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いわし @積読にいたる病 さんのレビュー一覧

いわし @積読にいたる病さんのページへ
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.58pt

レビュー数12

全12件 1~12 1/1ページ

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No.12:
(3pt)

あんまり好きじゃなかった…

う〜ん…評価高かったから読んでみたけど、どうにも微妙でした
やるべきことはやるけど、やらなくていいことはやらない省エネな主人公と古典部のメンバーがメインに進む青春ミステリ。

ごめんなさい…主人公があんまり好きになれなかったです
まずそこで躓いてしまったのであまり入り込めなかったのと、作中で提示される謎にもそこまで興味が湧きませんでした…

でも鮮やかなタイトル回収や、一つの言葉に込められたある想いなど、解決編はとても洒落てて好きでした!
氷菓 (角川スニーカー文庫)
米澤穂信氷菓 についてのレビュー
No.11:
(6pt)

独特な世界観と驚愕のトリック

面白かったけど、好みではなかったです…
ジェリーフィッシュという舞台設定も良かったし、結末もよく読み返してみれば絶対に分かったはずなのに、それでも騙されてしまうような展開でめちゃくちゃ好きでした!!
トリックも展開も動機も全部好きでした!!(良し悪しは置いといて)

でもシンプルに文章が合わなかったです…なんか会話が読みづらくてあんまり入り込めなかった…いつか読み返したいと思います

ミステリに慣れてきた読書家さんにはおすすめしたい一冊!
ジェリーフィッシュは凍らない (創元推理文庫)
市川憂人ジェリーフィッシュは凍らない についてのレビュー
No.10:
(8pt)

夏の終わりに君が死ねば完璧だったからの感想

めっっっっちゃ良かったです!!!
最愛の彼女の死は、大金に変わる。金塊病という難病に罹った彼女は、死後、その体は金塊へと変化する。主人公は彼女を心から愛しているのに、周りからは大金目当てだと思われてしまう…。
『愛を証明することはできるのか』というテーマで語られる一冊で、読んでいて感情を揺さぶられっぱなしでした!ずっと苦しくて切ない展開が続くけれど、ラストの伏線回収と怒涛の展開には驚きと感動が待ち受けていました!
読後感も悪くなく、爽やかな終わり方で良かったです!
夏の終わりに君が死ねば完璧だったから (メディアワークス文庫)
No.9:
(9pt)

読書初心者の人に読んでもらいたい一冊

寿命を3ヶ月だけ残して売った。一年につき、一万円で。
そんな主人公の3ヶ月を描いた作品で、これは読書初心者、そして若い人にこそ読んでもらいたい一冊だと思いました!
寿命を売るという行為が果たして正しいのかは分からないけれど、主人公にとっては、ただ無為に生きる何十年よりも残された3ヶ月、そして最後の三日間にこそ生きる意味が詰まっているのかもしれない。そう考えると思わず涙ぐんでしまいました。
読みやすく面白い作品でした!
三日間の幸福 (メディアワークス文庫)
三秋縋三日間の幸福 についてのレビュー
No.8: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

すべてが、伏線。

こりゃ三冠獲るわ…だって凄すぎるもん!!ありえないくらい面白かったし、ミステリの中でも最高傑作だと思う!!
まさにすべてが伏線で、これ以上語ることができないです…
これは事前情報一切無しで読んでもらいたい!!そしてあの衝撃の結末と伏線回収を味わってほしい!!
俺はマジで大好きでした!!
medium 霊媒探偵城塚翡翠 (講談社文庫)
相沢沙呼medium 霊媒探偵城塚翡翠 についてのレビュー
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ありえない設定からの大どんでん返し!

シリーズ3作目の今作。今までと同様の特殊設定ミステリで、今回も楽しく読むことができました!
今回はミステリ色弱めなのかな…?パニックホラー要素が多く、本格ミステリーを求めている人からしたら物足りないかも
それでもミステリーとしての完成度は高く、特殊な状況も相まってとても面白かったです!!
…でも兇人邸の間取りがマジでわかんなくて全然入り込めなかったり、比留子さんの推理力がありえないくらいすごいのはちょっと腑に落ちなかった…
兇人邸の殺人
今村昌弘兇人邸の殺人 についてのレビュー
No.6: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

彼女の愛はホンモノなのか…?

読後、気持ちがぐちゃぐちゃになって思わずため息をついてしまいました…それくらい感情をめちゃくちゃにしてくる衝撃のラストでした!
150人以上を自殺に追い込んだ自殺教唆ゲーム。その主催者である寄河景の魅力に魅入り、愛してしまった主人公の行く末はあまりに苦しくて辛かった…
これ以上の情報は入れずに、絶対に最後まで読んでみてほしい
ラスト一行を読み終わったとき、世界はきっと反転する
恋に至る病 (メディアワークス文庫)
斜線堂有紀恋に至る病 についてのレビュー
No.5: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

前代未聞のトリックに挑んだ意欲作

『読者が犯人』という不可能トリックに挑んだ意欲作で、読後、確かに自分が犯人だと思わされました
…でも、正直話の内容はあまり面白くなかったです
いざ読み終わってみると、全ての話が伏線になっていて、最後に全て回収してくるのは流石だと思いますが…話が冗長に思えてあまり入り込めませんでした
それでも!読者を犯人にする試みはかなり面白かったので一読の価値はあると思います!!
最後のトリック (河出文庫)
深水黎一郎最後のトリック についてのレビュー
No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

今こそ読んでもらいたい傑作ミステリ!

めっっちゃ良かった!!面白すぎて1日かからずに読み終わりました!
フロッピーのファイルを読み進めることで話が進んでいくのだけれど、その構成がめちゃくちゃ好き!ファイルを読み進めるにつれて少しづつ明らかになる全体像、それが明かされたときの衝撃は圧巻でした…!1番最後のフロッピーに込められた秘密もめちゃくちゃ良かったです!
文章も読みやすく、多少古い表現はあるけれど全く気にならずに読めました!
プラスティック (講談社文庫)
井上夢人プラスティック についてのレビュー
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

あまりにも壮大な結末のバカミス!

マジで作者は何食ったらこんな大どんでん返し思いつくんだ…?
タイトル通りの消失事件が何件も発生するのだが、その解決編がとにかく凄い!!何書いてもネタバレになるからこれしか書けないのが悔しい…!
ミステリ読み込んだ人じゃないと正直絶対楽しめないと思うので、玄人のミステリマニアの人には絶対に読んでほしい!!
作者さんがこれ一冊しか書いてないのは本当に惜しい…
消失! (講談社文庫)
中西智明消失! についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

普通の恋愛小説…かと思いきや!

甘くて心温まる恋愛小説で良かったです!!俺はまさにこういう作品を求めてたんだよ!!ドロドロして互いに依存するような恋愛じゃなくて、甘くて優しい恋愛が好きなんだよ!
そして、この作品はそれだけじゃ終わらない!
ラストに構える衝撃の結末にはめちゃくちゃ感動…!よく読んでみると伏線はたくさん散りばめてあったし、そうくるか…と思わず感嘆しました!
これをハッピーエンドと捉えるか、切ないと捉えるか…
是非とも一度読んでみてください!
陽だまりの彼女 (新潮文庫)
越谷オサム陽だまりの彼女 についてのレビュー
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

設定は秀逸だけど好みではなかった…

超常現象が当たり前に起こる世界のミステリーで、まず設定が良い!
空間がループする屋敷の殺人、少女の読んだ童話に倣って起こる殺人など、超常現象をこれでもかと利用して起こる殺人事件、それを綺麗ななロジックで解き明かしていくのは読んでいて楽しかったです!
そしてタイトルの『紳士的な推理』の意味がわかったときの驚きがすごかったです!!
…でも個人的にはあんまりハマんなかった
やっぱりSF要素もあるからわかりづらい部分もあるし、キャラが全体的に薄っぺらくてあまり入り込めなかったです
普通のミステリに飽きた玄人読書家の人にはおすすめしたい一冊でした!
忍鳥摩季の紳士的な推理
穂波了忍鳥摩季の紳士的な推理 についてのレビュー