そこへ届くのは僕たちの声
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植物人間を覚醒させる能力を持つ人がいるという噂と、各地で起きる奇妙な誘拐事件。 無関係なはずの二つの出来事を結んだのは、“ハヤブサ”というキーワードだった。“ハヤブサ”とはいったい何なのか? うちに秘めた謎の力「遠話」を駆使して、次々と降りかかる試練を乗り越える子供たち。本当の友情と勇気を描いた物語。 以上、そんな内容の小路幸也さんの初期作品(^-^*)/ 小路さんと言えば、僕も大好きな『東京バンドワゴン・シリーズ』や『花咲○丁目・シリーズ』のように、賑やかで温もり溢れる人間愛が共通のテーマのように感じていて、小路さんはそのテーマを非常に上手く描くのですが、 僕は個人的にどちらかと言えば、静けさや孤独さを感じる人間愛の方が好みであり、ふとしたきっかけで知った今作はあらすじだけで好みと感じ、まずは図書館予約。借りて少し読んだら、僕の好みど真ん中のバランスの作品と感じてすぐに購入した作品です! 一言で表すなら、『人知れず超能力を持ち、密かに誰かを救い続けていた中学生たちが、未曾有の大惨事からたくさんの人を救う大感動作品』 静かに始まり、少しずつ皆の孤独と温もりが溶け合いながら絆を築き、未曾有の大惨事を救う結末には涙が溢れて止まりませんでした……。 全編通して構成のバランスも秀逸であり、名盤のCDアルバムや神ライブの構成に感動した時と同じ歓喜にも震えました! ラストに作品中のマスコミを通じて、読者に伝えてるであろうメッセージは、子供たちの可能性の素晴らしさを改めて感じる素晴らしいものであり、 ジャンル的にはSFに分類されつつも、見事な21世紀の文学だて思います。 少年少女たちの絆と勇気の感動作が読みたい時に、是非オススメの神作品ですO(≧∇≦)o | ||||
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面白かった〜 一気読みしました。 少年の気持ちになれます(^-^) | ||||
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子供の時にしか備わらない力。 弱者である子供だからこそ、自分達と同世代の仲間も守り、人命救助にも挑む。 純粋で真っ直ぐな瞳を連想させる小説。 | ||||
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恥ずかしいことに、40代半ばのオヤジがこの作品を読んで最後には涙がとまらなくなった。普段、映画とか小説のような、人工的に作り上げられた世界に感動して泣くなんてことはなかったのに! 小路さんの作品は、SFチックな近未来小説であっても、どこかに必ずノスタルジックな部分があって、それらがうまく融合してほのぼのとした世界を作り上げている。今回も、奇想天外なストーリーなのに、登場人物のひとりひとりに寄り添いながら読んでいくと、何時の間にか、こういうことが身近に起こるような気がして来るから不思議である。主人公の少年が、命を賭けてあることと闘うクライマックスが、その少年の生い立ちや育った境遇とオーバーラップして、せつなさを誘い、涙がこぼれたのだと思う。爽やかで温かい後味のする作品だった。しばらく時間を置いて、再度読んでみようと思っている。 | ||||
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タイトルにある「声」がキーワードとして重要な役割を持っています。 小学生から中学生の子供たちがとてつもない能力を駆使して、命を賭けてある危機に立ち向かい奇跡を起こす物語です。 ミステリーとSF、そしてありえない世界を醸しだす今度の作品はファンタジーの要素も加わって楽しみどころが満載です。 しかし、小路さんのこれまでの3作品にも共通することですが、一つの作品にたくさんのお楽しみを盛りこみすぎるがゆえに、少々煩雑な感じも否めません。 それでも惹かれるところの多い作品で、小路さんの作品中最も小路さんらしい世界を創り得ていると思いますし、私はとても好きな作品です。 日本各地で起きる同じパターンの子供の誘拐事件。それに、脳死状態にある者を回復させたり、その人の意思を読み取ったりする人物が現れたり、特殊な会話ができる子供たちの集団が絡んだりして、ぐいぐい引っぱられると同時に、謎解きと大事件が一挙に展開するのには、ちょっと面食らってしまいます。 話の運びが都合よすぎたり、描かれる登場人物たちがいい人すぎたりするきらいはあるのですが、大人が子供をまるごと信じて、とんでもない危機に命を賭けることを子供たちに許す場面では、強く胸に迫るものがありました。 かほり、リンくん、葛木君のトライアングルを中心に<ハヤブサ>という謎が明かされた後に、もう一つのクライマックスが待っています。 ミステリーともSFともファンタジーとも判然としませんし、どの要素も詰めが甘いのは否めませんが、清々しくて切なくて胸が詰まってわくわくして。これは、参ったなと思ってしまった作品でした。 小路さんの作品を読んだことがない方でも充分に楽しめると思います。 | ||||
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