 いものをドカ食いしてしまう女子高生のカン ナ。

小春が祇園で祖母・吉乃の和雑貨店「さくら庵」の手伝いを始めて四か月。

1月の仕事始めの日、『城之内相談事務所』に前世を知りたい、という少女・梓が現れる。

正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。

北海道、旭川。とあるレトロなお屋敷に、「櫻子さん」が住んでいる。

あの頃の僕らは、誰かのヒーローになりたかった。クリスマスを目前に控えた階段島を事件が襲う。

言葉の真偽、虚実を瞬時に判別できてしまう。それが臨床真実士と呼ばれる本多唯花の持つ障害。

最後の最後で読者がそれまで見てきたものとは違った景色を提示する「どんでん返し」。

「ノゾミくん、こっちにおいで」海のそばで合わせ鏡を作り、そう唱えるとノゾミくんがやってきて願いを叶えてくれるのです――。