謎解きはビリヤニとともに
- 名探偵 (559)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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作家、起業家、演劇監督など多彩な活動を見せるイギリス人作家の初ミステリー。ロンドンのインド料理店でウェイターとして働く元インド警察の刑事が大富豪殺害事件と、自分が刑事の職を追われる原因となった事件の謎を解く、本格ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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ビリヤニに興味があり購入しましたが本作では文章中にチラっと出てくるだけでしたが内容はとても面白かったです。 インドの食事名はわからないのでネットでどんな食事なのか調べてみたり、話の展開が過去と現在に分かれて構成されていて主人公の葛藤が見え隠れしたり、最後にどんでん返しがあって「正義」とは何かを突き付けられた気がしました。 インド警察の「袖の下」はインド映画を観れば納得。現実世界でもあるんだろうなと思いました。 次のシリーズが海外では発売されているので早く日本でも出版してほしいです。 | ||||
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世界三大炊き込みご飯は、松茸ご飯・日本、パエリア(パエジャ)・スペイン、ビリヤニ・南インドだそうです。けれども本作は「THE WAITER」という原題が「謎解きはビリヤニとともに」です。このタイトルであればどうしてもボリウッドマサラムービーの原作でコメディー風の作品かと思い込んでしまいます。 しかもビリヤニが登場するのはなんとP・336「報道陣は持ち帰り用の箱に入れたビリヤニをもらって帰った。」です。いったいどんな過程で誰のセンスで邦題を決めたのかが全くの謎です。 コルコタで映画スタ-の殺人事件の裏に隠れた陰謀に巻き込まれてしまった正義感あふれる青年刑事が命からがらロンドンに逃げて、インドレストランのウェイターになります。そして、ここでも殺人事件に遭遇します。収賄、官僚組織の腐敗、親子の相克、ロンドンのインド人コミュニティ、人種と宗教の多様性などを重いテーマをはらみながらついに犯人を特定するのですが・・・。 父親の不正すら許さなかった主人公がその結末でほんとうにいいのか?という思いがどうしても残ります。最近のハヤカワ文庫、大丈夫なんでしょうか・・・。 | ||||
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