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BARゴーストの地縛霊探偵



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【この小説が収録されている参考書籍】
BARゴーストの地縛霊探偵 (宝島社文庫)

BARゴーストの地縛霊探偵の評価: 3.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

駄作とは言わないが…

前3作の「紙鑑定士」シリーズが面白くて気に入ったので購入しましたが、本音を言えばガッカリです。
ー以下ネタバレありますー

Barを舞台として常連客やバーテンダーといった限れた登場人物が事件について推理をし合うというのは作者もあとがきで書いているように、アガサ・クリスティの「火曜クラブ」を連想します。そういった点も期待を持って読んだのですが、ただ単に作者が書きたかったからという印象が強くて小説としての魅力に乏しいです。まず本題に入るまでのウンチクが多すぎます。作者の好きな映画やSFあるいはハードボイルド小説の話がダラダラ続いて、それがまた事件の本質と結びついておらず非常に冗長な感じが強いです。作者の思い入れを一方的に聞かされている酒場の後輩のような気分です。ミステリそのものはあまり凝ったトリックなどはないのですが、それは気になりません。仕掛けはシンプルでも探偵役に魅力があり、推理を披露する構成が魅力的なら良いミステリ小説と思います。しかし、この探偵役が脳梗塞で倒れて地縛霊となった爺さんというのがダメです。成仏できなかった霊が乗り移って推理を披露しますが、正直気持ち悪い。古いタイプライターが動き出すとか、他にもいろいろやり方はあったでしょうに、どうして映像化しても見たくないような設定にしたのか… ここまでの著作が売れ行きが良かったので、編集部も作者の好きなように書いてもO.K.を出したのでしょうが、次の新作は設定や方向性を熟慮してほしいものです。
BARゴーストの地縛霊探偵 (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:BARゴーストの地縛霊探偵 (宝島社文庫)より
4299060881
No.1:
(4pt)

うんちくとアシモフの推理モノが好きなら

この作者のミス大賞受賞作を読んでいたので、表紙の絵に惹かれてこの作品もジャケ買いしてみた。この作品も前作と同じく作者の含蓄が随所に散りばめられ、それが物語を推進する。作者が自分と同世代なのか、「あるある」な感じでそれも楽しめた。世代によっては何の話をしているのかが分からないかもだが、それでも話自体は楽しめそう。なんとなくアイザック・アシモフの「ユニオン・クラブ奇談」みたいだなぁと思っていたら、あとがきを読むと「黒後家蜘蛛の会」を意識していたとのこと。この2つの作品が好きな人にもオススメかも。
BARゴーストの地縛霊探偵 (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:BARゴーストの地縛霊探偵 (宝島社文庫)より
4299060881

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