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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数47

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No.7: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

Anotherの感想

「暗黒館」が綾辻流本格ミステリの集大成なら、「Another」は綾辻流本格ホラーの集大成。26年前から続く「3年3組の呪い」により、次々と不審死していくクラスメイト達。その謎に転校してきた主人公恒一と「ミサキ・メイ」が迫る!あくまでホラー的雰囲気が漂うも、結末に至ると綾辻さんが周到な伏線を張った「ある仕掛け」が明らかに!正直、またもまんまと騙されました(笑)半分は想像がつきながら読んでいたのですが、残りの半分にはまんまと引っ掛かりましたね(笑)3年3組で過ごした半年のことはこれからもけして忘れないでしょう!
あと、清原さんの漫画版も個人的には良かったですね。ラストも感動したし、赤沢さんの暴れっぷりも良かった(笑)
アニメは途中までで、映画はまだみていませんが(笑)
Another
綾辻行人Another(アナザー) についてのレビュー
No.6: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

眼球堂の殺人 ~The Book~の感想

また一人「メフィスト賞」から正統派本格新人現る!放浪の天才数学者十和田只人は、建築界の巨星が建てた異形の館「眼球堂」にストーカーライター陸奥藍子とともに招かれる!しかし、そこで待ち受けていたのは館の構造を生かした不可能犯罪の数々だった! 森博嗣さんが久々に新人に推薦文を寄せたことも頷ける天才たちの競演による理系本格で、中学生の頃に「F」を読んだときと同じような衝撃を受けました!物理トリックはこれぞ本格!と呼べる大がかりなものでしたし、違和感を覚えつつも見破れなかったラストのドンでん返しにも眩暈しました!早くも本年度ベスト級の傑作の誕生!夏に出る第2作も楽しみです。これから本格ミステリ界で大いに活躍して欲しいですね。期待の意味も込めて、新人では異例の9評価ということで!
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)
周木律眼球堂の殺人 ~The Book~ についてのレビュー
No.5: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

消失グラデーションの感想

名門私立藤野学院高校女子バスケ部のエースが、僕の目の前で屋上から転落!しかも、一瞬気を失った後目覚めると転落したはずの彼女の姿が忽然と消えていたのだ!いやあ、この手のトリックには散々やられてきたのにも関わらずまたしてもまんまとしてやられました!あのネタが明かされるまではある一人の登場人物にどうしても感情移入できず悶々としていたのですが、まさか「そういうこと」だったとは!また、登場人物のほとんどがバスケ部員ということで切ない「青春バスケ小説」として読めたのも良かった!読後感も思いのほか爽快!これは、お勧め!
消失グラデーション (角川文庫)
長沢樹消失グラデーション についてのレビュー
No.4:
(9pt)

記憶の果て THE END OF MEMORYの感想

第5回メフィスト賞を史上最年少の19歳で受賞した衝撃のデビュー作!この期に連なる安藤直樹シリーズ最初の1作であり、親父の死から始まる痛々しいまでのリアルな青春が描写された青春ミステリの大傑作!ミステリの批評精神にも溢れた作品でこの作品だけ読むとこの作者は今後どの方向に向かうのかと思いましたが、青春部分は過剰に残しつつ立派なミステリ作家になってくれたので良かったです(笑)
記憶の果て(上) (講談社文庫)
浦賀和宏記憶の果て THE END OF MEMORY についてのレビュー
No.3:
(9pt)

すべてがFになるの感想

記念すべき第1回メフィスト賞受賞作にして、その後の本格ミステリのすべてを変えた記念碑的大傑作!理系の天才たちがこれでもかと出てくる作品で、密室トリックも衝撃的!犀川&萌絵の凸凹コンビも良し!
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
森博嗣すべてがFになる についてのレビュー
No.2:
(9pt)

僧正殺人事件の感想

哲学者探偵ファイロ・ヴァンスが挑むマザー・グース連続殺人!「そして誰もいなくなった」とともに本格の隆盛に多大な影響を与えた大傑作!緻密なロジックと狂気の元祖ともいえる本格ミステリのお手本的作品です。
僧正殺人事件 (創元推理文庫)
ヴァン・ダイン僧正殺人事件 についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

本陣殺人事件の感想

本作は日本初の本格推理小説とも呼ばれ、かの名探偵金田一耕助最初の事件として知られている横溝正史の代表作です!また、物理的密室トリックの傑作としても知られており、本書読まずして密室トリックを語るなかれと言っても言い過ぎではない名作でもあります。また、同収録の「車井戸はなぜ軋る」、「黒猫亭事件」も同じく本格ミステリの代表的トリックを使った傑作です。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史本陣殺人事件 についてのレビュー


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