いま、そこにある危機
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
いま、そこにある危機の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
いま、そこにある危機の総合評価:
10.00/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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南米コロンビアには、かつてカルテルと呼ばれる強力な麻薬組織がいくつか存在していた。中でも有名だったのがコロンビア第二の都市メデジンを中心としたメデジン・カルテルで、複数の主要な人物により構成されていたが、特にパブロ・エスコバルの名が知られている。本書ではこのエスコバルをモデルにした人物がエルネスト・エスコベドとして描かれている。
コロンビアを舞台にした麻薬カルテルがらみの小説はあまり多くない(と思う)ので、本書は貴重でもあり、また、純粋に面白い。そして特に私が関心を覚えたのが、キューバ出身の元「情報将校」である。「情報」を専門とする彼の仕事の進め方、彼のような経歴の持ち主をその専門性を買って雇い入れるという麻薬組織の姿勢などなど、ひと筋縄ではいかない感じが面白い。カルテルに勢いのあった時代だからこそ有り得たこと、とも言える。情報の専門家は需要があるとはあまり言えないのではないか、と思う。支払う金銭に見合った価値が彼の集める情報にあるのか否か、常に議論になりそうだからだ。
ちなみに、本書で描かれている主人公ジャック・ライアンの経歴が、うらやましい。すでに株式で財産を築いており、CIAからの給料をアテにしなくてもカネは勝手に増え続けている。と同時に、CIA内でもトップレベルの地位に達している。博士号を取得しており、歴史を教えていて、本も書いている。それらすべてを実現しているというのに、まだ40歳にもなっていないのだ。うらやましい限りである。