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闘神の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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皆さんは「暁に祈る」事件というものを御存知だろうか? 戦後、当時赤化されていたウランバートル収容所で、捕虜に対して元上官であった池田重喜元曹長(収容所では吉村久佳という変名を名乗っていた)が身体が凍り付いてしまうような極寒の下、樹に縛り付けたというリンチ事件である。しかし、これは朝日新聞による誤報であった。そんな事実は一切無かった。最高裁判所はそれを認めなかったが、左傾化した裁判官に歴史問題を云々というのはお門違いである。 本書の著者である胡桃沢耕史は、ウランバートル収容所での実体験を基にして「黒パン俘虜記」という小説を書き上げ、直木賞を受賞した。その中では「暁に祈る」事件にももちろん触れられている。しかし、もう一度言うが、これは誤報であった。あくまで「黒パン俘虜記」はフィクションであり池田元曹長も仮名とされているが、ズタズタに名誉を傷付けられた池田元曹長には余りにも酷い仕打ちである。こんな作品に賞を与えた選考委員もどうかしている。 全く関係無い事を長々と書いてしまったが、本書にも「黒パン俘虜記」と同じような匂いがする。戦前が一体どのような時代であったのかという説明が入ってくるが、著者の前歴を考えると信用が置けない。伊達順之助の事も持ち上げっ放しである。伊達がどんな事をしても、胡桃沢は躍起になってそれを正当化する。今と時代が違うとはいえ、伊達政宗の直系の子孫であるとはいえ、例え友人を救うためとはいえ、10代で人殺しをし、それを一切気にも留めないというのはどうだろう。これは性格異常者ではないのか? 最後には満洲に渡り馬賊となり張学良を行をともにし戦犯として処刑されるのだが、私には彼にロマンチシズムなどは感じなかった。ただの大陸ゴロである。解説を伊達の子息が書かれている事を考え合わせると、本書を伊達のヨイショ本に仕上げたのは当たり前の事なのだろう。 | ||||
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