永遠の0

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

永遠の0の評価:

3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4,096件 3,581〜3,600 180/205ページ
No.516
(5pt)

日本の若者へ

今でも忘れることのできない衝撃的体験がある。
絶句。言葉が出ないとは正にこのことなのだろう。
友人との約束に遅れそうで急いでいた電車の中、
目の前の女子高生3人組が今にも下着が見えそうな座り方で化粧をしていた。
Aが言う「ねえねえ、知ってる?昔、日本ってアメリカと戦争したんだって」
それに反応するB「え、マジで、マジで!?どうなったの?」
同調するC「チョー気になるんですけど、早く言いなよ!」
答えるA「ボロ負けしたらしいよ。ヤバくない?(笑)」
声を合わせるBとC「チョーうけるんですけどー!(笑)」

戦争から半世紀以上がたち、現代人の記憶からその体験が
消え去ろうとしていることは間違いない。
戦争は目を瞑りたくなるもので、戦記物を愛読する読者は限られる。
その中で、この作品は恰も戦記物でないような装丁で読者の興味を引く。
あえて現代語で構成することで読者も読みやすい。
宮部さんの死の真相というミステリ要素を含ませることで、
読者の興味を最後まで持たせることにも成功している。
小説として批判したい点もある。戦争をどのように捉えるかによって
意見したい部分もある。
しかし、家族を守るために自分の命を賭して戦った祖先の上に自分の生活が
なりたっていることを、戦争を知らない若者がその事実を知り、
記憶を語り継ぐための作品としては、すばらしい作品だと思う。

震災後、被災地で懸命な人々の姿が報じられる一方、
リーダーたる政府の対応が批判される姿は、
日本の悪しき伝統が今でも払拭できていないのだなと感じさせられる作品でもあった。

永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.515
(5pt)

日本の若者へ

今でも忘れることのできない衝撃的体験がある。
絶句。言葉が出ないとは正にこのことなのだろう。
友人との約束に遅れそうで急いでいた電車の中、
目の前の女子高生3人組が今にも下着が見えそうな座り方で化粧をしていた。
Aが言う「ねえねえ、知ってる?昔、日本ってアメリカと戦争したんだって」
それに反応するB「え、マジで、マジで!?どうなったの?」
同調するC「チョー気になるんですけど、早く言いなよ!」
答えるA「ボロ負けしたらしいよ。ヤバくない?(笑)」
声を合わせるBとC「チョーうけるんですけどー!(笑)」

戦争から半世紀以上がたち、現代人の記憶からその体験が
消え去ろうとしていることは間違いない。
戦争は目を瞑りたくなるもので、戦記物を愛読する読者は限られる。
その中で、この作品は恰も戦記物でないような装丁で読者の興味を引く。
あえて現代語で構成することで読者も読みやすい。
宮部さんの死の真相というミステリ要素を含ませることで、
読者の興味を最後まで持たせることにも成功している。
小説として批判したい点もある。戦争をどのように捉えるかによって
意見したい部分もある。
しかし、家族を守るために自分の命を賭して戦った祖先の上に自分の生活が
なりたっていることを、戦争を知らない若者がその事実を知り、
記憶を語り継ぐための作品としては、すばらしい作品だと思う。

震災後、被災地で懸命な人々の姿が報じられる一方、
リーダーたる政府の対応が批判される姿は、
日本の悪しき伝統が今でも払拭できていないのだなと感じさせられる作品でもあった。

永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.514
(5pt)

これぞ武士道

これがデビュー作?!素晴らしい作品だと思います。平積みされていたにも関わらず、なぜか今まで読まなかったのか後悔です。私の中で「白夜行」、「テロリストのパラソル」、「私という運命について」という大好きな作品に並びました。一人のひとが生きていくうえで、様々な感情を持ち、多くのひと共に生きていく。ただただ誰かのために、宮部久蔵の惻隠の情、武士道に感服しました。これが日本人の強さなんだと思います。この夏に知覧に行こうと思っていたのですが、また違った想いをもって行けそうです。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.513
(5pt)

これぞ武士道

これがデビュー作?!素晴らしい作品だと思います。平積みされていたにも関わらず、なぜか今まで読まなかったのか後悔です。私の中で「白夜行」、「テロリストのパラソル」、「私という運命について」という大好きな作品に並びました。一人のひとが生きていくうえで、様々な感情を持ち、多くのひと共に生きていく。ただただ誰かのために、宮部久蔵の惻隠の情、武士道に感服しました。これが日本人の強さなんだと思います。この夏に知覧に行こうと思っていたのですが、また違った想いをもって行けそうです。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.512
(5pt)

深い感動

太平洋戦争での重要な戦闘が順番に語られていくので前半はちょっと長いなという気もしましたが、後半は祖父の人生がどんどん明らかになり引き込まれます。信念をもって戦争を生き延びようとした祖父の最期の真相。知りたいけれど彼の死を見たくないもどかしさのまま読み進め、エピローグは涙で1行進むのも大変でした。読み終わると良質な映画を観たような深い余韻と感動。戦争もの・特攻隊ものというだけで毛嫌いせずにぜひ読んでいただきたい作品です。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.511
(5pt)

深い感動

太平洋戦争での重要な戦闘が順番に語られていくので前半はちょっと長いなという気もしましたが、後半は祖父の人生がどんどん明らかになり引き込まれます。信念をもって戦争を生き延びようとした祖父の最期の真相。知りたいけれど彼の死を見たくないもどかしさのまま読み進め、エピローグは涙で1行進むのも大変でした。読み終わると良質な映画を観たような深い余韻と感動。戦争もの・特攻隊ものというだけで毛嫌いせずにぜひ読んでいただきたい作品です。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.510
(5pt)

わすれてはいけない

戦争物しばらく読んでいませんでした。

だんだんと明らかになっていく祖父像、
そこに盛り込まれていく、真実

日本の政治って根本的に昔と変わってないんじゃないか?
官僚も戦時中と体質同じなんじゃないか?

そのなかで賢明に家族を人を愛し、生きていく一般の人たち。

よい小説でした。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.509
(5pt)

わすれてはいけない

戦争物しばらく読んでいませんでした。

だんだんと明らかになっていく祖父像、
そこに盛り込まれていく、真実

日本の政治って根本的に昔と変わってないんじゃないか?
官僚も戦時中と体質同じなんじゃないか?

そのなかで賢明に家族を人を愛し、生きていく一般の人たち。

よい小説でした。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.508
(5pt)

勉強になった。

この本を読み始めたときはストーリーが戦争物と知らなかった。 読んでいるうちに世界大戦2に活躍した零戦の話だと分かって、タイトルに納得。ものすごく読みやすくて、歴史の教科書もこのように書けてあったらもっとまじめに読んだのにと思った。 ページ数の多い本だが、面白すぎて「読み終わりたくない」と、感じてしまった。 なのでちょびちょび読みながら、読んだことを考えながら進んだ。
読み終わったときには大きな感動。 日本人なら一度は読むべき本だと感じた。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.507
(5pt)

勉強になった。

この本を読み始めたときはストーリーが戦争物と知らなかった。 読んでいるうちに世界大戦2に活躍した零戦の話だと分かって、タイトルに納得。ものすごく読みやすくて、歴史の教科書もこのように書けてあったらもっとまじめに読んだのにと思った。 ページ数の多い本だが、面白すぎて「読み終わりたくない」と、感じてしまった。 なのでちょびちょび読みながら、読んだことを考えながら進んだ。
読み終わったときには大きな感動。 日本人なら一度は読むべき本だと感じた。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.506
(3pt)

零戦の勉強になりました。

百田作品を初めて読んでみました。
特に、本屋でもとても薦められていたので
かなり期待が大きかったのもあるかもしれません。
ただ、割と早くに結末が見えてしまったところが残念でした。
零戦の活躍ぶりは聞いていたのですが、
戦争後半における状況は知らなかったので
とても勉強になりました。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.505
(3pt)

零戦の勉強になりました。

百田作品を初めて読んでみました。
特に、本屋でもとても薦められていたので
かなり期待が大きかったのもあるかもしれません。
ただ、割と早くに結末が見えてしまったところが残念でした。
零戦の活躍ぶりは聞いていたのですが、
戦争後半における状況は知らなかったので
とても勉強になりました。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.504
(4pt)

ノンフィクションかと勘違いしてしまう

1941年12月に始まり、1945年8月に終わった太平洋戦争を描いた小説が「永遠の0(ゼロ)」です。一航空兵の闘いの軌跡を、生き残った人間に語らせていきます。

憶病者と謗られつつ、自分に正直に生きた主人公。あの時代に兵士たちは何を考えていたのか。特攻作戦は昭和のテロリズムだったのか。小説なのに、小説のように読めません。ドキュメンタリー、あるいはノンフィクションのように感じてしまいます。それほど迫真に満ちた描写です。海軍航空兵の訓練と戦闘、考え方、日米の航空機、日米軍幹部の兵士に対する考え方の違い、当時の新聞の責任、などが記述されており、とても参考になります。

ただし、この作品は太平洋戦争の通史を知っているかどうかで、理解度がかなり違うと思います。筆者は中学生のときに第二次世界大戦ブックスを図書館で50冊くらい読破したおかげで、おおよそのできごとの順番が掴めています。本書も各章は戦史の時系列を崩さずに作ってあるので、理解はしやすいのですが、背景のできごとを掴めていないと、少し分かりづらくなるかも知れません。

注意すべきなのは、太平洋戦争の戦史をほとんど知らずに、本書を読んだ場合です。これを読んだだけで終わらせることは絶対に避けてください。必ず、太平洋戦争の戦史を学び、日中戦争を含めた一通りのできごとを知識として得てください。本書が描いているのは、当時の社会の一面です。感情的に没入しやすい傑作だけに、本書のトーンに引き摺られないようにしてください。


永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.503
(4pt)

ノンフィクションかと勘違いしてしまう

1941年12月に始まり、1945年8月に終わった太平洋戦争を描いた小説が「永遠の0(ゼロ)」です。一航空兵の闘いの軌跡を、生き残った人間に語らせていきます。

憶病者と謗られつつ、自分に正直に生きた主人公。あの時代に兵士たちは何を考えていたのか。特攻作戦は昭和のテロリズムだったのか。小説なのに、小説のように読めません。ドキュメンタリー、あるいはノンフィクションのように感じてしまいます。それほど迫真に満ちた描写です。海軍航空兵の訓練と戦闘、考え方、日米の航空機、日米軍幹部の兵士に対する考え方の違い、当時の新聞の責任、などが記述されており、とても参考になります。

ただし、この作品は太平洋戦争の通史を知っているかどうかで、理解度がかなり違うと思います。筆者は中学生のときに第二次世界大戦ブックスを図書館で50冊くらい読破したおかげで、おおよそのできごとの順番が掴めています。本書も各章は戦史の時系列を崩さずに作ってあるので、理解はしやすいのですが、背景のできごとを掴めていないと、少し分かりづらくなるかも知れません。

注意すべきなのは、太平洋戦争の戦史をほとんど知らずに、本書を読んだ場合です。これを読んだだけで終わらせることは絶対に避けてください。必ず、太平洋戦争の戦史を学び、日中戦争を含めた一通りのできごとを知識として得てください。本書が描いているのは、当時の社会の一面です。感情的に没入しやすい傑作だけに、本書のトーンに引き摺られないようにしてください。


永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.502
(5pt)

かなり泣きました。

とにかく面白くて読み出したら止まりません。徹夜です。
戦争で亡くなった祖父がどんな人だったのか、戦場で祖父といっしょだった人を訪ねて話を聞いて回ります。最初の人に「あの人は卑怯者だった」と言われてショックを受けますが、それでも次の人、次の人と話を聞いていく内に、おじいさんはゼロ戦の恐ろしく腕の立つベテランパイロットであり、命を大切にする優しい人だったことが少しずつ分かってきます。しかし当時は「命を大切にする」という事が当たり前ではなかったために「国の為に命を捨てる覚悟のない卑怯者」と言われていたのです。最後の最後は涙無くしては読めません。主人公のゼロ戦パイロットのような気持ちで亡くなっていった人がたくさんいたと思うと、二度と戦争をしてはいけないと、あらためて考えさせられました。それにしても泣きました。次の日顔が腫れてました。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.501
(5pt)

かなり泣きました。

とにかく面白くて読み出したら止まりません。徹夜です。
戦争で亡くなった祖父がどんな人だったのか、戦場で祖父といっしょだった人を訪ねて話を聞いて回ります。最初の人に「あの人は卑怯者だった」と言われてショックを受けますが、それでも次の人、次の人と話を聞いていく内に、おじいさんはゼロ戦の恐ろしく腕の立つベテランパイロットであり、命を大切にする優しい人だったことが少しずつ分かってきます。しかし当時は「命を大切にする」という事が当たり前ではなかったために「国の為に命を捨てる覚悟のない卑怯者」と言われていたのです。最後の最後は涙無くしては読めません。主人公のゼロ戦パイロットのような気持ちで亡くなっていった人がたくさんいたと思うと、二度と戦争をしてはいけないと、あらためて考えさせられました。それにしても泣きました。次の日顔が腫れてました。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.500
(5pt)

感動感動でした

ラジオでさる読書家がこの本をとてもお薦めになっていたので購入し、一気に読みました。期待以上の感動でした。特に最後にはあっと驚かせられました。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.499
(5pt)

感動感動でした

ラジオでさる読書家がこの本をとてもお薦めになっていたので購入し、一気に読みました。期待以上の感動でした。特に最後にはあっと驚かせられました。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.498
(3pt)

きっかけとしては良いが。。。

航空戦をリアルに描き出すだけでなく、太平洋戦争の日本軍の失敗を分かり易く描いており、ある程度当時のいろいろな本を読んでいる自分でも勉強になった。
また、20代の前半で悲壮な覚悟をせざるを得なかった戦闘機乗り、特攻隊員達の方々の話は、「きけわだつみの声」を読んだときも思ったが、今我々がここに生きていることの多くを彼らに負っていること、そしてそれがあってこそ、今我々がここにいることの尊さを感じざるを得なかった。戦後、生き残った特攻隊員、飛行機乗りが非常に苦労したことなど、初めて知る話もあった。

ただ、一人の人物に語らせているものとはいえ、戦争に突き進んだ理由を新聞社(とりわけ朝日新聞を連想させる)が世論を煽ったことに求め、また、戦後のメディアの変節が人々から愛国心を奪ったという記述があるが、このあたりは、賛否両論あるとは思うが、あまりに紋切り型過ぎて共感できなかった。
何故、日本があの無謀な戦争に突き進み、そして組織的に特攻という人命を一方的に損耗する戦争史上最悪の作戦に至ったのかというのは、同じ轍を決して踏まぬために、より深い視点で着目して欲しかった。

総合的に見て、戦争の話を非常に分かり易く、感動巨編に”翻訳”し、普段あまり感心を持たない読者層に訴えたことは評価できる。
ただし、戦争の不合理、背景の事実は描いているものの、その分析・解釈はあまりに深みがなく紋切り型に過ぎるため、ここのレビューにあるような
レベルで感動は出来なかったことも事実である。

読者を短絡的な結論に陥らせてしまう危険性があるという意味で、星は3つとした。
このレビューを読んだ方には、この本を入り口として、様々なこの時代を描く本を読んで、多角的にこの時代をみて頂きたい。
「昭和史」半藤一利 「きけ わだつみのこえ」 この二つはぜひ読んで欲しい。私も再読しようと思っている。



永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.497
(3pt)

きっかけとしては良いが。。。

航空戦をリアルに描き出すだけでなく、太平洋戦争の日本軍の失敗を分かり易く描いており、ある程度当時のいろいろな本を読んでいる自分でも勉強になった。
また、20代の前半で悲壮な覚悟をせざるを得なかった戦闘機乗り、特攻隊員達の方々の話は、「きけわだつみの声」を読んだときも思ったが、今我々がここに生きていることの多くを彼らに負っていること、そしてそれがあってこそ、今我々がここにいることの尊さを感じざるを得なかった。戦後、生き残った特攻隊員、飛行機乗りが非常に苦労したことなど、初めて知る話もあった。

ただ、一人の人物に語らせているものとはいえ、戦争に突き進んだ理由を新聞社(とりわけ朝日新聞を連想させる)が世論を煽ったことに求め、また、戦後のメディアの変節が人々から愛国心を奪ったという記述があるが、このあたりは、賛否両論あるとは思うが、あまりに紋切り型過ぎて共感できなかった。
何故、日本があの無謀な戦争に突き進み、そして組織的に特攻という人命を一方的に損耗する戦争史上最悪の作戦に至ったのかというのは、同じ轍を決して踏まぬために、より深い視点で着目して欲しかった。

総合的に見て、戦争の話を非常に分かり易く、感動巨編に”翻訳”し、普段あまり感心を持たない読者層に訴えたことは評価できる。
ただし、戦争の不合理、背景の事実は描いているものの、その分析・解釈はあまりに深みがなく紋切り型に過ぎるため、ここのレビューにあるような
レベルで感動は出来なかったことも事実である。

読者を短絡的な結論に陥らせてしまう危険性があるという意味で、星は3つとした。
このレビューを読んだ方には、この本を入り口として、様々なこの時代を描く本を読んで、多角的にこの時代をみて頂きたい。
「昭和史」半藤一利 「きけ わだつみのこえ」 この二つはぜひ読んで欲しい。私も再読しようと思っている。



永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X