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さくらちゃん さんのレビュー一覧
さくらちゃんさんのページへレビュー数3件
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疫病神シリーズ!最高です。
『建設コンサルタント(っていうかやくざに建設業の紹介して間ぬいてるだけ)の二宮』 『スタイリッシュな大阪のイケイケヤクザ桑原』 この2名が暴れる話です。 ~~~~~~ 疫病神シリーズ 疫病神(1997年3月 新潮社 / 2000年1月 新潮文庫) 国境(2001年11月 講談社 / 2003年10月 講談社文庫) 暗礁(2005年10月 幻冬舎 / 2007年10月 幻冬舎文庫【上・下】) 螻蛄(2009年7月 新潮社 / 2012年1月 新潮文庫) 破門(2014年2月 角川書店) ~~~~~~ それぞれ、いろんな舞台で暴れはるんですけど、 『螻蛄』は、寺の財宝をめぐる坊さんスキャンダル(?)に絡んで金儲けしようとする 桑原と、桑原にええように使われる二宮!って感じで、 間にいろんなやくざの組が手を出してきてどついたりどつかれたり! なによりこの主役の「イケイケヤクザ」(<なんやの!イケイケヤクザって!www)の 桑原が超かっこいい!! なんや大阪のヤクザというので派手でダサ目かと思ったらちゃいますよ。 「わしが大阪のヤクザの手本にならなあかん」とかなんとかいうて、 見かけからめっちゃキメキメですねん。オーダーメイドのスーツで ポケットからチーフ出して、シルクのシャツで黒いスエードの靴で車はBMW。 髪型はオールバックで、ふちナシメガネかけてて、顔に傷がある。 大阪弁のせりふがもう、とにかく笑えます。 ①二人の漫才のような会話・・ 二宮「東京の女は颯爽と歩いてますねぇ」 桑原「大阪の女はよたよた歩いとる言うんかい」 ②桑原の脅し文句・・ 桑原「お前切り刻んでたこ焼きに入れたろか!」 ③桑原の電話の出方・・ 「なんじゃい。今パンスト脱がしてるとこやぞ!」 桑原はこんなやつですが、二宮が他の組のやつに捕まってタスケテーて電話したら 「あほんだら!」言いながらも結局助けてくれるとこがね、めっちゃカッコイイ。 。。。文句なしの10点 |
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主人公の二宮の、「建設コンサルタント」っていう怪しい肩書きからして笑える・・。
この二宮と、イケイケヤクザ(!)の桑原のコンビが、金を追ってどこまでもいっちゃう、 ヤクザのロードムーヴィーみたいな小説。 ヤクザの話なんで、追われたりどつかれたり刺されたりしてタイヘンなんだけど それよりも何よりもこの小説の魅力は、二宮と桑原の魅力的なこと! 二人の独特の関係がおもしろくて、漫才みたいな会話に 本を読んでて噴きだしてしまうところいっぱいでした。 特に、会話の合間で桑原が怖いので本人にはいえない二宮の心の声を ぶつぶつと書いたような描写が最高。 二人の着ているものとか髪型とか細かく描写してくれてるんだけど ヤクザの桑原は着こなしがものすごくオシャレでかっこいいのに、 二宮は安物のポロシャツとチノパンツなので桑原に服装注意されたり 「おまえ、くさいのう・・」って言われたりしてて そういう話の筋とは関係ない会話がいちいちおもしろい。 二宮に「ケンカの星の王子様」と呼ばれている桑原のあばれるシーンの描写は ほんとにカッコイイし 関西弁のおどし文句も素敵すぎて萌えましたww ちょっと警察の汚職とか人間関係とかむずかしいのですが とにかく悪いやつばっかり出てくるので面白いです。 |
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とにかくめっちゃくちゃカッコイイ----!
このノリ、スピード感、圧力についていけない人は嫌いかもしれません。 だだーーーっと読んで、あれっ今息するとこなかったけど、あれっ句読点ない! っていう、なんとも個性的な文章なんだけど、登場人物のキョーレツさ、かっこよさ、 どつきあい描写のすさまじさは、読んでて手がグーになることうけあい!! いっぱい人をどつき倒した挙句 「降りかかった火の粉を払っとるだけや」 ってもう素敵すぎるし。 本年度手に取った本のうち、最高オブ最高な一冊です。 |
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