火の粉

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評判

火の粉の評価:

4.19/5点 レビュー 217件。 A ランク

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平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

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全47件 41〜47 3/3ページ
No.7
(3pt)

判決の重み

あらすじは、とある家でおきた一家惨殺事件、警察もその犯人の手掛かりがなかなかつかめない。難攻する事件で、警察が炙り出した容疑者は、その事件の被害者であり、唯一の生き残りである被害者の友人・武内。警察に追求され、武内は自分のした罪を認めるも、無理のある動機と、武内の背中につけられたひどい打撲傷、それらをふまえて裁判長・梶間が出した判決は「無罪」。
しかし事件はこれで終わりではなかった。数年後、梶間の家の隣に武内が引っ越してきた。それから梶間家で起こる不可解な事件の数々、いったい武内とは何者なのか?梶間の判決は間違っていたのか・・・
なぜ「無罪」にした裁判官の家の隣に住み、不可解な事件が起こるのか?それは読んでいくうちに序々に明らかになっていきます。ただこの物語、犯人に全くひねりがなかったです。物語中に出てくるトリックの種も、そんな大したものではありませんでした。
この物語、「武内という男の性格」を描くことが作者は大変だったのではないかと思われます。1冊を通して、武内という1人の男を、多くの人々の話から構築していくことによって、読者に納得させる必要があったのではないのでしょうか。
火の粉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 火の粉 (幻冬舎文庫)より
434440551X
No.6
(3pt)

力作スリラー

善人なのか狂人なのか、見極めようとハラハラ読んでいる内はなかなか面白かったです。細かい心理描写とリアルな人間ドラマで丁寧に外堀を埋めていて、読み応えがありました。しかし、コロコロ変わる視点はちょっと気になりました。雪見さんの一視点で固定しても良かったような気がします。貴志裕介の「黒い家」を彷彿とさせる怖さがありましたが、意外性はもうひとつでしたね。
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434440551X
No.5
(3pt)

物足りない・・・

判決を言い渡した勲、その妻尋江、息子の妻雪見と、次々に視点が変わる。視点が変わる作品は他にもあるが、読んでいてどうも物足りない感じがした。老人の介護問題、夫婦間の問題、子供の問題、嫁姑の問題など、今の社会にあるさまざまな問題を取り入れてそれなりに面白いのだが。越してきた男武内の人間性も、もう少し掘り下げたものがほしかったと思う。武内がなぜ犯行に及んだのか、説得力に欠ける気がする。だが、動機が無くても殺人が数多く起こる世の中だ。武内のような犯罪を起こす人間がいてもおかしくはないのかもしれない。ラストは、やはりそうなってしまったか!という思いだった。意外性はないが、納得できる気がした。
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434440551X
No.4
(3pt)

大器の片鱗

こいつが怪しいな、と思っていると案の定そいつが犯人だったりして、意外な展開という感じは致しません。その点でのスリルはありません。最後がアクションになるのもお約束通りの展開です。異常性格者の恐怖を描いた作品と見るべきでしょう。また、最初の方の判決主文で「被告人を無罪とする」というのは単純ミス。正しくは「被告人は無罪」であるべきでしょう。迫力十分な読み物ではありますが、難点が多くあるように思います。ただ、力業でこれだけの展開をしてしまうのだから、この作者はタダモノではない感じがしました。後に傑作『犯人に告ぐ』で大輪の花が咲きました。人間描写はよくできていると思います。最後に出てくるバウムクーヘンのエピソードなど、犯人の異常性格を示す出色の描写です。主人公の裁判官など、いかにも事なかれ主義な感じがよく出ています。
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434440551X
No.3
(3pt)

う~ん・・・。

確かに物語としてはかなり面白いと思います。中でも人物の心理描写は非常に巧みで、読み進むうち自然にストーリーの中に吸い込まれ、文庫本としてはかなり分厚い方に属するボリュームを全く感じさせることなく一気に読ませます。ただ、読んでて何かこう、すっきりしないものがあるんですよね。人の心の暗い部分とか、イヤらしいところがたくさん描かれていて、ちょっと重た過ぎるというか、憂鬱さを感じながら読んでしまうというか・・・。絶賛系のレビューが多い中でこんなこと言うのもとても気が引けますが、正直「もうエエわ」って感じです。
火の粉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 火の粉 (幻冬舎文庫)より
434440551X
No.2
(3pt)

こわい・・・でも・・・。

最近は、不可解な理由で起きる殺人事件。これも、その一端なのでしょうが。ちょっと、無理のある設定かなと思います。ただ、読み進めるうちに、怖いけど、ページをめくらずにはいられない状態になります。読み終わってしばらくたつと、ちょっと違うよな・・・と思ってしまいますが、読み続けてしまう、そんな本です。
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434440551X
No.1
(3pt)

ホラー小説が好きな方なら・・・

 ストーリーは元裁判官の家族と偶然にも元裁判官の隣人となった元容疑者(冤罪)の物語。ストーリーも悪くはないし不可解な人物が現れる点など、次の展開が気になりページをめくるのは速くなるのは確かなんですが、どうも犯罪者を裁く裁判官の苦悩と冤罪に苦しむ者の姿が中途半端な描き方になっているような印象があり、リアリティに欠けるように感じました。ラストの展開を見るまでもなく、ミステリーよりもスリラーといった雰囲気です。
火の粉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 火の粉 (幻冬舎文庫)より
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