六人の嘘つきな大学生

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種別
長編
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144
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あらすじ

2023年06月13日 六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。怒濤の伏線回収に驚嘆の声続出! 青春ミステリの傑作が、ついに文庫化!(「BOOK」データベースより)

評判

六人の嘘つきな大学生の評価:

7.13/10点 レビュー 8件。 A ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.13pt

六人の嘘つきな大学生の総合評価:

8.45/10点 レビュー 582件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(9pt)

面白かったです。

どんでん返しもあった。

わたろう
0BCEGGR4
No.1
(10pt)

デスゲームの構造を就職活動のグループディスカッションに割り当てた万人向けミステリ

これは圧巻。

古き良きミステリの仕掛けが現代的に昇華されていて新鮮な読書体験でした。
読みながら何度も唸らされました。違和感とそれの隠し方、後で気づかされる衝撃の連鎖が本当に巧い。
そして読後感が良く、人に薦めたくなる万人向けの作品であるのも〇。本当に素晴らしい作品でした。

まず、デスゲームの構造を就職活動のグループディスカッションに当てはめているのはとても凄いアイディアだと思った。
集められた6名の男女、内定という報酬、疑心暗鬼、発言の慎重性による心理模様、などなど。確かに言われてみれば就職活動という舞台は今後の人生を大きく左右されるものであり、その年齢の子たちにとって、不採用は人生の目標を失う死を意味する場合がある。第一志望ならなおさらだ。

本書は青春小説と就職活動という社会的テーマの一般小説としても面白く読める。そこにミステリ仕掛けが加わり、何が起きてこの先どうなるのか、緊張・焦り・不安・発言の慎重性などなど、面接を受けて体験するような感情の数々が、ミステリ要素の疑心暗鬼で読者へ追体験させているかのように錯覚させている。この緊迫感が凄かった。これは文章が読み易い為、スラスラと違和感なく物語に没入できた為だと思う。

そして実はこれだけでは終わらない、この先どうなるかは読んでからのお楽しみ。

これから就活を迎える高校・大学生にも読んでもらいたいし、大人にも読んでもらいたい。社会人になって就職活動という場を会社の中から見た人では印象が変わるでしょう。読む時期に対して得るものが変わるのは名作の証。情報社会の表と裏、採用する側とされる側など、表裏が見事に描かれておりテーマ性も抜群。登場するエピソードに無駄がないのも凄い。何かにちゃんと使われている。意識されて設定されている凄さを感じました。

久々に個人的に非の要素がなくベタ惚れな感想で恐縮です。本当に面白かった。
好みは人それぞれなのですが、これは万人に薦めたくなる作品。オススメです。

※余談。
表紙絵について。石持浅海の碓氷優佳シリーズを彷彿とされる社会人ミステリですね。
イラストレーター名が書かれていないので同一人物の作絵かは不明ですが、書影作りの企画として意識されてますよね。そういう細かい雰囲気作りも好感に映り良かったです。知らな人にはとっつき辛いかもですがそんな感想も得ました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.574
(4pt)

種明かしが

「俺じゃない炎上」が面白かったのでこれも読んでみた。面白かったけど。ミステリって種明かしがくどくてすきじゃない。これも。
六人の嘘つきな大学生 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)より
4041134013
No.573
(4pt)

人気企業、高学歴では無くても良かったのでは?

数ヶ月前にAmazonPrimeでなんとなく選んで観て、なんとなく書籍でも読もうと思った次第。
翌日が休みだったので、ついつい夜更かしをしてまで一気読みしてしまったが、一気読みする程の面白さは感じたので、その点だけは星五つ。

やはり就職活動で知り合った大学生同士のミステリと言うのが面白い。
最終選考まで進んだ六人は、真犯人を除いてこの会社が本命中の本命。そして人事担当者からは六人全員が採用される可能性が十分有ると言われた事から、その最終選考(グループディスカッション)で六人全員が採用されるべく、週に二回も議論を重ねる為の時間を作り、お互いが関係性を深めていく。

ところが、急遽人事担当者より最終選考での採用予定は一人のみに変更したとの連絡が。しかもその一人を選ぶのは会社側では無く六人の協議で決めると言う。
六人全員で採用を勝ち取るはずが、自分以外の全員を蹴落とさなくてはならなくなった最終選考の場面が、この小説のハイライト。

いい加減、絶海の孤島や大雪などの自然現象で閉ざされた山荘が舞台のミステリは飽き飽きしていたので、“密室” がIT企業の会議室というのは良く考えたものだと思う。

小説は「現実にはそんな人は居ない」「作者のご都合主義」をベースに、その匙加減で面白さが変わっていくと思う(基礎的な文章作成能力やプロットは置いといて)。
だから、本書で随所に見られる “後出しジャンケン” に関しては叙述トリックがメインの小説では無いので特に気にならなかったし、「座布団が苦手」な理由が意味不明だなと思っていたが、後にしっかり回収していたので、仕掛けも楽しめた。

では何故星を一つ落としたかと言うと、人事担当者の方法論が引っ掛かったから。
自分も百人以上の面接を担当した事が有るが、最初は人を読めず “ハズレ” を引いてしまった事が何回かあった。しかし面接する側を何回か経験すると、経験値が上がってくる。“ハズレ” を引かない方法が身に付くのだ。
そして人を採用するのにも結構な見えない費用が発生する。こんな回りくどいやり方をしていたら、経営陣から採用能力無しの烙印を押されてしまう。

むしろ就職氷河期を逆手にとって舞台は中小企業、面接される六人も本書の様な一流大学では無く、もう少し格下の大学にした方が、リアリティがあったのでは?
若しくは設定はそのままで、募集要項には「採用;若干名」とし、最終選考当日に「採用;1名」でも良いと思う。
六人の嘘つきな大学生 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)より
4041134013
No.572
(5pt)

大変に面白かった

最初の章ははっきり言ってミステリーとしても流れとしても微妙で読むのやめようかなと思ったけど後半の怒涛の展開に感心した。そう思ってた自分にすら牙を剥いてきた恐ろしい小説。人におすすめしたい
六人の嘘つきな大学生 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)より
4041134013
No.571
(5pt)

傑作!

こんな書き方、あるのか!天才作家の小説!といった感じで読後感に浸りました。
六人の嘘つきな大学生 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)より
4041134013
No.570
(1pt)

つまらない。途中で「長ーい」の連発

なぜここまで評判が良いのか疑問

もっと「まともな」グループディスカッションを舞台にした心理戦を期待していましたが、あまりにリアリティのない展開に途中で嫌気がさしました
「作ったような」話です(小説にしてもです)
実際、真ん中あたりから、だいぶん斜め読みをしました
最後もよく分からない

グループディスカッションを見ている人事もこんなの放置しておくのみたいにリアリティがない
著者は就活に対して悪い思い出でもあるのでしょうかね

全体で300ページ弱ありますが、冗長な記述や余計なエピソード(インタビューを読むのが苦痛で苦痛でだいぶん飛ばしました。特に後半)を削ぎ落とせば、半分程度の分量で済んだのではないでしょうか。そうしたとしても大して評価は高くないと思いますが…
六人の嘘つきな大学生 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)より
4041134013

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