(短編集)

深追い

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

深追いの評価:

4.08/5点 レビュー 66件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.08pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全170件 121〜140 7/9ページ
No.50
(5pt)

一つの生活場としての警察署で

横山秀夫は正直、長編よりも短編、と言うか、本作品のように、何らか一つの共通の場、例えば本作では
三ツ鐘署、を舞台にした連作のような形式に、最もその真骨頂が現われるのではないだろうか。
いち警察署にも、交通係、鑑識係、少年係、あるいは会計課や次長等、様々な部所で様々な警察官、事務
官が働いている。当然同じ警察署内のことだから話は発散せず、別の話から、前の、後の話の舞台も見え
隠れする。
だから、それぞれの話は短い短編で、もちろん完結した物語だけど、一方で全体として言わば三ツ鐘警察
署物語とでも言うような構成の物語とも言えるものになっている。
とても重層的で、しかも個々は秀作の短編で構成されているので非常に読みやすくなっていて興味深い。
なお、甘いと言われるかも知れないけど、本作では、どの話も読後どこかホッとする、救われた気分にな
るところが嬉しかった。
深追い Amazon書評・レビュー: 深追いより
4408534307
No.49
(5pt)

一つの生活場としての警察署で

横山秀夫は正直、長編よりも短編、と言うか、本作品のように、何らか一つの共通の場、例えば本作では
三ツ鐘署、を舞台にした連作のような形式に、最もその真骨頂が現われるのではないだろうか。
いち警察署にも、交通係、鑑識係、少年係、あるいは会計課や次長等、様々な部所で様々な警察官、事務
官が働いている。当然同じ警察署内のことだから話は発散せず、別の話から、前の、後の話の舞台も見え
隠れする。
だから、それぞれの話は短い短編で、もちろん完結した物語だけど、一方で全体として言わば三ツ鐘警察
署物語とでも言うような構成の物語とも言えるものになっている。
とても重層的で、しかも個々は秀作の短編で構成されているので非常に読みやすくなっていて興味深い。
なお、甘いと言われるかも知れないけど、本作では、どの話も読後どこかホッとする、救われた気分にな
るところが嬉しかった。
深追い (ジョイ・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 深追い (ジョイ・ノベルズ)より
4408504475
No.48
(5pt)

一つの生活場としての警察署で

横山秀夫は正直、長編よりも短編、と言うか、本作品のように、何らか一つの共通の場、例えば本作では
三ツ鐘署、を舞台にした連作のような形式に、最もその真骨頂が現われるのではないだろうか。
いち警察署にも、交通係、鑑識係、少年係、あるいは会計課や次長等、様々な部所で様々な警察官、事務
官が働いている。当然同じ警察署内のことだから話は発散せず、別の話から、前の、後の話の舞台も見え
隠れする。
だから、それぞれの話は短い短編で、もちろん完結した物語だけど、一方で全体として言わば三ツ鐘警察
署物語とでも言うような構成の物語とも言えるものになっている。
とても重層的で、しかも個々は秀作の短編で構成されているので非常に読みやすくなっていて興味深い。
なお、甘いと言われるかも知れないけど、本作では、どの話も読後どこかホッとする、救われた気分にな
るところが嬉しかった。
深追い (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 深追い (新潮文庫)より
4101316716
No.47
(5pt)

”巧い”

 どんな人にも葛藤や悩みがある。
例えば、電車内で無邪気にはしゃぐ子供にも、人には想像できない葛藤や悩みがあると思う。そんな誰にでもある葛藤や悩みを描かせたら巧いのが、昔で言えば山本周五郎や松本清張ではないかと思うが、同時代で真っ先に思い浮かぶのは、本著「深追い」の横山秀夫ではないかと思う。
 
本著「深追い」では、地方都市のその又はずれにある”三ツ鐘署”を舞台にした連作短編小説集である。惚れ惚れするぐらいに7つの短編すべてが葛藤や悩みを”巧く”描いている。
 山本周五郎・松本清張の後を継ぐのは、やっぱり、横山秀夫なんだろう(そういえば、松本清張賞を受賞している)。
深追い Amazon書評・レビュー: 深追いより
4408534307
No.46
(5pt)

”巧い”

 どんな人にも葛藤や悩みがある。
例えば、電車内で無邪気にはしゃぐ子供にも、人には想像できない葛藤や悩みがあると思う。そんな誰にでもある葛藤や悩みを描かせたら巧いのが、昔で言えば山本周五郎や松本清張ではないかと思うが、同時代で真っ先に思い浮かぶのは、本著「深追い」の横山秀夫ではないかと思う。
 
本著「深追い」では、地方都市のその又はずれにある”三ツ鐘署”を舞台にした連作短編小説集である。惚れ惚れするぐらいに7つの短編すべてが葛藤や悩みを”巧く”描いている。
 山本周五郎・松本清張の後を継ぐのは、やっぱり、横山秀夫なんだろう(そういえば、松本清張賞を受賞している)。
深追い (ジョイ・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 深追い (ジョイ・ノベルズ)より
4408504475
No.45
(5pt)

”巧い”

 どんな人にも葛藤や悩みがある。
例えば、電車内で無邪気にはしゃぐ子供にも、人には想像できない葛藤や悩みがあると思う。そんな誰にでもある葛藤や悩みを描かせたら巧いのが、昔で言えば山本周五郎や松本清張ではないかと思うが、同時代で真っ先に思い浮かぶのは、本著「深追い」の横山秀夫ではないかと思う。
 
本著「深追い」では、地方都市のその又はずれにある”三ツ鐘署”を舞台にした連作短編小説集である。惚れ惚れするぐらいに7つの短編すべてが葛藤や悩みを”巧く”描いている。
 山本周五郎・松本清張の後を継ぐのは、やっぱり、横山秀夫なんだろう(そういえば、松本清張賞を受賞している)。
深追い (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 深追い (新潮文庫)より
4101316716
No.44
(4pt)

警察官を主人公とした短編7部のヒューマンドラマ

警察官という職業の中には、色々な職務(交通事故係、鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長)がある。
三ツ鐘署という警察署の裏に官舎がある職住一体の警察署に勤務するそれぞれの職務の警察官の人間ドラマを描いている短編7部作である。
推理小説ではなくヒューマンドラマ系の作品です。
テンポ良く、読みやすい小説です。
深追い Amazon書評・レビュー: 深追いより
4408534307
No.43
(4pt)

警察官を主人公とした短編7部のヒューマンドラマ

警察官という職業の中には、色々な職務(交通事故係、鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長)がある。
三ツ鐘署という警察署の裏に官舎がある職住一体の警察署に勤務するそれぞれの職務の警察官の人間ドラマを描いている短編7部作である。
推理小説ではなくヒューマンドラマ系の作品です。
テンポ良く、読みやすい小説です。
深追い (ジョイ・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 深追い (ジョイ・ノベルズ)より
4408504475
No.42
(4pt)

警察官を主人公とした短編7部のヒューマンドラマ

警察官という職業の中には、色々な職務(交通事故係、鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長)がある。
三ツ鐘署という警察署の裏に官舎がある職住一体の警察署に勤務するそれぞれの職務の警察官の人間ドラマを描いている短編7部作である。
推理小説ではなくヒューマンドラマ系の作品です。
テンポ良く、読みやすい小説です。
深追い (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 深追い (新潮文庫)より
4101316716
No.41
(3pt)

はずれがない作家

最近では、一番好きな作者かもしれない。
好きというかはずれがない作者、買っても後で後悔しない作者。
この「深追い」は短編集で7つの話が収められていて、どの話も臨場感があり面白い。
私が一番面白かったのは、「仕返し」。警察官舎で同じ年の子供を持つ上司と部下の子供が最初は部下の子供が上司の子供をいじめていたのに、おやじが上司に絶対服従(警察の縦社会では普通の事)を見て、だんだん卑屈になり最終的には体力では相当勝っているにもかかわらず、おやじの上司の息子にあごで使われている息子を見た親の復讐。
これ以外の話も相当面白く、私は東京出張の間この本で済ますはずが、行きの飛行機で読んでしまったので、また何か文庫本を買わなければならない事態になった。
この横山さん、長編も短編も相当面白い。こんな作家はあまりいないのでは?
私が好きな宮部みゆきさんは、長編はもう神の領域だが、短編や時代劇は全然面白くなくて全く買う気がしないもんなぁ。
東野圭吾のような作家とどこが違うのだろうと考えて見ると、やはり新聞記者でサツ回りをしていたという現場力と筆のセンスなのだろう。東野圭吾の「手紙」は読んでいても全く作り話で気持ちも移入しなかったが、この短編集のすべての主人公の気持ちが手に取るようにわかった。
本当に貴重な作家だと思う。
深追い Amazon書評・レビュー: 深追いより
4408534307
No.40
(3pt)

はずれがない作家

最近では、一番好きな作者かもしれない。
好きというかはずれがない作者、買っても後で後悔しない作者。
この「深追い」は短編集で7つの話が収められていて、どの話も臨場感があり面白い。
私が一番面白かったのは、「仕返し」。警察官舎で同じ年の子供を持つ上司と部下の子供が最初は部下の子供が上司の子供をいじめていたのに、おやじが上司に絶対服従(警察の縦社会では普通の事)を見て、だんだん卑屈になり最終的には体力では相当勝っているにもかかわらず、おやじの上司の息子にあごで使われている息子を見た親の復讐。
これ以外の話も相当面白く、私は東京出張の間この本で済ますはずが、行きの飛行機で読んでしまったので、また何か文庫本を買わなければならない事態になった。
この横山さん、長編も短編も相当面白い。こんな作家はあまりいないのでは?
私が好きな宮部みゆきさんは、長編はもう神の領域だが、短編や時代劇は全然面白くなくて全く買う気がしないもんなぁ。
東野圭吾のような作家とどこが違うのだろうと考えて見ると、やはり新聞記者でサツ回りをしていたという現場力と筆のセンスなのだろう。東野圭吾の「手紙」は読んでいても全く作り話で気持ちも移入しなかったが、この短編集のすべての主人公の気持ちが手に取るようにわかった。
本当に貴重な作家だと思う。
深追い (ジョイ・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 深追い (ジョイ・ノベルズ)より
4408504475
No.39
(3pt)

はずれがない作家

最近では、一番好きな作者かもしれない。
好きというかはずれがない作者、買っても後で後悔しない作者。
この「深追い」は短編集で7つの話が収められていて、どの話も臨場感があり面白い。
私が一番面白かったのは、「仕返し」。警察官舎で同じ年の子供を持つ上司と部下の子供が最初は部下の子供が上司の子供をいじめていたのに、おやじが上司に絶対服従(警察の縦社会では普通の事)を見て、だんだん卑屈になり最終的には体力では相当勝っているにもかかわらず、おやじの上司の息子にあごで使われている息子を見た親の復讐。
これ以外の話も相当面白く、私は東京出張の間この本で済ますはずが、行きの飛行機で読んでしまったので、また何か文庫本を買わなければならない事態になった。
この横山さん、長編も短編も相当面白い。こんな作家はあまりいないのでは?
私が好きな宮部みゆきさんは、長編はもう神の領域だが、短編や時代劇は全然面白くなくて全く買う気がしないもんなぁ。
東野圭吾のような作家とどこが違うのだろうと考えて見ると、やはり新聞記者でサツ回りをしていたという現場力と筆のセンスなのだろう。東野圭吾の「手紙」は読んでいても全く作り話で気持ちも移入しなかったが、この短編集のすべての主人公の気持ちが手に取るようにわかった。
本当に貴重な作家だと思う。
深追い (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 深追い (新潮文庫)より
4101316716
No.38
(4pt)

苦い滋味

息詰まる緻密な心理描写が横山秀夫の特徴であり持ち味だが、この短編集でもそれはいかんなく発揮されていた。
ただ「真相」に見られたような救いのない息苦しさはなく、舌の上で苦い滋味を転がすような味わいのある作品集だった。
それは、どの作品にも、現場警察官のやるせない悲哀や苦悩を余すところなく描かれているにもかかわらず、ラストでは心の深いところで納得できるすがしさを感じることができたからだと思う。
深追い Amazon書評・レビュー: 深追いより
4408534307
No.37
(4pt)

苦い滋味

息詰まる緻密な心理描写が横山秀夫の特徴であり持ち味だが、この短編集でもそれはいかんなく発揮されていた。
ただ「真相」に見られたような救いのない息苦しさはなく、舌の上で苦い滋味を転がすような味わいのある作品集だった。
それは、どの作品にも、現場警察官のやるせない悲哀や苦悩を余すところなく描かれているにもかかわらず、ラストでは心の深いところで納得できるすがしさを感じることができたからだと思う。
深追い (ジョイ・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 深追い (ジョイ・ノベルズ)より
4408504475
No.36
(4pt)

苦い滋味

息詰まる緻密な心理描写が横山秀夫の特徴であり持ち味だが、この短編集でもそれはいかんなく発揮されていた。
ただ「真相」に見られたような救いのない息苦しさはなく、舌の上で苦い滋味を転がすような味わいのある作品集だった。
それは、どの作品にも、現場警察官のやるせない悲哀や苦悩を余すところなく描かれているにもかかわらず、ラストでは心の深いところで納得できるすがしさを感じることができたからだと思う。
深追い (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 深追い (新潮文庫)より
4101316716
No.35
(4pt)

美しい謎

「三ツ鐘警察署」を舞臺にした、連作短篇集。
横山秀夫の得意とする警察小説だ。
表題作の「深追い」以下、「又聞き」「引き繼ぎ」「譯あり」「締め出し」「仕返し」「人ごと」の計7作が收録されてゐる。
いづれの短篇も、それぞれに個性的で、美しい謎に彩られてゐる。
「深追い」:男が女に寄せる思ひ。
「又聞き」:子供の頃に經驗した事故の眞相。
「引き繼ぎ」:ユーモアを感じさせる結末。
「譯あり」:組織の中の個人のありよう。
「締め出し」:氣弱だつた少年時代との決別。
「仕返し」:父として子供に正義を教へるには。
「人ごと」:花を育てる心とは。
警察といふ特殊な組織を舞臺にしてゐるが、この作品で描かれる人間の姿は普遍的なものだ。
1つの作品を讀み了へるたびに、心の中に殘るものがある。
なかでも私が好きな作品は、表題作の「深追い」。
男とは切ないものだ。
深追い Amazon書評・レビュー: 深追いより
4408534307
No.34
(4pt)

美しい謎

「三ツ鐘警察署」を舞臺にした、連作短篇集。
横山秀夫の得意とする警察小説だ。
表題作の「深追い」以下、「又聞き」「引き繼ぎ」「譯あり」「締め出し」「仕返し」「人ごと」の計7作が收録されてゐる。
いづれの短篇も、それぞれに個性的で、美しい謎に彩られてゐる。
「深追い」:男が女に寄せる思ひ。
「又聞き」:子供の頃に經驗した事故の眞相。
「引き繼ぎ」:ユーモアを感じさせる結末。
「譯あり」:組織の中の個人のありよう。
「締め出し」:氣弱だつた少年時代との決別。
「仕返し」:父として子供に正義を教へるには。
「人ごと」:花を育てる心とは。
警察といふ特殊な組織を舞臺にしてゐるが、この作品で描かれる人間の姿は普遍的なものだ。
1つの作品を讀み了へるたびに、心の中に殘るものがある。
なかでも私が好きな作品は、表題作の「深追い」。
男とは切ないものだ。
深追い (ジョイ・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 深追い (ジョイ・ノベルズ)より
4408504475
No.33
(5pt)

いい短編を書くなぁ

どの短編をとっても、一級品。
どれも甲乙つけがたい出来である。
「真相」では、出来不出来が激しかったが、本作は短編のお手本といっていい作品ばかりである。
横山秀夫の本を手に取ったことがない方にぜひ薦めたい。
この本が出された2002年は、横山秀夫がまさに脂ののったときであろう。
こういう作者と同時代を生きている喜びをかみ締めている。
深追い Amazon書評・レビュー: 深追いより
4408534307
No.32
(5pt)

いい短編を書くなぁ

どの短編をとっても、一級品。
どれも甲乙つけがたい出来である。
「真相」では、出来不出来が激しかったが、本作は短編のお手本といっていい作品ばかりである。
横山秀夫の本を手に取ったことがない方にぜひ薦めたい。
この本が出された2002年は、横山秀夫がまさに脂ののったときであろう。
こういう作者と同時代を生きている喜びをかみ締めている。
深追い (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 深追い (新潮文庫)より
4101316716
No.31
(4pt)

心理描写が見事!

7編とも、作者の巧さが光る。特に印象に残ったのは、表題作の
「深追い」だった。追い詰めるつもりなどなかったのに、結果的には
追い詰めることになってしまった好意の行動。その皮肉さが何とも
言えなかった。心にやましさがあると人は判断を誤ってしまうのか。
そのほかの作品も、心理描写が見事だった。登場人物の揺れ動く内面が、
しっかりと読み手に伝わってくる。人は強くもあり、弱くもあり・・・。
切なさも感じる、読み応えのある作品だった。
深追い Amazon書評・レビュー: 深追いより
4408534307