モーテルの女
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日本語の題名、なにやらお色気満点のハードボイルドの印象・・・、しかし、読んでみると、いつものブラウンの清潔感のある良質なサスペンスでした(笑)。原題は、“one for the road”(「惜別の一杯」とでも訳すのでしょうか)。 物語は、南部アリゾナ州の小さな町(メイヴィル)の週間新聞の新米記者である主人公の「わたし」(男性)が、同地に来て間もないモーテル暮らしの若い女性が自室で死体となって発見された事件を取材していく話(全300頁弱)。本書は1958年に書かれていて、当時のアメリカの田舎町の警察と新聞記者の、のどかな関係が微笑ましい。真相が明らかになるまでは、ゆったりとした展開の中で、「わたし」を含めた登場人物達の人間模様が丁寧に描かれていきます。そして最後の50頁は一気呵成の展開・・・哀しい部分もありますが、読後感は悪くない。「ああ、そういうことか・・」といろいろと納得。日本語の表題はいまひとつですが、本文の訳は読みやすく、良識ある主人公と一緒に、彼の心情や決意等々を味わうことによって、少し心豊かになった気持ちにさせる一作だと思います。 | ||||
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