サイレント・キラー
- 医療ミステリー (68)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
サイレント・キラーの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2008年の作品。作者は千葉の開業医。姉と義兄が失踪する。その謎を解くべく奔走する医師。義兄のもともとの勤務先に潜入。そこで、ヤクザとの関係やら、B型肝炎の患者が多いことなどを突き止めていく。最後がすっきりとしない終わり方なので、カタルシスが得られない。ちょっと現実にはありえなさそうな話。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現役医師の医療サスペンスということで興味を持って読んだが、残念ながら、やはりストーリーは生粋のサスペンス・推理小説家と比べると甘すぎる。主人公が、失踪した姉夫婦の行方を調べるために義兄の勤めていた病院に潜入する(しかも元警察関係者が潜入捜査をそそのかす!)ことや、本来なら警察へ通報するのが自然な場面であくまでも主人公が自力で解決しようとするところ。ネタバレになるので詳しくは書けないが、事件解決の鍵となる登場人物との対決場面でも、その登場人物の言い分のなんとまあ甘いこと・都合のよすぎること。潜入した病院内に犯人の一味が潜んでおり、誰も信用できない・・・と独白しつつ、自分が見込んだスタッフには次々といとも簡単に事情を話して協力を求めるところ。真犯人は、かなり詳しい医療知識がないとなしえない犯罪をいとも簡単に行っているし、主人公がいくら調べても解明できなかった最終的な殺害の手口すら、最後まで読みきっても種明かしされずに終わる・・・。粗が目立つストーリである。医療シーンに関わる描写はさすがに他のサスペンスものより緻密だが、それでも現実の医療現場ではありえない展開が数箇所に目立つ。「それ、ありえないでしょ・・・」「そこ、普通気づくでしょ!」など、突っ込みどころ満載である。 正直、やはり畑違いの人間が本業の片手間に書いた小説のように見受けられる。サントリーミステリー大賞を受賞した「心室細動」の著者だと期待して読んだだけに、残念な読後感だった。 文章自体は平易で読みやすく、最後まで読むのに特に苦痛はなかった。もう少しストーリーを詰めてもらいたかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後が、悲しい終わりかたですが、ドキドキする内容で、著者の並はずれた筆力を、感じさせます。世間的には、知られざる作家になるとか思いますが、今までの作品と同様に、読みやすく読者を引き込ませる作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結城五郎の小説を何作か読んだなかで、これぞ結城五郎の世界だと思った。 私は小説の醍醐味はストーリーに引き込まれる事だと思っている。 学生時代に読んだ、志賀直哉の「城崎にて」のような蜂の死骸を観察したり 石にあたったイモリに命の危うさを感じさせるような小説は苦手だった(申し訳ない、大文豪に向って) ストーリーに呼ばれ、物語にのみこまれ、最後まで読まずには眠れないような小説が好きなのだ。 サイレントキラーは一日で読んでしまった。 食事をしながら歯を磨きながら次のページへそしてまた次の場面へと進んだ。 読後このストーリーが小説でよかったと思った矢先、現実の世界は小説の中よりさらに厳しい過酷な状態に陥っていることに背筋がさらに冷たくなった。 沈黙の殺し屋は小説を飛び出したようだ。この世に主人公である福本耕平のような人間がいることを信じたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結城五郎は数冊読んだが、久々の医療ミステリー。結城五郎らしい、とてもスピード感のある文章で、テンポよく読み進んでいける。タイトルの通り「あれ?これ殺人事件だっけ」という印象。医療用語もそれほど難しくなく読みやす。映画化できたらもっと面白いだろう。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|