死者の入江

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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ

1973年09月01日 大いなる幻影 死者の入江 (創元推理文庫 140-2)

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評判

死者の入江の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク

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死者の入江の総合評価:

8.00/10点 レビュー 3件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.3
(5pt)

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死者の入江 (1962年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の入江 (1962年) (創元推理文庫)より
B000JAL06E
No.2
(3pt)

わかりすぎるルーティン

アルレーの翻訳としては『わらの女』『目には目を』につぐ、3作目。

登場人物は3人。しかも小説の3分の2はヒロインのアダ一人の心理だけを一人称の語りで進めていく。ブルターニュ海岸の別荘で人妻のアダが、夫のいない留守に猫が電球のコードに巻きつけられていたり、突然に扉を叩く音が聞こえたりといった体験をする。簡単な構成でサスペンスを盛り上げるアルレー得意の方法を使っているが、アダがこのような心の平衡を失うように悪戯する犯人は、わかりやすすぎる。
死者の入江 (1962年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の入江 (1962年) (創元推理文庫)より
B000JAL06E
No.1
(4pt)

コメディ・タッチでもシリアス・タッチでも、やはりアルレー

「わらの女」で著名なアルレーの中篇2作を収めたもの。作者の特徴は、人間の打算とその打算に溺れた転落の様を冷徹な筆致で描く事にあるが、本作は味付けに特徴がある。

「大いなる幻影」は自堕落な男ジルベールが主人公。突然、義母に多額の遺産金が入る事になる。ジルベールは狂喜するが、サインが必要な遺産手続きの前に、義母が頓死してしまう。作者らしい皮肉な設定である。早速偽装工作を始めるジルベールだが、死体を載せていた車が盗難に合うと言う畳み掛けが圧巻。ジルベールの妻と子供が次第に金の魔力に取り付かれて行く様も風刺が効いている。全編、戯画タッチなのだ。ジルベールは悪友2人と義母の身代り探しに養老院を訪れる。彼等が目を付けた老婆メラニーと3人のやり取りは抱腹絶倒。メラニーを「わらの女」と称する楽屋オチあり。エスプリの効いたサスペンス・コメディの佳作。

「死者の入江」は、崖上の別荘に一人残された病弱な人妻アダをヒロインとしたスリラー。夫が戻るまでの二日間の恐怖を描いたもので、女流作家特有の繊細な心理描写が光る。ストーリーは類型的だが、ヒロインの恐怖の源泉は自らのエゴイズムに起因すると言う論点がアルレーらしい。結末の捻りも作者らしい。

コメディ・タッチとシリアス・タッチの双方で、人間の打算を運命のイタズラが打ち砕く様を描いた異色の中篇集。
大いなる幻影 死者の入江 (創元推理文庫 140-2) Amazon書評・レビュー: 大いなる幻影 死者の入江 (創元推理文庫 140-2)より
4488140025
No.0
(4pt)

コメディ・タッチでもシリアス・タッチでも、やはりアルレー

「わらの女」で著名なアルレーの中篇2作を収めたもの。作者の特徴は、人間の打算とその打算に溺れた転落の様を冷徹な筆致で描く事にあるが、本作は味付けに特徴がある。

「大いなる幻影」は自堕落な男ジルベールが主人公。突然、義母に多額の遺産金が入る事になる。ジルベールは狂喜するが、サインが必要な遺産手続きの前に、義母が頓死してしまう。作者らしい皮肉な設定である。早速偽装工作を始めるジルベールだが、死体を載せていた車が盗難に合うと言う畳み掛けが圧巻。ジルベールの妻と子供が次第に金の魔力に取り付かれて行く様も風刺が効いている。全編、戯画タッチなのだ。ジルベールは悪友2人と義母の身代り探しに養老院を訪れる。彼等が目を付けた老婆メラニーと3人のやり取りは抱腹絶倒。メラニーを「わらの女」と称する楽屋オチあり。エスプリの効いたサスペンス・コメディの佳作。

「死者の入江」は、崖上の別荘に一人残された病弱な人妻アダをヒロインとしたスリラー。夫が戻るまでの二日間の恐怖を描いたもので、女流作家特有の繊細な心理描写が光る。ストーリーは類型的だが、ヒロインの恐怖の源泉は自らのエゴイズムに起因すると言う論点がアルレーらしい。結末の捻りも作者らしい。

コメディ・タッチとシリアス・タッチの双方で、人間の打算を運命のイタズラが打ち砕く様を描いた異色の中篇集。
大いなる幻影 死者の入江 (創元推理文庫 140-2) Amazon書評・レビュー: 大いなる幻影 死者の入江 (創元推理文庫 140-2)より
4488140025

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