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変身願望



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【この小説が収録されている参考書籍】
変身願望 (講談社文庫 に 1-17)
変身願望 新装版 (講談社文庫)

変身願望の評価: 5.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

人間のメンタルの脆さを教えてくれる。

西村京太郎氏は長編トラベル小説をメインにされているイメージがあるが、実はこういう短編も名作は多い。

むしろ、こういう短編にこそ、皮肉やジョークが効いたなんとも言えない世界観を構築したりもする。

私が大好きなのは回春連盟。

これは人間思い込むと周りが全て自分に向けたネガティブメッセージだと判断してしまい自分からどツボにハマってしまうという心理状態を上手く表現している。

自臭症など最たるものだが、うつ系に掛かりやすい人もそういう傾向がある。

この主人公の被害妄想が増大していく様を読者にしみじみと感じさせる。その手腕はさすが巨匠西村京太郎氏だと実感した。

人間とはこういうものだ。メンタルなんて脆いものだ。この主人公は最悪の結末を迎えます。

逆に言うなら考えすぎてしまい、行動できなくなりやすいと自覚している方は、反面教師としての一読を強くおすすめします。私もそうしています。

あとラストのジョークは最高です。笑います。
変身願望 (講談社文庫 に 1-17)Amazon書評・レビュー:変身願望 (講談社文庫 に 1-17)より
4061835173
No.1:
(5pt)

短編も名手

西村氏は短編も面白い。

トラベルミステリーの作者として有名であり、長編だけかと思いきや、どうしてどうして。

表題作「変身願望」の他、4ページだけの長短編「アリバイ」もお勧め。

しかも「アンドロメダから来た男」はSF。ブラックユーモアがピリっと利いている。

十津川警部も魅力的だがたまにはこういう作風もいいのでは。
変身願望 (講談社文庫 に 1-17)Amazon書評・レビュー:変身願望 (講談社文庫 に 1-17)より
4061835173

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