(短編集)

ささらさや

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評判

ささらさやの評価:

4.40/5点 レビュー 45件。 B ランク

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平均点4.40pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全80件 41〜60 3/4ページ
No.40
(5pt)

別れてしまうのならば、少しでも長く。守り人との切ない時間

 物語は、幸せな日常を送る若い女性さやの夫が、あくまでも日常の中でふいに死に追いやられる出来事から始まります。突然の出来事に、さやと、さやのあかちゃんであるユウボウは放り出され、身近だった人たちからの迫害から逃げるために、数少ないさやの親族が残した「ささら」という土地にある古い家に住むことになります。
 さやの夫は実はまだ完全に死んだ(という言い方が適切かどうかは微妙ですが)わけではなく、生と死の世界の狭間にある空間で幽霊として、大好きな夫を失い悲しみに沈み、そして陰謀に対しあまりに無防備なところのあるさやとユウボウのの守り人として間接的に支え続けることになります。
 さやの無防備さはけれども利点でもあって、ささらの土地の人間くさい、時に陰謀に加担しそうなところさえある近所のおばあさん達や周囲の人々のハートをがっちりキャッチして、コミュニティを形成してその中で小さなユウボウを育てていくことができるようになります。
 さやの無防備さにはらはらしどおしだったけれど、後半、さやの芯である合理性を優先しないある意味かたくなな(大切な夫が死んでしまったので変わらないように閉じているのでしょう)ゆずらなさが、そしてさやの怒りが激しくあらわになる場面があり、そこがとても好きです。また、夫を失い、はらはらと涙を流すさやも、好きです。
 別れてしまうのならば、少しでも長く。
 また、あいたいと願うだけ。
「ささらさや」は誰よりも大切で愛する人を喪失していく過程の物語です。そしてさやの守り人である夫が、生の世界、未完の人生を失っていく物語でもあります。
 悲しみも悔しさも憎しみも淡々と感情的でなく描かれることでより感情はにじみ、愛情がじんじんと、波打ってくる・・・
 「ささらさや」はそんな物語です。
ささらさや Amazon書評・レビュー: ささらさやより
4344001168
No.39
(5pt)

別れてしまうのならば、少しでも長く。守り人との切ない時間

 物語は、幸せな日常を送る若い女性さやの夫が、あくまでも日常の中でふいに死に追いやられる出来事から始まります。突然の出来事に、さやと、さやのあかちゃんであるユウボウは放り出され、身近だった人たちからの迫害から逃げるために、数少ないさやの親族が残した「ささら」という土地にある古い家に住むことになります。
 さやの夫は実はまだ完全に死んだ(という言い方が適切かどうかは微妙ですが)わけではなく、生と死の世界の狭間にある空間で幽霊として、大好きな夫を失い悲しみに沈み、そして陰謀に対しあまりに無防備なところのあるさやとユウボウのの守り人として間接的に支え続けることになります。
 さやの無防備さはけれども利点でもあって、ささらの土地の人間くさい、時に陰謀に加担しそうなところさえある近所のおばあさん達や周囲の人々のハートをがっちりキャッチして、コミュニティを形成してその中で小さなユウボウを育てていくことができるようになります。
 さやの無防備さにはらはらしどおしだったけれど、後半、さやの芯である合理性を優先しないある意味かたくなな(大切な夫が死んでしまったので変わらないように閉じているのでしょう)ゆずらなさが、そしてさやの怒りが激しくあらわになる場面があり、そこがとても好きです。また、夫を失い、はらはらと涙を流すさやも、好きです。
 別れてしまうのならば、少しでも長く。
 また、あいたいと願うだけ。
「ささらさや」は誰よりも大切で愛する人を喪失していく過程の物語です。そしてさやの守り人である夫が、生の世界、未完の人生を失っていく物語でもあります。
 悲しみも悔しさも憎しみも淡々と感情的でなく描かれることでより感情はにじみ、愛情がじんじんと、波打ってくる・・・
 「ささらさや」はそんな物語です。
ささらさや (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ささらさや (幻冬舎文庫)より
4344405048
No.38
(5pt)

こういう話、大好き☆

主人公さや、のキャラがとても魅力的です。すんなりと感情移入でき、さやの行動が目にありありと浮かんできました。これはおすすめですね。切なく、暖かくなれる本です。私的には6話目の『待っている女』がとても良かったですね☆
ささらさや Amazon書評・レビュー: ささらさやより
4344001168
No.37
(5pt)

こういう話、大好き☆

主人公さや、のキャラがとても魅力的です。すんなりと感情移入でき、さやの行動が目にありありと浮かんできました。これはおすすめですね。切なく、暖かくなれる本です。私的には6話目の『待っている女』がとても良かったですね☆
ささらさや (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ささらさや (幻冬舎文庫)より
4344405048
No.36
(4pt)

いい本です!

安心して読める本です。後味の悪い終わり方をする話はないと思います。おおざっぱに言うと、事故で夫に先立たれた妻とその子ども(赤ん坊です)がトラブル?に巻き込まれますが出会った人々や亡き夫の助けを得てそれらを乗り越えていく話です。ミステリーというカテゴリーには収まらない作品です。
ささらさや Amazon書評・レビュー: ささらさやより
4344001168
No.35
(4pt)

いい本です!

安心して読める本です。後味の悪い終わり方をする話はないと思います。おおざっぱに言うと、事故で夫に先立たれた妻とその子ども(赤ん坊です)がトラブル?に巻き込まれますが出会った人々や亡き夫の助けを得てそれらを乗り越えていく話です。ミステリーというカテゴリーには収まらない作品です。
ささらさや (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ささらさや (幻冬舎文庫)より
4344405048
No.34
(5pt)

いい話です!

 切なくて、暖かくて、とてもいい話でした。
現代にあっては、望んでも得られないような人間関係が、また、なんともなつかしく心地よいのです。
 子どもを持つっていいことなんだな、としみじみ思いました。
ささらさや Amazon書評・レビュー: ささらさやより
4344001168
No.33
(5pt)

いい話です!

 切なくて、暖かくて、とてもいい話でした。
現代にあっては、望んでも得られないような人間関係が、また、なんともなつかしく心地よいのです。
 子どもを持つっていいことなんだな、としみじみ思いました。
ささらさや (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ささらさや (幻冬舎文庫)より
4344405048
No.32
(5pt)

ほんわかした気持ちが・・・

加納朋子さんの著書は初めて読みました。
なんとなくタイトルと表紙のイラストに惹かれて購入しましたが
久しぶりに,ほのぼのした読後感のよい物語でした。
人情味あふれる周りの人々がとても印象的で,主人公の「さや」の人柄が,なんだかとても心地よかったです。
ぜひ他の著書も読んでみようと思いました。
ささらさや Amazon書評・レビュー: ささらさやより
4344001168
No.31
(5pt)

ほんわかした気持ちが・・・

加納朋子さんの著書は初めて読みました。
なんとなくタイトルと表紙のイラストに惹かれて購入しましたが
久しぶりに,ほのぼのした読後感のよい物語でした。
人情味あふれる周りの人々がとても印象的で,主人公の「さや」の人柄が,なんだかとても心地よかったです。
ぜひ他の著書も読んでみようと思いました。
ささらさや (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ささらさや (幻冬舎文庫)より
4344405048
No.30
(5pt)

切なくも優しい物語

著者がもっとも得意とする「泣けるミステリ」の真骨頂。お人よしで頼りない主人公を、そっと見守る亡くなった夫の優しい目線が、物語り全体を切なくも暖かく彩ります。不思議の宿る街で様々な出来事を経験して、少しずつ強くなって行く主人公には、素直に共感が持てました。しかし、この物語はただの主人公の成長物語ではありません。思わず涙溢れるラストシーン。「変わっていくこと 変わらないこと」両方の大切さを教えてくれたような気がしました。著者の綺麗な文体も作品世界を美しく見せる一要因です。筆者の作品に初めて挑戦する読者さんには一番にお勧めしたい一冊です。
ささらさや Amazon書評・レビュー: ささらさやより
4344001168
No.29
(5pt)

切なくも優しい物語

著者がもっとも得意とする「泣けるミステリ」の真骨頂。お人よしで頼りない主人公を、そっと見守る亡くなった夫の優しい目線が、物語り全体を切なくも暖かく彩ります。不思議の宿る街で様々な出来事を経験して、少しずつ強くなって行く主人公には、素直に共感が持てました。しかし、この物語はただの主人公の成長物語ではありません。思わず涙溢れるラストシーン。「変わっていくこと 変わらないこと」両方の大切さを教えてくれたような気がしました。著者の綺麗な文体も作品世界を美しく見せる一要因です。筆者の作品に初めて挑戦する読者さんには一番にお勧めしたい一冊です。
ささらさや (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ささらさや (幻冬舎文庫)より
4344405048
No.28
(5pt)

やっぱり加納朋子が好き!

~ 冒頭から、サヤの夫が自動車事故で死んでしまう。彼は、買い物にさえ出かけなければ、鰹のたたきなんか買わなければ、「たっぷりニンニクをのっけてくれよな」なんてふりむかなかったら、事故に遭わなかったのではと”幽霊”になって後悔している。どうやら成仏できなかったらしい。 不思議なことに、彼が見える人にだけ取り憑くことができる。その人~~に体を借りて、サヤの前に現れることができる。でもそれは一人につきたった1回。 読み進めていくうちに、この先どうなるんだろうと楽しみより不安を覚えるような展開。ほかの加納さんの作品とはちょっと違った印象を持ちながら読んでいきました。 気が弱いサヤ。泣いてばかりで、謝ってばかり。亡き夫の家族に生まれたばかりの息子ユウスケをとら~~れそうになっても、逃げることしかできない。いつも加納さんが描いているキャラクターとは違って、最初はあまり好感が持てなかった。 サヤが困ったときには夫がどこからか人の体を借りて助けにくる。でも、いつまでそんなことしてるのよ!と読んでいる私が突っ込みたくなってしまうほど、弱気なサヤ。もう、母親がそんなことでどうするの! でも、~~実は彼女は弱い女性なんかじゃなかった。ほんとうは、芯の強い女性。ひょんなことから知り合ったエリカや、お夏さん、久代さん、珠ちゃんの3人のおばあちゃんに囲まれて、だんだん生きる気力を取り戻し、母親の自覚を持って、強くなっていく彼女にだんだん好感を持つようになった。 ラストでは、ようやく自分自身が生きていくことに目を向けられるよう~~になったサヤ。亡き夫が最後に残した”プレゼント”に気づいたとき、もう泣いたりせずに、しっかりと自分の足で立って生きていくことができるようになるでしょう。 やっぱりあったかい加納さんの作品。最初の印象をくつがえす、すてきなラストが用意されていました。最後はちょっとうるうるしてしまいます。~
ささらさや Amazon書評・レビュー: ささらさやより
4344001168
No.27
(5pt)

ちょっと人生にお疲れの方に・・・

 表紙からも想像できるようにとても優しいお話。旦那さんが事故で死んでしまい残されたのは弱い女性「サヤ」ともっと弱い赤ん坊「ユウスケ」悲しんでばかりいる彼女に、様々な問題が降りかかってくる。彼女が困ったとき、死んでしまった幽霊の旦那さんはささら さやという音と共に「彼を見ることのできる人物」に憑依して現れ「馬鹿っさや」といいながら彼女を助けてくれる。 目新しい話ではない。驚くような描写もない。それでもこの話が好きなのは、その優しい世界に惹かれているんだろう。 
ささらさや Amazon書評・レビュー: ささらさやより
4344001168
No.26
(5pt)

やっぱり加納朋子が好き!

~ 冒頭から、サヤの夫が自動車事故で死んでしまう。彼は、買い物にさえ出かけなければ、鰹のたたきなんか買わなければ、「たっぷりニンニクをのっけてくれよな」なんてふりむかなかったら、事故に遭わなかったのではと”幽霊”になって後悔している。どうやら成仏できなかったらしい。 不思議なことに、彼が見える人にだけ取り憑くことができる。その人~~に体を借りて、サヤの前に現れることができる。でもそれは一人につきたった1回。 読み進めていくうちに、この先どうなるんだろうと楽しみより不安を覚えるような展開。ほかの加納さんの作品とはちょっと違った印象を持ちながら読んでいきました。 気が弱いサヤ。泣いてばかりで、謝ってばかり。亡き夫の家族に生まれたばかりの息子ユウスケをとら~~れそうになっても、逃げることしかできない。いつも加納さんが描いているキャラクターとは違って、最初はあまり好感が持てなかった。 サヤが困ったときには夫がどこからか人の体を借りて助けにくる。でも、いつまでそんなことしてるのよ!と読んでいる私が突っ込みたくなってしまうほど、弱気なサヤ。もう、母親がそんなことでどうするの! でも、~~実は彼女は弱い女性なんかじゃなかった。ほんとうは、芯の強い女性。ひょんなことから知り合ったエリカや、お夏さん、久代さん、珠ちゃんの3人のおばあちゃんに囲まれて、だんだん生きる気力を取り戻し、母親の自覚を持って、強くなっていく彼女にだんだん好感を持つようになった。 ラストでは、ようやく自分自身が生きていくことに目を向けられるよう~~になったサヤ。亡き夫が最後に残した”プレゼント”に気づいたとき、もう泣いたりせずに、しっかりと自分の足で立って生きていくことができるようになるでしょう。 やっぱりあったかい加納さんの作品。最初の印象をくつがえす、すてきなラストが用意されていました。最後はちょっとうるうるしてしまいます。~
ささらさや (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ささらさや (幻冬舎文庫)より
4344405048
No.25
(5pt)

ちょっと人生にお疲れの方に・・・

 表紙からも想像できるようにとても優しいお話。旦那さんが事故で死んでしまい残されたのは弱い女性「サヤ」ともっと弱い赤ん坊「ユウスケ」悲しんでばかりいる彼女に、様々な問題が降りかかってくる。彼女が困ったとき、死んでしまった幽霊の旦那さんはささら さやという音と共に「彼を見ることのできる人物」に憑依して現れ「馬鹿っさや」といいながら彼女を助けてくれる。 目新しい話ではない。驚くような描写もない。それでもこの話が好きなのは、その優しい世界に惹かれているんだろう。 
ささらさや (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ささらさや (幻冬舎文庫)より
4344405048
No.24
(4pt)

ちょっと切ない話

「ささらさや」。それは魔法の呪文。サヤが少しだけ元気になれる言葉。愛する夫を失って途方にくれるサヤを、幽霊になった夫は何とか助けようとする。だが夫は気づく。自分がいなくても、サヤを助けてくれる人たちがたくさんいることを。最後に素敵な魔法をかけて、夫はサヤのもとを去っていく。その魔法はサヤをきっと元気づけるに違いない。夫の限りない愛情を感じるに違いない。いつの日か、二人が再び出会えることを信じて。ささらさや・・・。
ささらさや Amazon書評・レビュー: ささらさやより
4344001168
No.23
(4pt)

ちょっと切ない話

「ささらさや」。それは魔法の呪文。サヤが少しだけ元気になれる言葉。愛する夫を失って途方にくれるサヤを、幽霊になった夫は何とか助けようとする。だが夫は気づく。自分がいなくても、サヤを助けてくれる人たちがたくさんいることを。最後に素敵な魔法をかけて、夫はサヤのもとを去っていく。その魔法はサヤをきっと元気づけるに違いない。夫の限りない愛情を感じるに違いない。いつの日か、二人が再び出会えることを信じて。ささらさや・・・。
ささらさや (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ささらさや (幻冬舎文庫)より
4344405048
No.22
(5pt)

こころ優しいミステリー

題名の語呂の良さに惹かれて購入しました。まだまだ幼い感じの主人公と赤ん坊の息子とを取り巻く人々の人間模様をハラハラしながら眺める故人の夫。最初は悲しみに打ちひしがれていた主人公が周りの人々に助けられながら少しずつ前向きに生きていこうと立ち直っていく様が優しい目線で描かれています。口うるさいけど心が温かいおばあちゃんトリオが良い味を出してます。各章ごとにチョッとした謎解きが盛り込まれていて楽しめますよ。この本を読んで、いっぺんに加納さんのファンになってしまいました!
ささらさや Amazon書評・レビュー: ささらさやより
4344001168
No.21
(5pt)

こころ優しいミステリー

題名の語呂の良さに惹かれて購入しました。まだまだ幼い感じの主人公と赤ん坊の息子とを取り巻く人々の人間模様をハラハラしながら眺める故人の夫。最初は悲しみに打ちひしがれていた主人公が周りの人々に助けられながら少しずつ前向きに生きていこうと立ち直っていく様が優しい目線で描かれています。口うるさいけど心が温かいおばあちゃんトリオが良い味を出してます。各章ごとにチョッとした謎解きが盛り込まれていて楽しめますよ。この本を読んで、いっぺんに加納さんのファンになってしまいました!
ささらさや (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ささらさや (幻冬舎文庫)より
4344405048