(短編集)

偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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種別
短編集
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あらすじ

2021年09月18日 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 (角川文庫)

老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、へらへらした警察官に声をかけられー。第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心を揺さぶるミステリ短編集。(「BOOK」データベースより)

評判

偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理の評価:

6.00/10点 レビュー 2件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.00pt

偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理の総合評価:

8.29/10点 レビュー 14件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(8pt)

偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理の感想

久々に良作の短編集に出会えました。
人(犯人)の心をうまく描けています。特にダークサイドの心の内を主人公が暴いていくところや、最終的に少し救いがあるようなホッコリとまではいかないが、人間味があるような展開なんかはイイと思いました。
読みやすいですし、5作品とも面白かったです。

全体的に暗い感じ、負の感情がメインなので明るい作品が好みの人には向かないのかも。私にはそれが逆に良かった。

しん
WCNZKBHI

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12
(5pt)

じわじわと迫って来るドキドキ感が、めちゃくちゃ面白い

犯人側の視点で、この天才おまわりさんとの心理戦が繰り広げられます。

①少女を誘拐した犯人の話
②結婚詐欺グループのリーダーの話
③元泥棒と園芸家の話
④同居人に嫉妬する女子大生の話
⑤復讐に燃える芸術家の話

5つに分かれた話が、最後の5話目で、大きな伏線を回収するかのような構成です。

漫画「デスノート」や「ハンターハンター」が好きな方は、気に入るかもです。
偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 (角川文庫)より
404111876X
No.11
(5pt)

じわじわと迫って来るドキドキ感が、めちゃくちゃ面白い

犯人側の視点で、この天才おまわりさんとの心理戦が繰り広げられます。

①少女を誘拐した犯人の話
②結婚詐欺グループのリーダーの話
③元泥棒と園芸家の話
④同居人に嫉妬する女子大生の話
⑤復讐に燃える芸術家の話

5つに分かれた話が、最後の5話目で、大きな伏線を回収するかのような構成です。

漫画「デスノート」や「ハンターハンター」が好きな方は、気に入るかもです。
偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 Amazon書評・レビュー: 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理より
4041079462
No.10
(4pt)

油断禁物の駅前巡査-登場!!

ー交番勤務の狩野雷太巡査の5編からなる短編集ー
①鎖された赤→拉致された少女に蔵の中で行われる淫靡な行為が、
代を替えて、再び行われる悲しき連鎖。
②偽りの春→高齢男性を相手にする結婚詐欺の女グループ。その
女ボスに息をつく間も与えず、職質攻めで落城させる狩野の洞察力
の凄さとテンポの良さ。
③名前のない薔薇→花(バラ)泥棒の素敵な優しき恋心物語。
④見知らぬ親友→すれ違いが生んだ友への想い。親友は親友で
あらずして.........。
⑤サロメの遺言→女性天才芸術家に対する倒錯した愛の果てに...。
一番面白かったのは②
一番好きなのは③
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404111876X
No.9
(3pt)

あまり面白くはない

推理物って感じじゃないし、後味の悪くなる話ばかりの短編
尋問する警察の言動が底意地悪くて共感も応援もできないし
大抵は犯人の証言がしどろもどろだったり矛盾してたりで自分からボロ出してるだけだし
外れかな
偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 (角川文庫)より
404111876X
No.8
(5pt)

満足の吐息

久々に一気読みしました。読み終えて、満足の吐息です。短編五作品ですが、主人公となる狩野と部下の月岡は毎回登場します。狩野の過去を伏線として張ってありますので、連作短編集といっていいでしょう。
特に「見知らぬ親友」から続けて「サロメの遺言」を読むことをオススメします。
深いため息が出ました。
「落としの狩野」の異名を持つ主人公の狩野。とても魅力的です。
冴えないへらへらした容姿で書かれていますが、洞察力の凄さ、その説得力に脱帽です。
人の行動のほんの些細な違和感を突いてきます。
読んでいて、私が容疑者で本当に追い詰められていくようにハラハラさせられます。
「もういいやん、見ぬかないで!」と言いたくなります。特に「偽りの春」
ラスト、泣きそうになります。

人の心理描写が素晴らしいです。
妬み、猜疑心、葛藤。
そうそう、こういうのを読みたかったのよね!と思いました。
どこにでもある日常。
どこにでもいる人たち。
表面上の顔と裏の顔。思惑。それに裏付けされた行動と結果。

降田天のお名前でのデビュー作品「女王はかえらない」も面白かったですが、あちらは展開自体と設定に妙があり、どうしてもそのトリッキーさに目がいってしまい、作者の実力は計れませんでしたが、この連作短編集はどの作品も見事でした。
今後もずっと読んでいきたいた思える作家に久々に出会えました。

この狩野雷太をシリーズ化して欲しいなと思ったら、2021年9月末に単行本として新作が出るようで、今からとても楽しみです。

本書は中古で買ったし、基本ミステリーは読み返さないので、読み終えたら処分するつもりでしたが、本棚に収納します。
処分するのは惜しくなりました。
そのくらい、秀作です。
偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 (角川文庫)より
404111876X

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