ダイイング・アイ

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初版刊行(参考)
種別
長編
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5
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205
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あらすじ

2007年11月20日 ダイイング・アイ

記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。(「BOOK」データベースより)

評判

ダイイング・アイの評価:

4.56/10点 レビュー 9件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.56pt

ダイイング・アイの総合評価:

6.72/10点 レビュー 275件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(7pt)

ダイイング・アイの感想

最初の事故シーンの描写は印象深い

mick
M6JVTZ3L
No.1
(7pt)

交通事故の多い今こそ読まれたい?

本書は長年お蔵入りしていた作品として発表時に宣伝文句として謳われていた作品だ。

バーテンダーの雨村が過去に起こした交通事故の復讐で被害者の夫に殴られ、意識昏倒の中、目覚めてみるとその事故の記憶がすっぽり忘れられており、周囲は忌まわしい記憶だから忘れた方がいいとなだめるが、雨村本人はなぜ今頃になって自分に復讐をしたのか知りたくなり、当時の事件を探っていくうちに奇妙な事実が判明していくと云うのが粗筋だ。

記憶喪失の主人公が過去を探る話と云うのはそれこそ世にゴマンとあるが、それが過去に起こした交通事故、しかも相手は亡くなっている事件であることが東野氏の着想の妙と云えよう。
通常ならば周囲の人間が勧めるように早く忘れた方がいい記憶であり、それが襲われたとはいえ、忘れる事が出来るのは非常に幸運なことだろう。実際、私の立場ならば忘れたままに放置するだろう。だから私はドラマの主人公に不向きであると云える。

それはさておき、過去を探っていくことで、寝た子を起こすことになるのは物語の常であるが、雨村の捜査をきっかけに彼の周囲にも変化が訪れる。

同棲相手の失踪、ファム・ファタールの出現、そして被害者岸中美菜絵の幽霊の出現と物語は一種オカルトめいた様相を呈していく。

交通事故と云うのは正直当事者の思い込みによって左右されることもあり、はっきりとした真相が曖昧になりやすくもある。実際私も2度ほど事故を起こしたことはあるが、それはどうにも納得できないことが残った。
走行の邪魔にならぬよう停止していたはずなのに、なぜかぶつけられ、ゼロヒャクの被害者だと思っていたら、進路妨害の加害者になったり、前車が急ブレーキしたのを見てこちらも急ブレーキし、ブレーキランプが消えたのでブレーキを解除したら、前車が再びブレーキをした―それはポンピング・ブレーキだったのだが―ために間に合わずオカマを掘ってしまった、などとどちらも十分に納得できない部分が残って今に至る。
それは運転と云う行為に癖や基準に明確な差が生まれるからだろう。黄色信号は「止まれ」の意味なのだが、人によっては急いで進めと理解しているだろうし、制限速度40km/hの道を40km/hで走る人もいれば、50、60km/hで走る人もいる。はたまた今や社会問題とまでなっている飲酒運転も、このくらいならば飲んだうちに入らない、自分はまだ酔っていない、まさか事故らないだろう、警察に捕まらないだろうとそれぞれが運転に対するハードルを持っているだけになかなか無くならないのが実状だと思える。

だからこそ交通事故には隠された真相が生まれやすいミステリとして宝の山とも云える。
実際本作でも事故の当事者と思われた雨村が、実際に被害者を轢き殺したのは別の車であったことが判明したり、さらに読み進めるうちに驚愕の事実が明らかになっていく。

銀座に高級バーを持つ男、事件をきっかけに大金をせしめて夢を叶えようとする男、社長令嬢の婚約者という玉の輿に乗ったゼネコン社員と社会の勝ち組(になろうとする人)たちへ慎ましくも幸せな暮らしを送っていた一介の主婦の怨念の乗り移った目こそが下した正義の鉄槌の物語は思いの外、心寒からしめる物語であった。

しかしなぜ本書が長い間お蔵入りしていたのか?道交法の改正によって物語の整合性が取れなくなったのだろうか?
お蔵入りするには勿体ないクオリティであったし、きちんと刊行されたことを一ファンとして喜びたい。


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Amazonレビュー

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No.266
(4pt)

いまわのきわの怨念がこもった目に射すくめられた加害者

本書は、ホラー感が強いミステリです。
また、東野作品には珍しい性描写が多くあり、賛否別れるところだと思います。
ダイイング・アイ Amazon書評・レビュー: ダイイング・アイより
4334925812
No.265
(4pt)

性的表現が無駄に多い

面白かったです。恨みとか、呪いとか、幽霊とか、普通じゃありえない話ですが、だからこそ、惹かれるのかも。
ただ、性的表現が無駄に多かったと思います。なぜ、慎介とはそこまでの関係になったのに、江島とは何もなく、ひどい終わりになったのか?最後がスッキリしないので星一つマイナス。
ダイイング・アイ Amazon書評・レビュー: ダイイング・アイより
4334925812
No.264
(3pt)

これはホラー!推理小説ではない

『ダイイング・アイ』というタイトルが全てを物語っている。終始、不思議な「瞳」の力で非合理的なストーリーが展開されてゆく。つまり、これは推理小説ではなくホラー小説である。マネキンという人形に魂を入れるということが、もうひとつの底流になっていて、それはそれで興味をそそられる。複雑な伏線が最後に解き明かされるが、それもホラー的な結末である。村上成美の失踪の結果も暗示されているだけでは物足りない。「ミステリーとサスペンスの融合が上手くいった」という評価(『増補改訂版・東野圭吾全小説ガイドブック』洋泉社)もあるが肯けない。雨宮慎介が「俺はバーテンです」文庫本p184といっているが、バーテンダーは「バーテン」とは言わない「バーテンダー」である。東野圭吾にしては珍しいイージーミスと思ったが、冒頭の21pでは地の文で「バーテンダー用のベストを脱いだ」とある。これは地の文と会話文を使い分けているわけだ。
ダイイング・アイ Amazon書評・レビュー: ダイイング・アイより
4334925812
No.263
(4pt)

女の眼力はおそろしい

途中まで、オカルトホラーものかと思わされた。女の眼力はおそろしい。性的描写が欠点か、しかしおそろしさを増幅する作用はある。
ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11) Amazon書評・レビュー: ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11)より
4334748961
No.262
(4pt)

女の眼力はおそろしい

途中まで、オカルトホラーものかと思わされた。女の眼力はおそろしい。性的描写が欠点か、しかしおそろしさを増幅する作用はある。
ダイイング・アイ Amazon書評・レビュー: ダイイング・アイより
4334925812

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