モンスター

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評判

モンスターの評価:

3.63/5点 レビュー 517件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全645件 581〜600 30/33ページ
No.65
(4pt)

いろいろな意味で読書好きを引き寄せる作品

あまりに不細工なため、不幸な少女時代を送った女性が整形手術で自分を変え、かつての故郷に戻ってくる、というのが本作のあらすじ。

何はともあれ、百田さんは小説のうまい作家だなと思う。
氏の最高傑作は永遠の0だと思うのだが、まったく違う料理方法で、巧妙な小説を書き上げたな、と思う。
本作は純文学でも観念小説でもない。こういうタイプの小説に「何を訴えたいか」なんてことを論ずるだけ無駄だ。
ただ単純に読者に興奮と興味を与える為に書かれたタイプの小説であって、要は面白いか否か。最後まで一気に読みたいか判断されるべきだ。
その点ではこの小説はかなり面白い部類だと思う。
描写が不気味だとか、リアルさが中途半端だとか意見が割れているが、本編のメインストリームはそこにあるわけでないので些末な問題だ。
僕自身は美帆の結末が気になって最後まであっと言う間に読み切ってしまったし、妻は「ここ数年でもっとも禍々しい小説。本棚にもおいておきたくない」という。
評価は違うが、男にも女にもインパクトを残す作品なのだと思う。
実際にこの本にはベスト1000以上のレビュアー方が大量に評価を寄せている。
(ここまでベストレビュアーの名前が並ぶ作品はそうそうあるものでない。)

好きな小説、ではないけど、評価に値する小説とは言える。
ということで★4つ。
モンスター (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: モンスター (幻冬舎文庫)より
4344418506
No.64
(4pt)

いろいろな意味で読書好きを引き寄せる作品

あまりに不細工なため、不幸な少女時代を送った女性が整形手術で自分を変え、かつての故郷に戻ってくる、というのが本作のあらすじ。

何はともあれ、百田さんは小説のうまい作家だなと思う。
氏の最高傑作は永遠の0だと思うのだが、まったく違う料理方法で、巧妙な小説を書き上げたな、と思う。
本作は純文学でも観念小説でもない。こういうタイプの小説に「何を訴えたいか」なんてことを論ずるだけ無駄だ。
ただ単純に読者に興奮と興味を与える為に書かれたタイプの小説であって、要は面白いか否か。最後まで一気に読みたいか判断されるべきだ。
その点ではこの小説はかなり面白い部類だと思う。
描写が不気味だとか、リアルさが中途半端だとか意見が割れているが、本編のメインストリームはそこにあるわけでないので些末な問題だ。
僕自身は美帆の結末が気になって最後まであっと言う間に読み切ってしまったし、妻は「ここ数年でもっとも禍々しい小説。本棚にもおいておきたくない」という。
評価は違うが、男にも女にもインパクトを残す作品なのだと思う。
実際にこの本にはベスト1000以上のレビュアー方が大量に評価を寄せている。
(ここまでベストレビュアーの名前が並ぶ作品はそうそうあるものでない。)

好きな小説、ではないけど、評価に値する小説とは言える。
ということで★4つ。

モンスター Amazon書評・レビュー: モンスターより
4344018079
No.63
(4pt)

美人とブスでは、これほど人生が違ってくる。

女性が美人として生まれるのとブスとして生まれるのでは、人生がどれほど違うか。
これを男性ならではの冷静さで、緻密に書かれていました。
学生生活は? 合コンでは? アルバイトでは? 就職では? 風俗で働こうとしたら? 
美人とブスの差はここまであるのかと、あらためて思い知らされ、納得しまくりでした。
美容整形についても詳しく書かれて、興味津々で読みました。

こういう話題に興味のない女性はいないのではないでしょうか。
そして、そういう女性に対する男性の態度の変え方も露骨に描写され、説得力がありました。
そういった外側の部分は最高に面白い、興味深い小説でした。
ただ、肝心のストーリーが少し物足りないかなあ。
ラストが違っていたら、印象はかなり変わっていたと思うんですけど。
私的には、その人じゃないだろうという思いもありましたし。
とはいえ、読んでいる間の私自身の食いつきが違っていたのでw、★4つです。
モンスター (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: モンスター (幻冬舎文庫)より
4344418506
No.62
(4pt)

美人とブスでは、これほど人生が違ってくる。

女性が美人として生まれるのとブスとして生まれるのでは、人生がどれほど違うか。
これを男性ならではの冷静さで、緻密に書かれていました。
学生生活は? 合コンでは? アルバイトでは? 就職では? 風俗で働こうとしたら? 
美人とブスの差はここまであるのかと、あらためて思い知らされ、納得しまくりでした。
美容整形についても詳しく書かれて、興味津々で読みました。

こういう話題に興味のない女性はいないのではないでしょうか。
そして、そういう女性に対する男性の態度の変え方も露骨に描写され、説得力がありました。
そういった外側の部分は最高に面白い、興味深い小説でした。
ただ、肝心のストーリーが少し物足りないかなあ。
ラストが違っていたら、印象はかなり変わっていたと思うんですけど。
私的には、その人じゃないだろうという思いもありましたし。
とはいえ、読んでいる間の私自身の食いつきが違っていたのでw、★4つです。
モンスター Amazon書評・レビュー: モンスターより
4344018079
No.61
(4pt)

致命的な欠陥

この作品、大好きなのですが、どうしても違和感がぬぐえません。
それは、こんなに大掛かりに整形して周りに気づかれない訳ないと思うからです。

この人が絶世の美女に生まれ変わったのが話の主軸だけど、
整形に気づいて内心整形美女と侮蔑してたら、話がぶちこわしになってしまう。
誰もがこの人の美に憧憬し惹かれてるのが大前提だから。
敏感な人なら、あ、整形だとすぐわかると思うんだけどなー。
モンスター (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: モンスター (幻冬舎文庫)より
4344418506
No.60
(4pt)

致命的な欠陥

この作品、大好きなのですが、どうしても違和感がぬぐえません。
それは、こんなに大掛かりに整形して周りに気づかれない訳ないと思うからです。

この人が絶世の美女に生まれ変わったのが話の主軸だけど、
整形に気づいて内心整形美女と侮蔑してたら、話がぶちこわしになってしまう。
誰もがこの人の美に憧憬し惹かれてるのが大前提だから。
敏感な人なら、あ、整形だとすぐわかると思うんだけどなー。
モンスター Amazon書評・レビュー: モンスターより
4344018079
No.59
(2pt)

奔放な女

(ネタバレ注意)

不美人に生まれたからによる理不尽な扱いのくだりはとても悲惨で
読むのもつらいのですが、でもぐいぐいと引き寄せられました。

笑っちゃったのが、女は中身だって言っておきながら外見重視だった先生。
(男女関係なく中身って公言しながら激しい面食いって結構いるよなぁと納得しました。)

しかしながら過去数々の整形復讐小説と同じ様な結末にシラケました。

ブスに生まれる → いじめ → 容姿が劣るが故に起きた悲惨な失恋
 → 整形 → 復讐(まずは雑魚から)→ 復讐(本命)→ 死(逆恨みor自殺)

結局は天然で美しくなく、性に奔放な女は最後は死すべしという従来のお決まりの
パターンだったなぁという感想です。
(男性目線だからかな。好きでブスでも奔放にもなった訳じゃないのにね。)

たまには死なない(天罰を受けない)顛末が読みたいと思いました。
途中までよかったのに非常にもったいない。
モンスター (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: モンスター (幻冬舎文庫)より
4344418506
No.58
(2pt)

奔放な女

(ネタバレ注意)

不美人に生まれたからによる理不尽な扱いのくだりはとても悲惨で
読むのもつらいのですが、でもぐいぐいと引き寄せられました。

笑っちゃったのが、女は中身だって言っておきながら外見重視だった先生。
(男女関係なく中身って公言しながら激しい面食いって結構いるよなぁと納得しました。)

しかしながら過去数々の整形復讐小説と同じ様な結末にシラケました。

ブスに生まれる → いじめ → 容姿が劣るが故に起きた悲惨な失恋
 → 整形 → 復讐(まずは雑魚から)→ 復讐(本命)→ 死(逆恨みor自殺)

結局は天然で美しくなく、性に奔放な女は最後は死すべしという従来のお決まりの
パターンだったなぁという感想です。
(男性目線だからかな。好きでブスでも奔放にもなった訳じゃないのにね。)

たまには死なない(天罰を受けない)顛末が読みたいと思いました。
途中までよかったのに非常にもったいない。
モンスター Amazon書評・レビュー: モンスターより
4344018079
No.57
(3pt)

けれど、浅い

グイグイすらすら読み進められました。
が、内容が浅く、女性の心理も全然うまく表現できていないなと思いました。作者が男性なので仕方ないのでしょうが・・・

整形に溺れた女性の割には、描かれている心境が全く女性的では無かった事が残念でした。

あと整形の話、風俗の話がリアルじゃなさ過ぎる。
実際整形で顔を自由自在に変えたり戻したりするのは無理ですから。
風俗も、大概どんな不細工な人でも働けちゃうのが現実。

でもそういう世界を知らない人が読んだら、それなりに楽しめるのかも

でも女として、もっと綺麗になりたいという気持ちはとてもよく分かるので読んでて楽しかったです。

もし自分の事を絶世のブスだと思っている人がこの本を読んだら、間違いなく作者をを嫌いになるでしょう
モンスター (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: モンスター (幻冬舎文庫)より
4344418506
No.56
(3pt)

けれど、浅い

グイグイすらすら読み進められました。
が、内容が浅く、女性の心理も全然うまく表現できていないなと思いました。作者が男性なので仕方ないのでしょうが・・・

整形に溺れた女性の割には、描かれている心境が全く女性的では無かった事が残念でした。

あと整形の話、風俗の話がリアルじゃなさ過ぎる。
実際整形で顔を自由自在に変えたり戻したりするのは無理ですから。
風俗も、大概どんな不細工な人でも働けちゃうのが現実。

でもそういう世界を知らない人が読んだら、それなりに楽しめるのかも





でも女として、もっと綺麗になりたいという気持ちはとてもよく分かるので読んでて楽しかったです。


もし自分の事を絶世のブスだと思っている人がこの本を読んだら、間違いなく作者をを嫌いになるでしょう
モンスター Amazon書評・レビュー: モンスターより
4344018079
No.55
(4pt)

サルの次はトリか!?

整形に関するところで上のセリフに思わず笑えました。

いろいろと顔を変えていく和子をイメージするのが、自分が男のせいか大変でした。
自分や友達や動物の顔を足したり引いたり。普段、興味のない美容の勉強にもなりました。

和子のセリフやおもっていることに納得する部分がけこうありました。
男の会話はいかに自分を知的に格好よくみせるかがほとんどであるということ。
相手がどんな本を読んでいるのか知りたがるのは相手の心の中を覗くのと同じなど。

ちょっと残念なのは崎村がもう少し話に加わってほしかったのと、三十代後半の和子の会話が実年齢よりもおばさん臭く感じました。
モンスター (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: モンスター (幻冬舎文庫)より
4344418506
No.54
(4pt)

サルの次はトリか!?

整形に関するところで上のセリフに思わず笑えました。

いろいろと顔を変えていく和子をイメージするのが、自分が男のせいか大変でした。
自分や友達や動物の顔を足したり引いたり。普段、興味のない美容の勉強にもなりました。

和子のセリフやおもっていることに納得する部分がけこうありました。
男の会話はいかに自分を知的に格好よくみせるかがほとんどであるということ。
相手がどんな本を読んでいるのか知りたがるのは相手の心の中を覗くのと同じなど。

ちょっと残念なのは崎村がもう少し話に加わってほしかったのと、三十代後半の和子の会話が実年齢よりもおばさん臭く感じました。

モンスター Amazon書評・レビュー: モンスターより
4344018079
No.53
(2pt)

残念でした

「永遠の0」で泣き、「風の中のマリア」でこのようにスズメバチという、昆虫の視点でも説得力を持って読ませられたことにうなり、と百田さんの作品だけに期待して読みました。が、正直がっかりしてしまいました。ストーリー的には昔読んだ五木寛之氏の「晴れた日には鏡を忘れて」と似ていて、顔は醜いがスタイルは良い女性が整形をして、誰もが認める美女に生まれ変わるが・・・という内容で、私的には五木氏の作品の方が作品にのめり込むことができました(私の読んだ年齢によるものもあるかもしれません)。百田氏の作品にのめり込めなかった理由として、主人公が私と同世代の時代設定にも関わらず、会話(言葉遣い)が違和感あること、冒頭から白い帽子に紫のコート、なんてそんな服装はないだろう、と突っ込みたくなってしまったこと。いくら何でも4歳という幼児の時の初恋をずっと引きずるには無理があり過ぎる、とこれまたまったく共感できず冷めてしまっとことです。肌だけはすごく綺麗だったというのも都合良すぎるし、体も骨格ががっちりしていのでは?ととにかく文章が同じ百田氏とは思えないほどでした。ただ整形については詳しくリアルティーにあふれて書かれていて、「へぇ〜」と思わされましたが。
モンスター (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: モンスター (幻冬舎文庫)より
4344418506
No.52
(2pt)

残念でした

「永遠の0」で泣き、「風の中のマリア」でこのようにスズメバチという、昆虫の視点でも説得力を持って読ませられたことにうなり、と百田さんの作品だけに期待して読みました。が、正直がっかりしてしまいました。ストーリー的には昔読んだ五木寛之氏の「晴れた日には鏡を忘れて」と似ていて、顔は醜いがスタイルは良い女性が整形をして、誰もが認める美女に生まれ変わるが・・・という内容で、私的には五木氏の作品の方が作品にのめり込むことができました(私の読んだ年齢によるものもあるかもしれません)。百田氏の作品にのめり込めなかった理由として、主人公が私と同世代の時代設定にも関わらず、会話(言葉遣い)が違和感あること、冒頭から白い帽子に紫のコート、なんてそんな服装はないだろう、と突っ込みたくなってしまったこと。いくら何でも4歳という幼児の時の初恋をずっと引きずるには無理があり過ぎる、とこれまたまったく共感できず冷めてしまっとことです。肌だけはすごく綺麗だったというのも都合良すぎるし、体も骨格ががっちりしていのでは?ととにかく文章が同じ百田氏とは思えないほどでした。ただ整形については詳しくリアルティーにあふれて書かれていて、「へぇ〜」と思わされましたが。
モンスター Amazon書評・レビュー: モンスターより
4344018079
No.51
(4pt)

先を読みたくなる!

現実性は別として、読んでいてこの先どうなるかというおもしろさは価格に値する。
モンスター (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: モンスター (幻冬舎文庫)より
4344418506
No.50
(4pt)

先を読みたくなる!

現実性は別として、読んでいてこの先どうなるかというおもしろさは価格に値する。
モンスター Amazon書評・レビュー: モンスターより
4344018079
No.49
(2pt)

百田作品は好きですが…ちょっと引いてしまう内容

百田氏は「読者に夢や希望を与えない本の存在を私は認めない!」
と宣言しているので、毎回期待して読んでいますが、本作には陰鬱とした気持ちしか湧きませんでした。
初めの1/3までは気持ちよく読めたのですが、後半に入り主人公の風俗産業の生々しい描写には、このような
仕事をしている方には当たり前のことでしょうが、かなりひいてしまいました。

風俗で稼ぎ、整形を繰り返し、絶世の美女となり故郷へと戻り、今まで自分を見下してきた人々へ復讐していく…というストーリーですが、読んでいて愉快でも、爽快でもありません。

「美」に対する個人的な意識の違いかもしれませんが、若年の頃には「見た目の美」の比重が大きかったですが、年を経るにつれて「内面の美」が「見た目の美」を凌駕するようになりました。今では綺麗なだけの女性に何も魅力を感じません。

本書に登場する男性陣がこぞって美にイチコロになる…という単純な展開はちょっとコメディ漫画のようです。

「永遠の0」「影法師」「風の中のマリア」や「ボックス」などから比べるとハテナと思える作品ですが、最新作の「錨を上げろ」を読んだ後に、本書を振り返るとこれも百田氏の人生経験からきている内容なのかな?と思えます。

読者により好き嫌いが分かれる本ですが、ファンの方はとりあえず一読しても良いでしょう。
万人にお薦めかどうかは疑問です。
モンスター Amazon書評・レビュー: モンスターより
4344018079
No.48
(4pt)

美しさは脅威

女性読者です。この本を読むと、安易に整形したくなりました(笑)
美しさは脅威、そして、絶大な力・・・女性として、何となく意識せざるを得ないその事実を、
改めて残酷に浮き彫りにさせるような、男の人のホンネがつまった本です。

もちろん、すべての男性が美女に弱いわけではないと思いますが、学生時代、そして社会人になってからも、
女の美醜で態度を変える男たちを傍目に見てきました。
普通の容姿をした女なら、高望みしなければ、それなりに、恋愛も結婚もできます。
その一方で、絶世の美女というものは、それはそれは想像もできないような、VIP待遇を受けている。
そんなまごうことなき事実に基づいたこの小説に、ちょっと辟易としながら、少し不安を感じながら、
物語を読み進めていきました。
とてもシンプルな構図の物語です。
かつては醜かった女性が、幾度も整形を繰り返し、忘れられない男のもとへ帰ってくる―――書いてしまえば、
非常に予想しやすい、分かりやすい筋だと思います。
そこに、いくつものエピソードが塗り重ねられ、「モンスター」と呼ばれた一人の女性の哀しい人生が見えてくる…

しかし、この本を読んで一番強く心に残ったのは、女の哀しい生きざまに対する感動ではありませんでした。
最後まで主人公の女はモンスターになりきれず、美化されていて、どこか愚かに描かれていると思いました。
女性の本質は、もっとおどろおどろしいものです。

読後、一番心に残ったのは、この本に登場する男たちのあさましさです。
男は、子供のようで、美しい女に声をかけられれば、すぐに誘惑に負けるが、
そう簡単に家庭を捨てることもできない。
しかし美女が自分の手に入ると見るや否や、必死になり、一律に、女に同じものを求める。
しかしその肉体が手に入れれば、やがて慣れ、傲慢になり、また、他の若さや美しさに惹かれていく。

女が見たくなくて目を背けている男性の隠しきれない本性の、その一面に、否が応でも
気づかされる本です。小説としては、少々単純すぎましたが、面白かったです。
ためになりました。
モンスター (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: モンスター (幻冬舎文庫)より
4344418506
No.47
(4pt)

美しさは脅威

女性読者です。この本を読むと、安易に整形したくなりました(笑)
美しさは脅威、そして、絶大な力・・・女性として、何となく意識せざるを得ないその事実を、
改めて残酷に浮き彫りにさせるような、男の人のホンネがつまった本です。

もちろん、すべての男性が美女に弱いわけではないと思いますが、学生時代、そして社会人になってからも、
女の美醜で態度を変える男たちを傍目に見てきました。
普通の容姿をした女なら、高望みしなければ、それなりに、恋愛も結婚もできます。
その一方で、絶世の美女というものは、それはそれは想像もできないような、VIP待遇を受けている。
そんなまごうことなき事実に基づいたこの小説に、ちょっと辟易としながら、少し不安を感じながら、
物語を読み進めていきました。
とてもシンプルな構図の物語です。
かつては醜かった女性が、幾度も整形を繰り返し、忘れられない男のもとへ帰ってくる―――書いてしまえば、
非常に予想しやすい、分かりやすい筋だと思います。
そこに、いくつものエピソードが塗り重ねられ、「モンスター」と呼ばれた一人の女性の哀しい人生が見えてくる…

しかし、この本を読んで一番強く心に残ったのは、女の哀しい生きざまに対する感動ではありませんでした。
最後まで主人公の女はモンスターになりきれず、美化されていて、どこか愚かに描かれていると思いました。
女性の本質は、もっとおどろおどろしいものです。

読後、一番心に残ったのは、この本に登場する男たちのあさましさです。
男は、子供のようで、美しい女に声をかけられれば、すぐに誘惑に負けるが、
そう簡単に家庭を捨てることもできない。
しかし美女が自分の手に入ると見るや否や、必死になり、一律に、女に同じものを求める。
しかしその肉体が手に入れれば、やがて慣れ、傲慢になり、また、他の若さや美しさに惹かれていく。

女が見たくなくて目を背けている男性の隠しきれない本性の、その一面に、否が応でも
気づかされる本です。小説としては、少々単純すぎましたが、面白かったです。
ためになりました。



モンスター Amazon書評・レビュー: モンスターより
4344018079
No.46
(5pt)

たぶん俺も美帆(和子)のように狂ってるのだ…

何かに取り憑かれたように、自分でも驚いた、何と1日で最後まで読んでしまった。 醜さで辛酸を舐めさせられるのは何も女性ばかりではない。男性も同じだ。 権利だなんだと喚いたところでそれが人生を大きく好転させてくれないということは誰もが知っていることだろう。人間は決して平等ではない。理不尽だからこそ幸福があるといっても過言ではないだろう。 心に巣食う闇は、当然に与えられた美を持っている人間には到底理解できるものではない。のびのびと健やかに生きるためには条件がある。その条件が美しさなのだ。人間はいくら理屈を並べたところで視覚に依存しているのだから。 しかし、醜さゆえに美しい蝶へと脱皮できるとも言える。幼い日にマドンナと称賛された人は概ね失望するような容姿だったりするのがそれを証明しているのかもしれない。 しかし、その変貌は狂気と表裏一体だ。そう純粋な天使ではない。その美しさは悪魔に魅惑された堕天使なのだから…。 それでも、猛毒の蛇は、トラウマに贖罪と理想を思い描く弱々しい存在なのだ。 この本を読んで、自分の心の苛立ちが少し癒されたように思える。自分と真に向き合えたのかもしれない。この本は読み手の境遇によって評価が大きく左右されると思う。 人間は強くなれば、今までなめた態度をとってきた奴の態度が変わる。人は本能で自分を維持するために自分よりも弱い獲物を求める生き物なのだ。復讐に魅了された人間が放つ妖しく切ない情熱は私を今だかつてないほどにゆさぶった。私は百田シリーズでモンスターが一番好きかもしれない。
モンスター (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: モンスター (幻冬舎文庫)より
4344418506