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(短編集)

田舎の刑事の闘病記



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【この小説が収録されている参考書籍】
田舎の刑事の闘病記 (ミステリ・フロンティア)

田舎の刑事の闘病記の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

もういじめないで!!

もういじめないで!!

あらすじ

部下の白石の無能ぶりに卒倒し、病院に運ばれた黒川刑事だが
病棟では、不審者が頻繁に病室に侵入しているらしい形跡があり・・・
「田舎の刑事の闘病記」をはじめ6編を収録。
田舎の鬼刑事黒川鈴木は、猿を追いかけ、蜂に追いかけられ、
奥さんと台湾旅行に出かけてと、今作でも大奮闘。

感想

東川さんのおかげでユーモアミステリに注目が集まっていますが
その系譜にある期待の新人作家さんが滝田さんです。

頭脳明晰で事件をバシッと解決させるのに
いつも皆にいじられてしまう黒川鈴木刑事のとほほぶりが
たまらなく楽しい「田舎の刑事」シリーズ。

登場人物のバカ騒動の間に伏線が挟まれ
読んでいて「あ、ここが伏線だ」と分かるのですが、
その伏線がおまりにもおバカ過ぎて
「こんなバカなお話がどうやって解決に結びつくんだろう」と
頭をひねりながらページをめくっていくと
最後にはきちんと解決につながっていて、ちと驚きます。
お笑いの影で目立ちませんが、
中々にアクロバットなことをさらりとこなしている印象を受けます。

お気に入りは「田舎の刑事の昆虫記」
犯人を追及する手筋がねちっこくいやらしく、
まるで田舎の刑事さんみたいじゃなくて作者の新境地では?

力まずにさらりと読めるユーモアミステリの決定版でしょう。

読んでからの一言
いいぞ、奥さん、もっとやれ!!
田舎の刑事の闘病記 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:田舎の刑事の闘病記 (ミステリ・フロンティア)より
4488017541

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