永遠の0

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評判

永遠の0の評価:

3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク

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平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4,096件 3,741〜3,760 188/205ページ
No.356
(5pt)

文学としての価値ゼロ

芸術作品としての価値はゼロです。主人公ほか登場人物の造形があまりに単純だし、時間の流れも平板だし、作品としての新しさは皆無です。ただの講談とかマンガの原作の類です。ただ作者はそれを敢えて狙ったとしか思えず、狙い通りとっても上質の講談に仕上がっています。知性のない大人、勉強してない大学生、高校生以下の子ども達に特におススメです。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.355
(1pt)

面白いからこそ怖い

この本はかなり面白いです。「娘に会うまでは死ねない」と言っていた祖父がなぜ最後は特攻で亡くなったのか。姉弟が祖父の部下や同僚などと話しをしていくうちに明らかになっていく祖父の姿や、関係者の話などは読んでいてワクワクしていきます。帯にも宣伝されている通り、自分もラストは泣きそうになりました。ただ、面白いからこそ、同時にこの本は危ないかなっと感じました。というのは、この本では戦争の悲惨さよりも勇ましい描写がかなり目立ったからです。祖父である宮部さんの誰よりもうまい飛行技術や、零戦の速さが当時世界一であったこと、「撃墜王」や「ラバウルの魔王」など搭乗員の凄腕の描写などは、読んでいて華やかな世界を感じました。逆に、この本は華やかな部分に力を入れすぎていて、戦争の悲惨さや恐怖、地獄のような日々の描写を疎かにし過ぎているのではないかとも感じました。下手をすると、この本に影響されて戦争を肯定的に見てしまう人が増えてしまうのではないか、と懸念を抱きました。現在、すごく人気のある本だからこそ、もっと戦争の地獄のような面に力を入れた方が感じました。この本を読む人は戦争について、良く考えながらこの本を読んだ方がいいと感じました。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.354
(5pt)

なぜ靖国の遊就館の書店に「永遠の0」が置かれていないのか

初詣は靖国神社へ。これは十数年前からの慣習になっている。お参りを済ませ、遊就館へ行く。普段、閑散とした館内には、正月ということもあって、さすがに人は多い。桜花やゼロ戦の展示は迫力がある。それを目の当たりにして、人の思いはそれぞれであることだろう。ただし展示品はあくまでも展示品に過ぎない。「永遠の0」を読んでもいれば、これらただの展示品が、当時の息吹とともに、やけにリアルに見ることができること、請け合いだ。以下、個人的な感想。まったく当時の日本人は馬鹿げたことをした。あたら若い命をまるでゲームの駒として安易に散らせた。その罪は、万死に値することだろう。それなのに、ぬくぬくとした大本営で、愚かな作戦を立案した参謀本部の面々は、誰も責任を果たさないばかりか、戦後ものうのうと生き抜いている。生き抜いていやがる。そうした輩が自分たち本位に歴史を捻じ曲げ、馬鹿げた大東亜戦争を賛美した。そうした輩が特攻で若い命を散らせたのに関わらず。無能な参謀たちに鉄槌を喰らわす名著、百田尚樹の「永遠の0」や浅田次郎の「終わらざる夏」は、しかし遊就館の本売店には置かれていない。そこには、戦争の本質が描かれているからに他ならない。太平洋戦争を平易な文章と、現代の視点から分かりやすく描いた「永遠の0」は、まごうことなき名作だ。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.353
(1pt)

面白いからこそ怖い

この本はかなり面白いです。「娘に会うまでは死ねない」と言っていた祖父がなぜ最後は特攻で亡くなったのか。姉弟が祖父の部下や同僚などと話しをしていくうちに明らかになっていく祖父の姿や、関係者の話などは読んでいてワクワクしていきます。帯にも宣伝されている通り、自分もラストは泣きそうになりました。ただ、面白いからこそ、同時にこの本は危ないかなっと感じました。というのは、この本では戦争の悲惨さよりも勇ましい描写がかなり目立ったからです。祖父である宮部さんの誰よりもうまい飛行技術や、零戦の速さが当時世界一であったこと、「撃墜王」や「ラバウルの魔王」など搭乗員の凄腕の描写などは、読んでいて華やかな世界を感じました。逆に、この本は華やかな部分に力を入れすぎていて、戦争の悲惨さや恐怖、地獄のような日々の描写を疎かにし過ぎているのではないかとも感じました。下手をすると、この本に影響されて戦争を肯定的に見てしまう人が増えてしまうのではないか、と懸念を抱きました。現在、すごく人気のある本だからこそ、もっと戦争の地獄のような面に力を入れた方が感じました。この本を読む人は戦争について、良く考えながらこの本を読んだ方がいいと感じました。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.352
(5pt)

なぜ靖国の遊就館の書店に「永遠の0」が置かれていないのか

初詣は靖国神社へ。これは十数年前からの慣習になっている。お参りを済ませ、遊就館へ行く。普段、閑散とした館内には、正月ということもあって、さすがに人は多い。桜花やゼロ戦の展示は迫力がある。それを目の当たりにして、人の思いはそれぞれであることだろう。ただし展示品はあくまでも展示品に過ぎない。「永遠の0」を読んでもいれば、これらただの展示品が、当時の息吹とともに、やけにリアルに見ることができること、請け合いだ。以下、個人的な感想。まったく当時の日本人は馬鹿げたことをした。あたら若い命をまるでゲームの駒として安易に散らせた。その罪は、万死に値することだろう。それなのに、ぬくぬくとした大本営で、愚かな作戦を立案した参謀本部の面々は、誰も責任を果たさないばかりか、戦後ものうのうと生き抜いている。生き抜いていやがる。そうした輩が自分たち本位に歴史を捻じ曲げ、馬鹿げた大東亜戦争を賛美した。そうした輩が特攻で若い命を散らせたのに関わらず。無能な参謀たちに鉄槌を喰らわす名著、百田尚樹の「永遠の0」や浅田次郎の「終わらざる夏」は、しかし遊就館の本売店には置かれていない。そこには、戦争の本質が描かれているからに他ならない。太平洋戦争を平易な文章と、現代の視点から分かりやすく描いた「永遠の0」は、まごうことなき名作だ。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.351
(4pt)

よかった

なんの前知識もなく、駅前の本屋でババッと手に取って買いました。読んでみたら戦争の話でビックリしました。タイトルからは何の話か想像できませんでしたので…確かに色々ツメの甘さはあると思います。あまりにも話が出来過ぎで白けちゃったり、姉妹の掛け合いが安っぽかったりというのも正直感じました。高山とかいうジャーナリストは、こんな頭悪い新聞記者本当にいるのかな、と訝ってしまうリアリティのなさでした(実はいるんでしょうか)。あそこの場面が読んでいて一番気分悪かったです。姉も、ジャーナリストかけだしのくせに遅刻するわ勝手に高山連れてくるわ、あまりにも常識なさすぎです。えっ、もっと武田さんに非礼詫びようよ!とか、本筋と関係ないところでいらない気を取られました。でも、全体を通してすごく読ませる力というかオモシロさがあって、ちょいちょい移動時間に読もうと思ってたのに、昨夜一気読みしてしまいました。おかげで寝不足です。。私は20代後半ですが、正直戦争の話って、いろんな説がありすぎてどれが本当なのかよくわからない。体験していないから行動を心情から予測することもできないし、当時の軍上層部の話等もどれが本当の話かわからない。でもこの話は、特攻隊員の話に限っては割とうなづける部分が多かったように思います。ただ、こと戦争のことに関してはひとつの本を鵜呑みにしたりするのは危険な気がしているので、(ましてこれはフィクションですし)ちょっと色々自分なりに調べてみようかな、と思いました。私がなにより衝撃を受けたのは、戦員たちの精神的早熟です。よく考えたら私よりも何歳も年下の青年たちの会話や考えだとは思えませんでした。時代に、國に、生き急ぎ、死に急ぐことを強要された彼らの不幸を象徴するようで、読んでいてつらかったです。色々考えさせられる話でした。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.350
(4pt)

よかった

なんの前知識もなく、駅前の本屋でババッと手に取って買いました。読んでみたら戦争の話でビックリしました。タイトルからは何の話か想像できませんでしたので…確かに色々ツメの甘さはあると思います。あまりにも話が出来過ぎで白けちゃったり、姉妹の掛け合いが安っぽかったりというのも正直感じました。高山とかいうジャーナリストは、こんな頭悪い新聞記者本当にいるのかな、と訝ってしまうリアリティのなさでした(実はいるんでしょうか)。あそこの場面が読んでいて一番気分悪かったです。姉も、ジャーナリストかけだしのくせに遅刻するわ勝手に高山連れてくるわ、あまりにも常識なさすぎです。えっ、もっと武田さんに非礼詫びようよ!とか、本筋と関係ないところでいらない気を取られました。でも、全体を通してすごく読ませる力というかオモシロさがあって、ちょいちょい移動時間に読もうと思ってたのに、昨夜一気読みしてしまいました。おかげで寝不足です。。私は20代後半ですが、正直戦争の話って、いろんな説がありすぎてどれが本当なのかよくわからない。体験していないから行動を心情から予測することもできないし、当時の軍上層部の話等もどれが本当の話かわからない。でもこの話は、特攻隊員の話に限っては割とうなづける部分が多かったように思います。ただ、こと戦争のことに関してはひとつの本を鵜呑みにしたりするのは危険な気がしているので、(ましてこれはフィクションですし)ちょっと色々自分なりに調べてみようかな、と思いました。私がなにより衝撃を受けたのは、戦員たちの精神的早熟です。よく考えたら私よりも何歳も年下の青年たちの会話や考えだとは思えませんでした。時代に、國に、生き急ぎ、死に急ぐことを強要された彼らの不幸を象徴するようで、読んでいてつらかったです。色々考えさせられる話でした。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.349
(5pt)

日本人であるという事

この小説を読んで、自分が日本人であると実感させられました。戦中、戦後も含めて、今の時代にもありますが、国を率いるトップの人たちの保身の姿勢にはほとほとあきれます。事実、戦後の今の時代になっても何ら変わる事が無いのが悔しい。主人公のような、或いは、劇中の中の真の男達が今の世の中を率いているのならば、もっと違った日本になっていたのかもしれません。フィクションであり、ノンフィクションでもある物語。いくつかの物語が絶妙に絡み合い、そして一つの結末へ。くだらない小説を実写化するのならば、例え多くの人に支持されなくとも、こういう物語を実写化して貰いたい。いい本です。ぜひ、読んで頂きたい。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.348
(5pt)

日本人であるという事

この小説を読んで、自分が日本人であると実感させられました。戦中、戦後も含めて、今の時代にもありますが、国を率いるトップの人たちの保身の姿勢にはほとほとあきれます。事実、戦後の今の時代になっても何ら変わる事が無いのが悔しい。主人公のような、或いは、劇中の中の真の男達が今の世の中を率いているのならば、もっと違った日本になっていたのかもしれません。フィクションであり、ノンフィクションでもある物語。いくつかの物語が絶妙に絡み合い、そして一つの結末へ。くだらない小説を実写化するのならば、例え多くの人に支持されなくとも、こういう物語を実写化して貰いたい。いい本です。ぜひ、読んで頂きたい。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.347
(5pt)

永遠の何かを信じたくなる

32歳、婚活中の女が聖夜に読むにはどうかと思うけど、読んじゃったものはしょうがない。昨日アートメイクしたばっかりで本当は泣きたくなかったけど、とめどなく涙が流れてどうしようもなかった。何度も号泣してしまった。文字通りわんわんと。どうしてこの本を手にとってしまったんだろう。多くの人に支持されているのは知っていた。きっと良書だろうとは思っていた。まさかこんなに心を揺さぶられるとは予想していなかった。すばらしい物語に出会ったとき、途中でふとわれに返り、読み終わるのが惜しくなることがある。しかしこの本ほど、序盤で、それを感じた本はない。この本に出会えたことに心から感謝したい。きっと読み返せば読み返すほど、そのたびにいろんな視点で考えさせられる本だろう。でも、今はただこの余韻に浸り、ここにレビューを入力した人たちと、そしてそれ以外の読者のみなさんと感動を共有していたい。とりあえず婚活がんばりますよ。何も遺せないかもしれないけど、自分の人生を精一杯生きたいと思う。くじけたら、あと、変な方向に行きそうになったら、この本を読み返そうと思う。乾杯。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.346
(5pt)

永遠の何かを信じたくなる

32歳、婚活中の女が聖夜に読むにはどうかと思うけど、読んじゃったものはしょうがない。昨日アートメイクしたばっかりで本当は泣きたくなかったけど、とめどなく涙が流れてどうしようもなかった。何度も号泣してしまった。文字通りわんわんと。どうしてこの本を手にとってしまったんだろう。多くの人に支持されているのは知っていた。きっと良書だろうとは思っていた。まさかこんなに心を揺さぶられるとは予想していなかった。すばらしい物語に出会ったとき、途中でふとわれに返り、読み終わるのが惜しくなることがある。しかしこの本ほど、序盤で、それを感じた本はない。この本に出会えたことに心から感謝したい。きっと読み返せば読み返すほど、そのたびにいろんな視点で考えさせられる本だろう。でも、今はただこの余韻に浸り、ここにレビューを入力した人たちと、そしてそれ以外の読者のみなさんと感動を共有していたい。とりあえず婚活がんばりますよ。何も遺せないかもしれないけど、自分の人生を精一杯生きたいと思う。くじけたら、あと、変な方向に行きそうになったら、この本を読み返そうと思う。乾杯。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.345
(5pt)

戦争を知るための最良の小説

戦争、特攻を経験した人たちの様子がリアルに伝わってくる。その背景の歴史背景もわかり易い。不合理を押し付ける参謀を描いた辺りは、現代社会の不合理さにも似通ったものがあり、小説を通しての現状風刺みたいな描き方がとても上手。戦争を取材する司法試験浪人、30歳のフリージャーナリストの姉という現代の登場人物が戦争を知り、いろいろなものを発見して行くという設定も戦争を知らない私にしては同化しやすく、物語の中に引き込まれてしまった。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.344
(5pt)

戦争を知るための最良の小説

戦争、特攻を経験した人たちの様子がリアルに伝わってくる。その背景の歴史背景もわかり易い。不合理を押し付ける参謀を描いた辺りは、現代社会の不合理さにも似通ったものがあり、小説を通しての現状風刺みたいな描き方がとても上手。戦争を取材する司法試験浪人、30歳のフリージャーナリストの姉という現代の登場人物が戦争を知り、いろいろなものを発見して行くという設定も戦争を知らない私にしては同化しやすく、物語の中に引き込まれてしまった。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.343
(3pt)

着想がすばらしい

分厚くて読むのに7時間くらいかかったと思う。史実を詳細に調べて書いてあるのだろう、巷にあふれているような軽めの小説ではないと思った。ただ、祖父の謎が明らかになる最後の部分が着想がいいだけに急ぎ足で書かれているのがとてももったいなく感じる。そして文章が平坦なため読者を引き込む力に欠けているとも思う。着想のよさと大変苦労したであろう調査の緻密さを買って☆3としたいと思う。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.342
(3pt)

着想がすばらしい

分厚くて読むのに7時間くらいかかったと思う。史実を詳細に調べて書いてあるのだろう、巷にあふれているような軽めの小説ではないと思った。ただ、祖父の謎が明らかになる最後の部分が着想がいいだけに急ぎ足で書かれているのがとてももったいなく感じる。そして文章が平坦なため読者を引き込む力に欠けているとも思う。着想のよさと大変苦労したであろう調査の緻密さを買って☆3としたいと思う。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.341
(4pt)

戦争を忘れさせない一冊

やはりデビュー作だからだろうか。キャラクターの心情の変化が丁寧に描かれていなかったり、あれほど死ぬのを拒んでいた宮部が死ぬのを受け入れるまでの過程が物足りなかったりと、小説としてのレベルはそれほど高くなかったように思う。 ただし、個人的にはよい作品だった。戦時の細部が徹底的、かつ詳しく書かれており、とてもためになる。調査における著者の手抜きのなさがうかがえた。戦闘機のアクションや操縦テクニックもうまく描かれている。作品を楽しみながら、なおかつ戦時中のできごとを学ぶのに最適な一冊である。 それにいつ死ぬかわからないという戦闘機乗りの苦しみや、軍部によって捨て駒のように扱われる兵士の怒りも、しみじみと描かれている。「生きて囚人の辱めを受けず」という言葉より、戦時中の兵士は決して死を恐れないという印象を、我々は持っている。しかし実際は違っており、やはり生きたいという願いや死への恐怖といった、人間らしい感情をきちんと持ち合わせていたのである。戦争を語る上で大事なことを、本書は我々にわからせてくれた。 戦争を忘れないためにも、本書には一読する価値はある。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.340
(4pt)

戦争を忘れさせない一冊

やはりデビュー作だからだろうか。キャラクターの心情の変化が丁寧に描かれていなかったり、あれほど死ぬのを拒んでいた宮部が死ぬのを受け入れるまでの過程が物足りなかったりと、小説としてのレベルはそれほど高くなかったように思う。 ただし、個人的にはよい作品だった。戦時の細部が徹底的、かつ詳しく書かれており、とてもためになる。調査における著者の手抜きのなさがうかがえた。戦闘機のアクションや操縦テクニックもうまく描かれている。作品を楽しみながら、なおかつ戦時中のできごとを学ぶのに最適な一冊である。 それにいつ死ぬかわからないという戦闘機乗りの苦しみや、軍部によって捨て駒のように扱われる兵士の怒りも、しみじみと描かれている。「生きて囚人の辱めを受けず」という言葉より、戦時中の兵士は決して死を恐れないという印象を、我々は持っている。しかし実際は違っており、やはり生きたいという願いや死への恐怖といった、人間らしい感情をきちんと持ち合わせていたのである。戦争を語る上で大事なことを、本書は我々にわからせてくれた。 戦争を忘れないためにも、本書には一読する価値はある。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.339
(5pt)

現代日本人は須く読むべし

すごい小説だと思う。95%くらいはノンフィクション。主人公の宮部は架空の人物だと思うけれど、名前は違えどこういう人は必ずいたはずだと思うので、その意味では100%ノンフィクションとも言える。 日本の伝統と生来の性向を踏まえた、縄文人以来1万年に亘る営々とした日本人の生の精華といえる本です。 そしてここに書かれていること、日本の軍司令部の無謬性など現代の官僚の無謬性と何ら変わっていない。下々の人達が命がけで守ろうとしているものを、この人達は自己の保身と出世のために自らは血も汗も流さずに使い捨てる。企業社会もこの時の軍と何ら変わりないなあというのが実感。日本ってすごい国なのに、かえすがえすも残念。この本を読むと現代日本の光と陰が強烈に照射されます。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.338
(5pt)

現代日本人は須く読むべし

すごい小説だと思う。95%くらいはノンフィクション。主人公の宮部は架空の人物だと思うけれど、名前は違えどこういう人は必ずいたはずだと思うので、その意味では100%ノンフィクションとも言える。 日本の伝統と生来の性向を踏まえた、縄文人以来1万年に亘る営々とした日本人の生の精華といえる本です。 そしてここに書かれていること、日本の軍司令部の無謬性など現代の官僚の無謬性と何ら変わっていない。下々の人達が命がけで守ろうとしているものを、この人達は自己の保身と出世のために自らは血も汗も流さずに使い捨てる。企業社会もこの時の軍と何ら変わりないなあというのが実感。日本ってすごい国なのに、かえすがえすも残念。この本を読むと現代日本の光と陰が強烈に照射されます。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.337
(5pt)

どういう意見があるにつけ、一度は読む価値のある本

いろんな意見があるこの本ですが、フィクションだろうがノンフィクションだろうが、現代人である主人公がいまいちだろうが、文章がつたなかろうが、この本は一生に一度は読む価値のある本です。どのページを読んでも戦争で死んでいった普通の人間のやりきれない思いが行間にこめられています。正直読むのがつらかった部分もありました。めくることが惜しくて、どのページを繰りながら涙が出てきてしょうがなく、その涙の理由がかわいそうとか悲しいとかではなく「やるせない、やりきれない、国という巨大な力に無理じいさせられた行く場や逃げ場のない兵士の心情」にシンクロするからだとわかったとき、この本は日本人である上で必読だと感じました。この本や作者がいいわけではありません。書かれている内容が必ず後世に伝えていかなければならない事柄だから必読なのです。また、この本のすごさの一つは、零戦乗りの本当の姿や本音が、わたしたち戦後を普通に生きてきた人間にもわかるように書かれているところにあります。賛否両論ありますが、今の現代を生きることの意味も一緒に考えることができるノンフィクションに近いフィクションです。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268