(短編集)

権現の踊り子

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種別
短編集
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あらすじ

2006年04月14日 権現の踊り子 (講談社文庫)

第28回川端康成文学賞を受賞した「権現の踊り子」ほか「鶴の壺」「矢細君のストーン」「工夫の減さん」「ふくみ笑い」「逆水戸」の全6編からなる短編集。1編1編が短いがゆえの余韻を残しつつ、テンポ良く進んでいく。(「BOOK」データベースより)

評判

権現の踊り子の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク

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権現の踊り子の総合評価:

8.84/10点 レビュー 19件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.19
(5pt)

個人的には、町田氏の極限文体。

町田氏の色々な書物を読んでいるが、個人的には町田さんの
脳味噌を隈なく覗き込む事が出来る、隠れた作品。
笑いあり、涙あり、狂気あり。

中でも「工夫の減さん」と「ふくみ笑い」は同じ人間が
書いたとは思えない落差。減さんは、本当に良い。こんな
短編と出会えたのは嬉しい限り。
「ふくみ笑い」は、町田ワールド全快。狂気。怖いです。

「逆水戸」は、筆者のお遊びだが面白い。不条理過ぎる世界。
気分の悪くなる人、居ると思う。

「工夫の減さん」目的でも、読む価値はあると思います。
私はこの話が今でも大好きです。
権現の踊り子 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 権現の踊り子 (講談社文庫)より
4062753510
No.18
(5pt)

個人的には、町田氏の極限文体。

町田氏の色々な書物を読んでいるが、個人的には町田さんの
脳味噌を隈なく覗き込む事が出来る、隠れた作品。
笑いあり、涙あり、狂気あり。

中でも「工夫の減さん」と「ふくみ笑い」は同じ人間が
書いたとは思えない落差。減さんは、本当に良い。こんな
短編と出会えたのは嬉しい限り。
「ふくみ笑い」は、町田ワールド全快。狂気。怖いです。

「逆水戸」は、筆者のお遊びだが面白い。不条理過ぎる世界。
気分の悪くなる人、居ると思う。

「工夫の減さん」目的でも、読む価値はあると思います。
私はこの話が今でも大好きです。
権現の踊り子 Amazon書評・レビュー: 権現の踊り子より
4062117606
No.17
(5pt)

町田ワールドにようこそ!

初めて町田さんの作品を読んだのは「正直じゃいけん」でした。なんじゃこの便所の落書きのような文章は!と後悔しつつ、耐えに耐えて100ページを超えたあたりからド〜ンと町田ワールドに嵌り、その快感が癖になりました。
大作「告白」、「宿屋めぐり」や自身の心模様が描かれるエッセイ「東京飄然」など素晴らしい作品群。どの作品にも共通するのはこれまで文章化することが不可能であった愚かな人間の心を描いてるということです。いわゆる奇人変人の思想、思考を文章化するのは町田さんにしかできないでしょう。いたって普通に生きてきた人間にとって、想像もできない人生の疑似体験をすることが文学のだいご味。その究極が町田さんの作品です。
 この短編集では少ないページ数に凝縮されたワールドに読者が入り込むには、素のままでははじき返されてしまいます。中編、長編で慣らしてからにした方が良いでしょう。それでもというならば、コツを。町田ワールドでは造語や奇妙な名詞がちりばめられています。鹿叛木=ろっぽんぎなどは序の口。読めないし、ルビもないそんな単語ですが、読めなくてもいい!その漢字の雰囲気を脳に信号化することです。信じられない思考が文章になって溢れていますが、それを疑似体験して愚かな人生を体験しましょう。人はおろかなものである…これこそ町田ワールド。例えばヒトラーなんてものすごく愚かです。どんな偉人にも愚かな内面があります。スティーブ・ジョブスも死の病への対応を誤り、惜しまれて亡くなりました。それでいいじゃないか、絶対に死ぬものであり、しかし死ぬまでは生きているのも確かなこと。ならば死ぬまで全力で生きてやる!そんな熱さを行間に感じられたら、あなたはもう町田ワールドの住人です。
 表題作「権現の踊り子」が川端康成文学賞を受賞したとのことですが、私には「?」です。この作品集では「ふくみ笑い」の凄さが際立っており、その世界への4段ロケットの一つだという印象です。「鶴の壺」から徐々に社会の重力から脱していき「権現の踊り子」で大気圏外へするとそこにデススターならぬ「ふくみ笑い」がド〜ンと!!!
でも「ふくみ笑い」は中編の分量だから対象外なのかな?
もしこの作品から入られた方には「告白」への挑戦をお勧めします。では、じゃんかじゃんかじゃんかじゃんか。
権現の踊り子 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 権現の踊り子 (講談社文庫)より
4062753510
No.16
(5pt)

町田ワールドにようこそ!

初めて町田さんの作品を読んだのは「正直じゃいけん」でした。なんじゃこの便所の落書きのような文章は!と後悔しつつ、耐えに耐えて100ページを超えたあたりからド〜ンと町田ワールドに嵌り、その快感が癖になりました。
大作「告白」、「宿屋めぐり」や自身の心模様が描かれるエッセイ「東京飄然」など素晴らしい作品群。どの作品にも共通するのはこれまで文章化することが不可能であった愚かな人間の心を描いてるということです。いわゆる奇人変人の思想、思考を文章化するのは町田さんにしかできないでしょう。いたって普通に生きてきた人間にとって、想像もできない人生の疑似体験をすることが文学のだいご味。その究極が町田さんの作品です。
 この短編集では少ないページ数に凝縮されたワールドに読者が入り込むには、素のままでははじき返されてしまいます。中編、長編で慣らしてからにした方が良いでしょう。それでもというならば、コツを。町田ワールドでは造語や奇妙な名詞がちりばめられています。鹿叛木=ろっぽんぎなどは序の口。読めないし、ルビもないそんな単語ですが、読めなくてもいい!その漢字の雰囲気を脳に信号化することです。信じられない思考が文章になって溢れていますが、それを疑似体験して愚かな人生を体験しましょう。人はおろかなものである…これこそ町田ワールド。例えばヒトラーなんてものすごく愚かです。どんな偉人にも愚かな内面があります。スティーブ・ジョブスも死の病への対応を誤り、惜しまれて亡くなりました。それでいいじゃないか、絶対に死ぬものであり、しかし死ぬまでは生きているのも確かなこと。ならば死ぬまで全力で生きてやる!そんな熱さを行間に感じられたら、あなたはもう町田ワールドの住人です。
 表題作「権現の踊り子」が川端康成文学賞を受賞したとのことですが、私には「?」です。この作品集では「ふくみ笑い」の凄さが際立っており、その世界への4段ロケットの一つだという印象です。「鶴の壺」から徐々に社会の重力から脱していき「権現の踊り子」で大気圏外へするとそこにデススターならぬ「ふくみ笑い」がド〜ンと!!!
でも「ふくみ笑い」は中編の分量だから対象外なのかな?
もしこの作品から入られた方には「告白」への挑戦をお勧めします。では、じゃんかじゃんかじゃんかじゃんか。
権現の踊り子 Amazon書評・レビュー: 権現の踊り子より
4062117606
No.15
(5pt)

工夫の減さんが好き

以前読んだ、本著収録の『工夫の減さん』がどうしてももう一度読みたくなり、購入した。本著には川端康成文学賞を受賞した表題作のほか、全6編の短編が収録されているが、読み終えて数年後、どうしてももう一度読みたくなったのが『工夫の減さん』だった。
この話は、工夫をしすぎて人生を破滅させていく男の物語なのだが、そんなおかしなことがあるはずなさげで、「めっちゃあるじゃん。こういう人っているじゃん。なんか俺も心当たりがあるぞ」と思わされる作品。個人的には町田康さんの短編の中で一番好きだ。町田さんにして、世の理不尽を哀愁いっぱいに描ききった名作だと思う。
権現の踊り子 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 権現の踊り子 (講談社文庫)より
4062753510

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