薔薇を拒む
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初版刊行(参考)
種別
長編
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3回
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あらすじ
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評判
薔薇を拒むの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
薔薇を拒むの総合評価:
7.50/10点 レビュー 8件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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この著者さんは歌舞伎シリーズから読み始めたせいかミステリ作家とは思っていなかったので、どの作品も普通の小説として読んでいました。なので謎解きとしてどうかという不満はなかったです。
人里離れた湖畔にたたずむ洋館が舞台。使用人として引き取られた2人の孤児の少年。
主人は仕事でほとんど不在で、謎めいた美しい後妻と、デンマーク人の先妻と主人の間に生まれた娘、そして使用人たちが暮らしている。娘は学校には行ったことがなく家庭教師から教育を受けていて、アルビノの白いグレートデンといつも一緒にいる・・という現実離れした世界です。
両親が亡くなってから親戚をたらいまわしにされ、その後は施設で育ってきた主人公の少年は、傷つけようとする人間が誰もいず、滋味深い食事を食べ、個室を与えられ、自由時間もふんだんにある生活に初めて得た安らぎを感じます。都会に、現実世界に戻るのが怖い・・と。彼の壊れやすい心が深々と伝わってきます。
それなのに事件は起きてしまい、そしてまた・・という展開です。ネタばれしてはいけませんのであまり書けませんが。
よく推敲された美しい文章で、無駄な言葉がひとつもありません。読んでいてうっとりしました。
屈折したほの暗い話ではあるので好みは分かれると思います。とても美しいお話でした。