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マリオネットK さんのレビュー一覧
マリオネットKさんのページへレビュー数24件
全24件 21~24 2/2ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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館シリーズの中ではいまいち地味な位置づけなのか、それほど評価の高くない一冊ですが個人的にはかなり好きです。
この作品は何と言っても随所にこれでもかと張り巡らされまくった伏線がとても面白いと思います。 十角館や迷路館は確かに仕掛けのインパクトは凄いけれど、それをなんとか読者に気づかれないように「隠しておこう」という意図が強く感じられるのに対し この黒猫館はむしろ「思いつく限りの伏線を用意したぞ!さあ気づいてくれ!」と言わんばかりの所がこれまでの同シリーズの名作をある意味超えている点だと思います。 綾辻氏の、20代の時には無かった余裕が伺える作品ではないかと。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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第一部を読み終わった感想は
「まぁそこそこのミステリだったんじゃない?でもこの唐突に出てきた名探偵とやらはスカして不幸アピール激しくて好きになれないなぁ」でした。 そして第二部は一部と比べてもページ数も少なく、後日談のおまけ程度のものなのかと思っていました。 (上で述べたとおり、第一部だけでもそこそこの作品としては十分成立していたので) しかし二部からがこの物語の本番、核心であり、その密度の濃さと完成度の高さ、怒涛の展開に驚きました。 作品にも名探偵にも抱いていた印象が変わりましたね。もちろんいい意味で。 この話のためだけに存在するとしか思えないあまりにも非現実的かつ都合のいい毒薬が登場する点で人によっては拒絶があるかもしれませんが 個人的にはまさに「使い方次第」で、それで話が面白くなり、読者への情報としてフェアに登場していれば全然アリですね。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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