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奈落の顔



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奈落の顔の評価: 4.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

シリーズでも途中からでも

時には切ない話もありますが重たくなくさらっと読める一冊。シリーズ物ですが途中からも楽しめます。
奈落の顔: 高瀬川女船歌 七 (徳間文庫 さ 11-66)Amazon書評・レビュー:奈落の顔: 高瀬川女船歌 七 (徳間文庫 さ 11-66)より
4198940126
No.2:
(4pt)

主人公の魅力

7作目ともなると読者のほうも先が読めるし、少しのマンネリ感はいなめないが、その分安心して読める。主人公、宗因も単なる悪党をやっつける腕のたつヒーローではなく、身近にもいそうなおじさん感が好ましい。50過ぎの寡で、酒好き、つい深酒で二日酔いも。捨て子に泣かれてオロオロする姿など、可愛いおじさんだ。人間臭いとこがいいな。もう7作目なんだからそろそろお時と添わせてほしいとも思うが、いや、二人にとって今の関係性がいいのかも・・などと気をもむところです。
奈落の顔: 高瀬川女船歌 七 (徳間文庫 さ 11-66)Amazon書評・レビュー:奈落の顔: 高瀬川女船歌 七 (徳間文庫 さ 11-66)より
4198940126
No.1:
(3pt)

あり得てほしかった現実を憧憬する時代小説

同シリーズ第7作です。本シリーズではよく質屋の話が出てくるのですが、庶民金融の代表として欠かせないものだったからでしょう。本作でも「因果な夜」がそれに当たります。もっとも著者が作品で描くのは金融の理想ともいうべき「質屋」の姿なのです。しかし世の中には常に興亡があるので、結果としてこの種の質屋も「因果な役回り」に追い込まれてしまいます。ストーリーの中での位置付けは別として、質屋という役回りは、因果なものです。結果としては、持たざる者の貧困の永遠の固定化を招いたことは、言うまでもないことです。ただ一種の理想郷を描くこの種の時代劇では話は別です。登場人物の善意が積み重なり、場面は大上段を迎えます。そう本質的な問題は解決されません。でも生活は続いていかなければいけません。善意と悪意、そしてそこでの知恵と才覚、大きな差が結局は生まれてくるのです。
奈落の顔: 高瀬川女船歌 七 (徳間文庫 さ 11-66)Amazon書評・レビュー:奈落の顔: 高瀬川女船歌 七 (徳間文庫 さ 11-66)より
4198940126

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