謎解きはビリヤニとともに



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初公開日(参考)2022年12月
分類

長編小説

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謎解きはビリヤニとともに (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2022年12月21日 謎解きはビリヤニとともに (ハヤカワ・ミステリ文庫)

インド料理店で働くカミルは元刑事。彼が給仕をしたパーティで事件が起こり……。カレーやビリヤニとともに推理を運ぶ名探偵登場(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

謎解きはビリヤニとともにの総合評価:8.00/10点レビュー 3件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

エスニック趣味だけじゃなく、ミステリーとして面白い

作家、起業家、演劇監督など多彩な活動を見せるイギリス人作家の初ミステリー。ロンドンのインド料理店でウェイターとして働く元インド警察の刑事が大富豪殺害事件と、自分が刑事の職を追われる原因となった事件の謎を解く、本格ミステリーである。
故郷コルカタで担当したインド映画のスター殺害事件が原因で退職・出国を余儀なくされたカミルは、父の古い友人であるサイバルが経営するインド料理店でウェイターとして不法就労し始めて三ヶ月が過ぎた頃、サイバルの友人である大富豪ラケシュの60歳の誕生日パーティーに派遣された。ラケシュは倍以上の年下の女性ネハと結婚したばかりで、パーティーに来た元妻や息子とネハが衝突し、パーティーは不穏な雰囲気に覆われた。案の定、パーティー直後にラケシュの死体が発見され、新妻ネハが第一容疑者とされた。ネハはサイバルの娘・アンジョリの親友で家族ぐるみの付き合いがあり、カミルはネハの容疑を晴らすように依頼される。警察権限がない上に、不法就労がバレれば国外追放される身の上のカミルだったが、持ち前の深い洞察力を駆使して粘り強く調査を進め、ついには自分が故郷を追われることになったスター殺害事件との繋がりまで発見する…。
きちんとしたプロセスを辿って事件の真相が解明される本格謎解きミステリーである。インドとイギリスの文化や生活習慣の違い、珍しい食べ物などのエスニック要素ももちろん興味深いが、それ以上にミステリーとして高く評価できる。タイトルから連想するコージー・ミステリーではない読み応えがある。
インド・ミステリーの枠にとらわれず、良質なミステリーとして多くの人にオススメしたい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.2:
(5pt)

ビリヤニ関係なかった笑

ビリヤニに興味があり購入しましたが本作では文章中にチラっと出てくるだけでしたが内容はとても面白かったです。
インドの食事名はわからないのでネットでどんな食事なのか調べてみたり、話の展開が過去と現在に分かれて構成されていて主人公の葛藤が見え隠れしたり、最後にどんでん返しがあって「正義」とは何かを突き付けられた気がしました。
インド警察の「袖の下」はインド映画を観れば納得。現実世界でもあるんだろうなと思いました。
次のシリーズが海外では発売されているので早く日本でも出版してほしいです。
謎解きはビリヤニとともに (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:謎解きはビリヤニとともに (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.1:
(3pt)

最大の謎はこの邦題・・・

世界三大炊き込みご飯は、松茸ご飯・日本、パエリア(パエジャ)・スペイン、ビリヤニ・南インドだそうです。けれども本作は「THE WAITER」という原題が「謎解きはビリヤニとともに」です。このタイトルであればどうしてもボリウッドマサラムービーの原作でコメディー風の作品かと思い込んでしまいます。

しかもビリヤニが登場するのはなんとP・336「報道陣は持ち帰り用の箱に入れたビリヤニをもらって帰った。」です。いったいどんな過程で誰のセンスで邦題を決めたのかが全くの謎です。

コルコタで映画スタ-の殺人事件の裏に隠れた陰謀に巻き込まれてしまった正義感あふれる青年刑事が命からがらロンドンに逃げて、インドレストランのウェイターになります。そして、ここでも殺人事件に遭遇します。収賄、官僚組織の腐敗、親子の相克、ロンドンのインド人コミュニティ、人種と宗教の多様性などを重いテーマをはらみながらついに犯人を特定するのですが・・・。

父親の不正すら許さなかった主人公がその結末でほんとうにいいのか?という思いがどうしても残ります。最近のハヤカワ文庫、大丈夫なんでしょうか・・・。
謎解きはビリヤニとともに (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:謎解きはビリヤニとともに (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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