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妖精島の殺人
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妖精島の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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とてつもない不思議さである。 謎めいた目的で建造された妖精の島が舞台となり、奇怪で不可能な事件が次々と起こっていく。いかにもな設定と怪しさで、ついついひきこまれてしまう。 ほのかなエロスもときおり。 下巻への期待は高まるばかりである。 | ||||
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鮎川賞受賞の雲上都市の大冒険シリーズを2作東京創元社から出した後の初の講談社ノベルスからの作品。 いきなり上下巻組という破格の扱いである。 それまでの戦後すぐの舞台ではなく現代が舞台になっているが、登場人物等は大冒険シリーズの孫という関連性が持たされている。 この上巻ではまずある青年の不思議な体験談が語られ、それをもとに真相をさぐるべく主人公達が島に渡るまでがメイン。 殺人事件自体は本書の最後あたりでやっと発生する。 いわば上巻は長いプロローグのような扱いだが、退屈という訳ではなく、相変わらずのリーダビリテイーの良さで最後まで読ませてくれる。 事件自体は下巻からがメインとなるようなので、下巻への興味もうまく湧いてくるというものだ。 | ||||
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鮎川賞作家の山口氏の初の講談社ノベルスからの長編本格ミステリー作品の下巻。 上巻の最後でやっと事件が起こってからの下巻であり、本書からは上巻だけではよく分からなかった本作の館もの物理トリックミステリーものとしての全貌を現す展開だ。 正直この館のトリックは本格ミステリーをよく読んでいる人にはほぼ見当が付くと思われる。全く同じような発想のトリックとして既に東川篤也氏の館島など過去にこの発想は幾度となく繰り返されてきたからだ。 だが、トリックがありがちだからダメというのではなく、更にそのトリックと組み合わせて妖精界のファンタジックな要素も盛り込んで娯楽性たっぷりに仕上げており、結構面白い。 読んで損のない出来である。 | ||||
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新作「学園島の殺人」を読んだ後、再読したのですが、やっぱりこっちもおもしろい! 派遣社員の男の視点から始まり、謎の妖精写真、その写真に写る美女、と幻想的な謎でぐいぐい読ませられます。 そして妖精島での不思議な体験! かと思うと、学生探偵・真野原の視点になって、脱力するようなユーモアとともにストーリーが進んで・・そしていよいよ妖精島に上陸! 「本当にこんな謎、解けるの?」という小説です(笑) | ||||
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「豪華客船〜」のように証言からスタートし、(山口さん式なのかな) 一般人が事件に関わるまでの情報集めやプロセスを丁寧に書いています。 冒頭から館に勢揃いしてすぐさま事件〜 という古典的な館ミステリとは異なる書き方なので 伝統を重んじる・古典的な館ミステリを期待した方には受け入れ難いようですが、 館系トリックはあらかた出尽くしたと思いますし、 新しいスタイルに挑戦して 読者を楽しませようとした姿勢は好感が持てます。 | ||||
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