永遠の0

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

永遠の0の評価:

3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4,096件 3,621〜3,640 182/205ページ
No.476
(5pt)

変わらない日本

二か月前に東日本大震災が起こり、この本を今読んでみて日本は何も変わっていないことを痛感しました。軍部の上層部と特攻隊 それが東電のエリート幹部と現場で命をかけて戦っている人とだぶりました。そしてその場その場で迎合しているジャーナリズム。いつも弱者がひどい目にあう。幹部は安全地帯にいながら責任を誰一人取らず・・・日本は変わっていない・・・
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.475
(5pt)

変わらない日本

二か月前に東日本大震災が起こり、この本を今読んでみて日本は何も変わっていないことを痛感しました。軍部の上層部と特攻隊 それが東電のエリート幹部と現場で命をかけて戦っている人とだぶりました。そしてその場その場で迎合しているジャーナリズム。いつも弱者がひどい目にあう。幹部は安全地帯にいながら責任を誰一人取らず・・・日本は変わっていない・・・
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.474
(5pt)

読み応えがあり、感動した!

本屋さんでレビューが良かったので、あらすじを見たら戦争中の話だったので、
最後まで読めるか心配だったが、読み始めたら止められず、一気に読んでしまった。
久々に内容のある読み応えのある本だと思った。 

実は学校の日本史では太平洋戦争のあたりはもう3月になりいつも授業ではカバーしきれず、
先生から自分で読んでおくようにいわれてもやらず、恥ずかしながらそのあたり、もちろん
特攻についても良く知らなかったので、この本で終戦への日本軍の無謀な戦いが良く理解できた。

物語は特攻で亡くなった宮部の孫が戦友のインタビューを通して人物像を明らかにしていくのだが、最初
に会った戦友が「宮部は臆病だった」と言い、この先どのような展開になっていくのか、心配になったが、実は優秀で多くの信奉者もいて魅力的な人物なのだが、最後はあっという予想外の結末となる。

読み終わって思ったのは、いつの時代でも日本という国はトップはだめだが、その下でがんばっている
国民は立派だ、ということだ。
今起きている福島の原発と特攻とダブり、原発で惨事を沈静化しようと前線で命の危険を賭して働いている作業員はまるで太平洋戦争中の特攻隊員のようだな、と思った。



永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.473
(5pt)

読み応えがあり、感動した!

本屋さんでレビューが良かったので、あらすじを見たら戦争中の話だったので、
最後まで読めるか心配だったが、読み始めたら止められず、一気に読んでしまった。
久々に内容のある読み応えのある本だと思った。 

実は学校の日本史では太平洋戦争のあたりはもう3月になりいつも授業ではカバーしきれず、
先生から自分で読んでおくようにいわれてもやらず、恥ずかしながらそのあたり、もちろん
特攻についても良く知らなかったので、この本で終戦への日本軍の無謀な戦いが良く理解できた。

物語は特攻で亡くなった宮部の孫が戦友のインタビューを通して人物像を明らかにしていくのだが、最初
に会った戦友が「宮部は臆病だった」と言い、この先どのような展開になっていくのか、心配になったが、実は優秀で多くの信奉者もいて魅力的な人物なのだが、最後はあっという予想外の結末となる。

読み終わって思ったのは、いつの時代でも日本という国はトップはだめだが、その下でがんばっている
国民は立派だ、ということだ。
今起きている福島の原発と特攻とダブり、原発で惨事を沈静化しようと前線で命の危険を賭して働いている作業員はまるで太平洋戦争中の特攻隊員のようだな、と思った。



永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.472
(5pt)

こういう作品こそ映像化してほしい

ただただ感動した。
体験談として語られる戦争の史実や登場人物の心情に心を揺さぶられる作品である。

"特攻"に対する考え方を戦争から60年以上も立ち、当時の情勢を史実からでしか
推測できない我々が安易に断ずることは好ましくない。
ただ本書に書かれている心情が、特攻を目前にした特攻隊員の大半の心情を表したものならば、
"特攻"は、集団主義・勤勉さ・建て前といった世界から見たときの日本人の特異性が悪い方向に
働いた最も典型的な行為である、と気付かされる。

また、指揮官の点数稼ぎにより戦況が暗転する描写は、どこかしら今の日本の政治と重なって歯がゆい。

タイトル通り、是非映画化をお願いしたい。
ゼロ戦のパイロットである主人公の祖父のルーツを探るため、祖父を知る人物から戦争体験談を
聞いて回る単調ではあるが奥の深いストーリーである。
だからこそ、監督としての腕が如実に現れる、そして役者冥利に尽きる。
CGに頼る監督はいらない。見栄えのする俳優もいらない。この作品を表現しきって演じきって
名を挙げてやる。そんな方々による映像化を期待します。

永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.471
(5pt)

こういう作品こそ映像化してほしい

ただただ感動した。
体験談として語られる戦争の史実や登場人物の心情に心を揺さぶられる作品である。

"特攻"に対する考え方を戦争から60年以上も立ち、当時の情勢を史実からでしか
推測できない我々が安易に断ずることは好ましくない。
ただ本書に書かれている心情が、特攻を目前にした特攻隊員の大半の心情を表したものならば、
"特攻"は、集団主義・勤勉さ・建て前といった世界から見たときの日本人の特異性が悪い方向に
働いた最も典型的な行為である、と気付かされる。

また、指揮官の点数稼ぎにより戦況が暗転する描写は、どこかしら今の日本の政治と重なって歯がゆい。

タイトル通り、是非映画化をお願いしたい。
ゼロ戦のパイロットである主人公の祖父のルーツを探るため、祖父を知る人物から戦争体験談を
聞いて回る単調ではあるが奥の深いストーリーである。
だからこそ、監督としての腕が如実に現れる、そして役者冥利に尽きる。
CGに頼る監督はいらない。見栄えのする俳優もいらない。この作品を表現しきって演じきって
名を挙げてやる。そんな方々による映像化を期待します。

永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.470
(3pt)

この本は、肥え太っている

この本が感動に値する素晴らしい作品であることは疑うべくもない。そして、その感動の根底が、戦争の背景にあることは言うまでもない。だから必要ないとは言わない。この本には必要なファクターとして、戦争の薀蓄は欠かすべからざる存在だった。
 しかし、本当にこの薀蓄を書籍の中に盛り込む必要があったのかと問われれば、甚だ疑問である。そんなものはこの本を読んだ個々人が、興味に駆られるまま調べればいい話だ。

 本を読む→感動する→日本の敗戦に興味を持つ→自分なりに調べる→本を読み直してみる→深く感動する

 このプロセスが大事なのだ。読書を楽しむという意味でも、戦争の記憶を留めるという意味でも。「永遠の0」は良質のスパイス(きっかけ)になる可能性を孕んでいたのに、結局は読者から機会を奪う書籍になってしまった。それも“満足”というカタチで。これでは深く知ろうという意欲には繋がるまい。とても残念なことに。
 残念なことはいまひとつある。それは薀蓄のせいで、物語が不格好に肥え太ってしまったことだ。戦争の詳細を語る段になると必ず登場する「伝聞」。自分が直に目にしたことならともかく、伝え聞いただけの話のほうが、やたらと微に入り細に入っているのである。これのせいで物語は間延びし、リアリティも薄れてしまっている。まるで著者の調べたことを全て羅列しているかのような感触があり、読者が現実に引き戻されてしまうのである。

 断言してもいいが「永遠の0」は総ページ数:400ほどまで減量すれば、後世に語り継いでも恥ずかしくない力作になったと思う。それだけに、本当に、残念に思う。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.469
(3pt)

この本は、肥え太っている

この本が感動に値する素晴らしい作品であることは疑うべくもない。そして、その感動の根底が、戦争の背景にあることは言うまでもない。だから必要ないとは言わない。この本には必要なファクターとして、戦争の薀蓄は欠かすべからざる存在だった。
 しかし、本当にこの薀蓄を書籍の中に盛り込む必要があったのかと問われれば、甚だ疑問である。そんなものはこの本を読んだ個々人が、興味に駆られるまま調べればいい話だ。

 本を読む→感動する→日本の敗戦に興味を持つ→自分なりに調べる→本を読み直してみる→深く感動する

 このプロセスが大事なのだ。読書を楽しむという意味でも、戦争の記憶を留めるという意味でも。「永遠の0」は良質のスパイス(きっかけ)になる可能性を孕んでいたのに、結局は読者から機会を奪う書籍になってしまった。それも“満足”というカタチで。これでは深く知ろうという意欲には繋がるまい。とても残念なことに。
 残念なことはいまひとつある。それは薀蓄のせいで、物語が不格好に肥え太ってしまったことだ。戦争の詳細を語る段になると必ず登場する「伝聞」。自分が直に目にしたことならともかく、伝え聞いただけの話のほうが、やたらと微に入り細に入っているのである。これのせいで物語は間延びし、リアリティも薄れてしまっている。まるで著者の調べたことを全て羅列しているかのような感触があり、読者が現実に引き戻されてしまうのである。

 断言してもいいが「永遠の0」は総ページ数:400ほどまで減量すれば、後世に語り継いでも恥ずかしくない力作になったと思う。それだけに、本当に、残念に思う。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.468
(5pt)

若い世代も読むべき本(技術者の視点から)

戦後を生き抜いた人達が紡ぐ,ある一人の人物の物語。
やがて終盤にそれらが収束していく頃,涙無しには読めなくなる。

同時に怒りも覚える。戦時も現代も変わらないのか,高級官僚の
エゴのために若い世代が犠牲になったという。

一方,技術者が身につまされる言葉がある。
【ゼロの設計者は,人が乗ることを想定していたのか?】
長すぎる航続距離のために,どだい人間には無茶な作戦を立てる
ことになってしまった。
何を大事にするかが,作戦立案から設計思想まで,一貫して
クリアになっていた米軍に勝てるわけが無かったのだ。

物語は史実に基づくフィクションだけれども,ゼロ戦を中心に
繰り広げられるストーリーは,歴史的な知識を増やしてくれるし,
前述のように技術者へのメッセージ性もある。戦時中の失敗を
繰り返さないためにも読んでおくことをお薦めします。


永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.467
(5pt)

若い世代も読むべき本(技術者の視点から)

戦後を生き抜いた人達が紡ぐ,ある一人の人物の物語。
やがて終盤にそれらが収束していく頃,涙無しには読めなくなる。

同時に怒りも覚える。戦時も現代も変わらないのか,高級官僚の
エゴのために若い世代が犠牲になったという。

一方,技術者が身につまされる言葉がある。
【ゼロの設計者は,人が乗ることを想定していたのか?】
長すぎる航続距離のために,どだい人間には無茶な作戦を立てる
ことになってしまった。
何を大事にするかが,作戦立案から設計思想まで,一貫して
クリアになっていた米軍に勝てるわけが無かったのだ。

物語は史実に基づくフィクションだけれども,ゼロ戦を中心に
繰り広げられるストーリーは,歴史的な知識を増やしてくれるし,
前述のように技術者へのメッセージ性もある。戦時中の失敗を
繰り返さないためにも読んでおくことをお薦めします。


永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.466
(5pt)

知らなくてはいけない現実

知らなくてはいけない現実があった。

例えそれがエンターテイメントの感想だったとしても。

我々の国は戦争をした。
これは、事実であり、歴史だ。

絶対に読め。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.465
(5pt)

知らなくてはいけない現実

知らなくてはいけない現実があった。

例えそれがエンターテイメントの感想だったとしても。

我々の国は戦争をした。
これは、事実であり、歴史だ。

絶対に読め。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.464
(5pt)

最後まで読んでください

正直、半分くらいまで読み進めた段階では、祖父に関する似たようなエピソードが繰り返し述べられているだけに過ぎず、やけに冗長に感じました。
物語としてのドラマ性も感じられず、小説ではなく、ドキュメンタリーの形式でよかったのではないかと思いました。

ところが、後半に入ると、今までしつこいくらいに述べられてきたエピソードが一気に重みを増してくるのです。
頑なに死を拒絶していた祖父が特攻を受け入れた理由、それが学説や歴史的な検証などではなく、感情として理解できるのです。
もちろん、実際に戦地で特攻隊員になった人間の苦悩は量るべくもないですが、少なくとも今まで漠然と抱いていた認識は覆るでしょう。

一見すると難しい内容に思えますが、それこそゼロ戦の名前の意味や、爆撃と雷撃の違いといった基本的なことまで丁寧に説明されています。
なので、戦争の知識がほとんどない方でも読みやすいと思います。

多くの方に読んでほしい、というより、全ての日本人に読んでほしい小説です。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.463
(5pt)

最後まで読んでください

正直、半分くらいまで読み進めた段階では、祖父に関する似たようなエピソードが繰り返し述べられているだけに過ぎず、やけに冗長に感じました。
物語としてのドラマ性も感じられず、小説ではなく、ドキュメンタリーの形式でよかったのではないかと思いました。

ところが、後半に入ると、今までしつこいくらいに述べられてきたエピソードが一気に重みを増してくるのです。
頑なに死を拒絶していた祖父が特攻を受け入れた理由、それが学説や歴史的な検証などではなく、感情として理解できるのです。
もちろん、実際に戦地で特攻隊員になった人間の苦悩は量るべくもないですが、少なくとも今まで漠然と抱いていた認識は覆るでしょう。

一見すると難しい内容に思えますが、それこそゼロ戦の名前の意味や、爆撃と雷撃の違いといった基本的なことまで丁寧に説明されています。
なので、戦争の知識がほとんどない方でも読みやすいと思います。

多くの方に読んでほしい、というより、全ての日本人に読んでほしい小説です。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.462
(5pt)

いろんな人に読んでほしい。

司馬遼太郎さんはじめ、戦国時代、幕末を舞台にした歴史小説は好きでたくさん読んでいます。ただし、第二次世界大戦を舞台にした小説は読んだことがありませんでした。この本も、本屋に平積みにされていて興味があったのですが、テーマが特攻隊でしたので、なかなか手にできませんでした。でも、本屋で偶然若い人が絶賛していたので、よんで見ました。素晴らしい作品でした。とにかく、多くのひとに読んでほしい。あの戦争になぜ、突き進んでしまったのか?、また世事中の軍部が今の官僚に似ていて、現代にも通じます。またマスコミも暴力も現代に通じます。とにかく偏見をすててよんでください。そして感動してください

永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.461
(5pt)

いろんな人に読んでほしい。

司馬遼太郎さんはじめ、戦国時代、幕末を舞台にした歴史小説は好きでたくさん読んでいます。ただし、第二次世界大戦を舞台にした小説は読んだことがありませんでした。この本も、本屋に平積みにされていて興味があったのですが、テーマが特攻隊でしたので、なかなか手にできませんでした。でも、本屋で偶然若い人が絶賛していたので、よんで見ました。素晴らしい作品でした。とにかく、多くのひとに読んでほしい。あの戦争になぜ、突き進んでしまったのか?、また世事中の軍部が今の官僚に似ていて、現代にも通じます。またマスコミも暴力も現代に通じます。とにかく偏見をすててよんでください。そして感動してください

永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.460
(4pt)

子供たちに読ませたい

この小説は戦記物が好きな方に向けた作品ではない。
太平洋戦争について詳しい方が読めば、きっと今更の感があるのだろう。

しかし、この小説はとても価値のあるものだと考える。
それは、今まで戦争についてほとんど知らない人や、考えたこともない人
へ向けた小説であるからだ。
私も読み進めていく中で、「子供たちに読ませたい」と強く感じた。
戦後65年も経過し、どんどんと過去のものになっていく。
私の父は海軍にいて太平洋戦争を体験しているが、その私でさえ戦争は
現実感の乏しいものである。まして孫の世代ともなれば、ともすれば
戦国時代と同列になってしまうような遠い過去の話になりかねない。
だからこそ、こうした読みやすい小説で、戦争の悲惨さを伝えることは
重要である。百田さんは大変良い仕事をしたと思う。

作者はラストで小説らしい味付けを施している。私は普段であれば、
ラストの落ちにこだわるタイプだが、この「永遠の0」に関してはラスト
がどうのはあまり必要がないと考える。それまでの過程で十分に百田さん
の伝えたいことは理解出来たからだ。

永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.459
(4pt)

子供たちに読ませたい

この小説は戦記物が好きな方に向けた作品ではない。
太平洋戦争について詳しい方が読めば、きっと今更の感があるのだろう。

しかし、この小説はとても価値のあるものだと考える。
それは、今まで戦争についてほとんど知らない人や、考えたこともない人
へ向けた小説であるからだ。
私も読み進めていく中で、「子供たちに読ませたい」と強く感じた。
戦後65年も経過し、どんどんと過去のものになっていく。
私の父は海軍にいて太平洋戦争を体験しているが、その私でさえ戦争は
現実感の乏しいものである。まして孫の世代ともなれば、ともすれば
戦国時代と同列になってしまうような遠い過去の話になりかねない。
だからこそ、こうした読みやすい小説で、戦争の悲惨さを伝えることは
重要である。百田さんは大変良い仕事をしたと思う。

作者はラストで小説らしい味付けを施している。私は普段であれば、
ラストの落ちにこだわるタイプだが、この「永遠の0」に関してはラスト
がどうのはあまり必要がないと考える。それまでの過程で十分に百田さん
の伝えたいことは理解出来たからだ。

永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.458
(4pt)

最後のドンデン返しに参った

0とは三菱零式艦上戦闘機(零戦:初採用は昭和15年であるが、皇紀でいうと2600年になり、末尾の0をとって零戦とした)の事であり、飛行機乗りにしては臆病者と云われた祖父が、本当に敵機から逃げ廻るような臆病者だったのか、その孫たちは生存している戦友会のメンバーに聴き取り調査をしていく。

祖父はとにかく、生きて祖国に帰りたいと、口癖のように云っていたという。

太平洋戦争の様相は本や映画、テレビ等で知らなくもないが、神風特攻隊は突然出現したのではなく、通常の空軍飛行隊の出撃でも、敵により被弾され回復の可能性がなくなった場合、もしくは帰還に際し、燃料が足りないと判断した場合、敵艦隊に向って自爆しなければならない命令を受けていたのだ。

余談であるが、開戦時でアメリカと日本の物的国力(石油、鉄鉱石、アルミなど重要な軍事物資13項目の生産高の平均)には78対1という圧倒的な格差があったらしい。

元々、負けが判っていた戦争であった。

さて、このベスト・セラー本のウリは感動の涙が出ること必至らしいが、これはまんざら嘘ではない。

そして、ラスト近くのドンデン返しはミステリーを読んでいるような昂奮をおぼえた。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.457
(4pt)

最後のドンデン返しに参った

0とは三菱零式艦上戦闘機(零戦:初採用は昭和15年であるが、皇紀でいうと2600年になり、末尾の0をとって零戦とした)の事であり、飛行機乗りにしては臆病者と云われた祖父が、本当に敵機から逃げ廻るような臆病者だったのか、その孫たちは生存している戦友会のメンバーに聴き取り調査をしていく。

祖父はとにかく、生きて祖国に帰りたいと、口癖のように云っていたという。

太平洋戦争の様相は本や映画、テレビ等で知らなくもないが、神風特攻隊は突然出現したのではなく、通常の空軍飛行隊の出撃でも、敵により被弾され回復の可能性がなくなった場合、もしくは帰還に際し、燃料が足りないと判断した場合、敵艦隊に向って自爆しなければならない命令を受けていたのだ。

余談であるが、開戦時でアメリカと日本の物的国力(石油、鉄鉱石、アルミなど重要な軍事物資13項目の生産高の平均)には78対1という圧倒的な格差があったらしい。

元々、負けが判っていた戦争であった。

さて、このベスト・セラー本のウリは感動の涙が出ること必至らしいが、これはまんざら嘘ではない。

そして、ラスト近くのドンデン返しはミステリーを読んでいるような昂奮をおぼえた。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X