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さくらちゃん さんのレビュー一覧
さくらちゃんさんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.12pt |
レビュー数8件
全8件 1~8 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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●クルーズ船が座礁して無人島に漂流してしまった主人公とその夫
●別の島で行われていた「馬の生態調査」のバイトがひどいので ボートで脱出しようとしたが失敗して漂着した若者たち、 ●島流しにされた中国人たち これらの人たちが島でサバイバルする話です。 「漂流」っていうだけでなんかワクワクしてしまうんだけど、 この本はそこじゃなくて、島についてからたった一人の女性として したたかに生きる主人公ってとこがポイントのようです。 船がどばーーーんと真っ二つになったり水あふれてギャーー!!とか オレンジ色のボートに乗り換えたけど食べ物ないし自分の尿のまなあかんしとか そういうの期待してたらがっかりするかも(っていうか誰もしてないか!) ワカモノと中年夫婦が生活をはじめてしばらくすると 数名の中国人がステられるんですが、言葉も通じないこの全裸の集団のことを とりあえず「ホンコン」とよんでるところが笑えます。 ホンコンたちはいつも全裸で海に入って魚をとったり椰子の実で酒をつくったり 山で豚を捕まえたりして、日本人よりずっと生活力があって、、、 しまいには産業廃棄物のドラム缶のフタをはがして 中華なべまで作ってしまうww でも、主人公のオバハンが「女性は自分ひとり」だからって ワカモノらと交尾しまくったりっていうのは、嘲笑するしかないわ。 オバハンの交尾はどうでもいいんで 「漂流」「馬調査」「産業廃棄物」「島流し」「島での殺人」 これらについてもっとつっこんでほしかったわ。 |
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疫病神シリーズ!最高です。
『建設コンサルタント(っていうかやくざに建設業の紹介して間ぬいてるだけ)の二宮』 『スタイリッシュな大阪のイケイケヤクザ桑原』 この2名が暴れる話です。 ~~~~~~ 疫病神シリーズ 疫病神(1997年3月 新潮社 / 2000年1月 新潮文庫) 国境(2001年11月 講談社 / 2003年10月 講談社文庫) 暗礁(2005年10月 幻冬舎 / 2007年10月 幻冬舎文庫【上・下】) 螻蛄(2009年7月 新潮社 / 2012年1月 新潮文庫) 破門(2014年2月 角川書店) ~~~~~~ それぞれ、いろんな舞台で暴れはるんですけど、 『螻蛄』は、寺の財宝をめぐる坊さんスキャンダル(?)に絡んで金儲けしようとする 桑原と、桑原にええように使われる二宮!って感じで、 間にいろんなやくざの組が手を出してきてどついたりどつかれたり! なによりこの主役の「イケイケヤクザ」(<なんやの!イケイケヤクザって!www)の 桑原が超かっこいい!! なんや大阪のヤクザというので派手でダサ目かと思ったらちゃいますよ。 「わしが大阪のヤクザの手本にならなあかん」とかなんとかいうて、 見かけからめっちゃキメキメですねん。オーダーメイドのスーツで ポケットからチーフ出して、シルクのシャツで黒いスエードの靴で車はBMW。 髪型はオールバックで、ふちナシメガネかけてて、顔に傷がある。 大阪弁のせりふがもう、とにかく笑えます。 ①二人の漫才のような会話・・ 二宮「東京の女は颯爽と歩いてますねぇ」 桑原「大阪の女はよたよた歩いとる言うんかい」 ②桑原の脅し文句・・ 桑原「お前切り刻んでたこ焼きに入れたろか!」 ③桑原の電話の出方・・ 「なんじゃい。今パンスト脱がしてるとこやぞ!」 桑原はこんなやつですが、二宮が他の組のやつに捕まってタスケテーて電話したら 「あほんだら!」言いながらも結局助けてくれるとこがね、めっちゃカッコイイ。 。。。文句なしの10点 |
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あらすじとか帯に書いてある「電話のコール」は
たいして話に関係なかったです。 無言電話をテーマにしたマツトウヤユミの歌があるらしく 彼女がこの本にメッセージを寄せていて、その文章がブンコ本にもついてるんだけど なんだかやる気のない文章でびっくりしました。つけないほうがマシ。 で、これはよくある幸薄い感じの女が、男喰いの女をねたんでる話。 んーでも不幸女、そこまでするほど男喰い女になにかされたのかしら?って感じ。 ちょっと後半そりゃないわ、と思ってしまいましたよ。 結論: 焚き火系(1回読んだら焚き火にして可) |
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ギャオス!!!!
怖くて夜便所に行けねぇ!!!!! 。。。 あんまりいろいろ言うと せっかくのギャオス感がなくなってしまうので 黙っておきます。 |
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すごく読みやすいし、スピード感があるので1日でイッキ読みです。
大阪人としては、特に女子のしゃべり方がちょっと大阪弁やりすぎかなぁと思うところもあったけど、 東京から出張に来たサラリーマンが大阪でヤクザの争いにまきこまれてタイヘンなことに!っていう話で 大阪がなんかまるでガイコクみたいに書いてあって面白かった。 そうか、、!ビルの地下にパチンコ屋があったら変なのか!とか、外の人の目から見た大阪を楽しめた。 必死で追いかけたり逃げたりするんだけど、 そのときの描写として詳しい大阪の駅名とか地名が出てくるのもいい。 野球も関西といえば阪神タイガース!じゃなくて、地味な藤井寺球場出てくるしww ハードボイルドなんだけど、主人公がへたれサラリーマンなので 読んでてものすごく応援してしまいました。 |
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主人公の二宮の、「建設コンサルタント」っていう怪しい肩書きからして笑える・・。
この二宮と、イケイケヤクザ(!)の桑原のコンビが、金を追ってどこまでもいっちゃう、 ヤクザのロードムーヴィーみたいな小説。 ヤクザの話なんで、追われたりどつかれたり刺されたりしてタイヘンなんだけど それよりも何よりもこの小説の魅力は、二宮と桑原の魅力的なこと! 二人の独特の関係がおもしろくて、漫才みたいな会話に 本を読んでて噴きだしてしまうところいっぱいでした。 特に、会話の合間で桑原が怖いので本人にはいえない二宮の心の声を ぶつぶつと書いたような描写が最高。 二人の着ているものとか髪型とか細かく描写してくれてるんだけど ヤクザの桑原は着こなしがものすごくオシャレでかっこいいのに、 二宮は安物のポロシャツとチノパンツなので桑原に服装注意されたり 「おまえ、くさいのう・・」って言われたりしてて そういう話の筋とは関係ない会話がいちいちおもしろい。 二宮に「ケンカの星の王子様」と呼ばれている桑原のあばれるシーンの描写は ほんとにカッコイイし 関西弁のおどし文句も素敵すぎて萌えましたww ちょっと警察の汚職とか人間関係とかむずかしいのですが とにかく悪いやつばっかり出てくるので面白いです。 |
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最後でどんでん返しが!というふれこみで売りに売った本ですが
そこに行き着くまでのどうしようもなくくっっだらない文章、下卑たエロ描写に閉口。 表向きはワカモノのかわいらしいラブストーリみたいな雰囲気なのに 女の服を一枚ずつむいてあっちむけてこっちむけてどーのこーの長すぎ。 薄い本なのに最後まで読むのが苦痛だしラストも「それでなんやねん」と思った。 |
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とにかくめっちゃくちゃカッコイイ----!
このノリ、スピード感、圧力についていけない人は嫌いかもしれません。 だだーーーっと読んで、あれっ今息するとこなかったけど、あれっ句読点ない! っていう、なんとも個性的な文章なんだけど、登場人物のキョーレツさ、かっこよさ、 どつきあい描写のすさまじさは、読んでて手がグーになることうけあい!! いっぱい人をどつき倒した挙句 「降りかかった火の粉を払っとるだけや」 ってもう素敵すぎるし。 本年度手に取った本のうち、最高オブ最高な一冊です。 |
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