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タイガー田中



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【この小説が収録されている参考書籍】
タイガー田中 (角川文庫)

タイガー田中の評価: 3.11/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

日本版007なら絶対松岡さん

ダニエル・クレイグ版007映画5部作は名作だった。 あの結末だけが不満だがエンドロール後の、James Bond Will Return、には狂喜した。 マチルドの息子か?、と邪推している。 閑話休題。
26作目映画製作開始までの007ロスを満たす軽い気持ちで松岡圭祐さんの本作を読んだが、アクション小説として日本の最高水準にあると思った。 主人公の冷酷ぶりには引いてしまったが、一世を風靡した日本のアクション小説の第一人者は大藪春彦さんだった時代があった。 松岡さんが大藪春彦賞を受賞したことがあるのは納得。 イオン・プロダクションは本作英訳版を読んで(未訳だが)、全部または一部を脚色して映画化して欲しくなった。
(ネタバレご容赦)
映画版のブロフェルドが随分しまらない最期だったが、本作のジェームズ・ボンドとの一騎打ちの結末は、これぞ悪役の末路、と呼んで(読んで)、相応しいものだった。
レイモンド・
ベンスン(ベンソン)の、赤い刺青の男、も007が来日したが、同じ来日版でも本作のほうが遥かに楽しめし、読み応えあった。イアン・フレミング原作版を楽しんだ読者なら、疑問点がほとんど全て解消される丁寧な解釈に感動すら覚えるはずだ。
大変楽しい読書の時間を持てることは断定できた。

不満点は二つ。
1967年当時の浜美枝さんは魅力的だったので、キッシー鈴木のあの未来はあんまりだ。
タイガー、斗蘭、ボンド、と登場人物達はとても魅力的なのに、危機からの脱出が都合良すぎた。 毎回、助けがタイミング良すぎた。 フレミング原作版は、ボンドの内面を描写しながら、あくまで徒手空拳で、危機一髪から抜け出す状況が描かれていたのて、読者自身もボンドと共にアクションに没頭できたものだ。
「死ぬのは奴らだ」の海中シーン然り、「ダイヤモンドは永遠に」の銃撃戦然り、「ドクターノオ」の空調間脱出シーン然り、「サンダーボール作戦」の海中戦然り、「女王陛下の007」のスキー脱出とボブスレーシーン然り。
万一、松岡さんが007パスティーシュ第3作を執筆されるなら、徒手空拳のアクション・シーンに注力していただきたいと思いました。
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4041156947
No.8:
(5pt)

ジェームス・ボンドは2度死なない

初のジェームス・ボンドの日本編は終わっでいなかった。日本の公安警察官タイガー田中とその娘斗蘭ともにボンドは悪の組織「スペクター」との決着をつける。ストーリーテラー松岡圭祐が新たなる007シリーズを書き上げた。
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4041156947
No.7:
(1pt)

他はおもしろいんだが

松岡圭介の本はほぼ読破してるが、今回の作品は...時代が違うからなのか?
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No.6:
(4pt)

この本に何を求めるか

かつて井上一夫氏が贋作を出そうと企てたが大人の事情で出せなかったというエピソードを読んだことがある。
あれから半世紀過ぎてついに日本人作家の手によるジェームズ・ボンドが世に出るのかと思うと感慨深い。
エイミスやガードナーは別にしてそれ以降もいろんな作家による贋作が出版されていて読んではみたものの消化試合をこなしてるような気持にしかなれなかった。
この本は007というより松岡さんの本だと思って読めば期待を外すことはないと思う。メインは女性キャラクターでアクションシーンもふんだんだ。
お気に入りの作家も鬼籍に入り、店頭で新作に心躍らせることもなくなった人間にとってこのタイトルを本屋で見つけたときのあの瞬間は星の価値がある。

ジェフリー・ディーヴァーよりは面白かったのは正直な感想です。
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No.5:
(1pt)

時代背景が古いのでイマイチ入りづらい感あり

JKや高校事変と違い時代背景が古いのが影響してか物語に入りづらい感じがあった
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No.4:
(5pt)

何時も楽しみ

最初あれって思ったけど、最後引き込まれた
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No.3:
(4pt)

イアン・フレミングの原作を読んでないと楽しめないかも?

イアン・フレミングの原作を知っていれば、小ネタがイースターエッグのように楽しめます。
設定、ストーリー展開は若干無理筋ですが、無理の仕方がボンドマニア、というよりはフレミングファン、にとっては逆に楽しめます。
ただし、アクションシーンの描写が若干平板のなのが残念です。
☆はひとつオマケしました。
どれくらいの人がこの本を読むのか、そして楽しめるのか気になります。
日本のみならず、世界中のコアなボンドファン、フレミングファンも楽しめると思います。
続編も読みます。
イアン・フレミング財団は認めてるのかな?
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No.2:
(3pt)

荒唐無稽も徹底的にくりかえせば小説になり得る

007の映画を観ていつも思っていたのは、悪の組織側の戦闘員はどうしてあんなにたくさん動員できて命懸けで戦ってくれるんだろうか?という疑問でした。本作では「反社会的組織」と「(戦時下の)ベトナム人」で済ませていました。

さらに大量の重火器、高性能の船舶、無人島の占有と毒性植物、カーチェイス、テロによる大事故、日英米の防諜組織の軋轢、お約束の裏切りなどもう満載です。

でも作者がいちばん書きたかったのはピンチに陥った時のボンドの「根拠のない強がり」「やせ我慢」「皮肉」「からかい」の台詞だと思いました。すぐに続編が出るようですので、お付き合いさせていただきます。
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4041156947
No.1:
(1pt)

結局後付け論。

最近のヒットシリーズの映画もうそうだが、原点(オリジナル)に便乗して、後付けストーリーを
作るのが流行りなんだろうか?
007は過去にも「007は三度死ぬ」などがあったが、これもオリジナルを元にした二次創作本。
イアン・フレミングが創作した作品だけが007ジェイムズ・ボンド作品です。
タイガー田中 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:タイガー田中 (角川文庫)より
4041156947

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