まだ人を殺していません
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
まだ人を殺していませんの評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
まだ人を殺していませんの総合評価:
7.75/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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Amazonレビュー
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著者が得意とする罪と罰の葛藤を加害者家族の視点から描いた再生の物語である。
5歳の一人娘・美咲希を交通事故で亡くした過去を持つ翔子は、美咲希とほぼ同時期に生まれた姉の忘れ形見・良世を引き取って育てることになる。というのも、姉は良世の出産時に亡くなっており、しかも良世を育てていた義兄が猟奇的殺人事件を起こして逮捕されたからだった。翔子は美咲希の死後、夫とは別れた一人暮らしで、9歳の良世を施設に入れるには忍びないと苦渋の決断を下したのだった。過酷な背景ゆえか口も心も閉ざす「殺人犯の子」とどう生活し、どう育てるのか。親と子は関係ないと信じているものの世間の圧力や自分の無自覚な思い込みもあり、翔子は心が休まる時はなかった…。
人間の善と悪、親子・兄弟の愛情と憎悪、人と人の信頼と裏切り、さらにはネット社会の愚かさなど、物語はほぼ想定通りのエピソードとともに展開するのだが、主人公たちの思惑通りには流れていかないところに、本作の面白さがある。読者はもどかしさに苛まれながらも、最後の希望を信じて読み終えることになる。
明日に一縷の望みを感じられるヒューマン・ミステリーのファンにオススメする。