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新・心霊探偵八雲 赤眼の呪縛
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新・心霊探偵八雲 赤眼の呪縛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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著者の作品で『浮雲心霊奇譚』はこれまで全作読了してきたが、本家に当たる『心霊探偵八雲』の方はつい先日刊行された講談社文庫の『完全版 赤い瞳は知っている』を初めて読んだきりなので、本作までのシリーズの流れは全然知らない。馴染みの登場人物も主人公の斉藤八雲、ヒロイン・小沢晴香、刑事・後藤和利の3人限りである。 そんな初心者の立場で読む本作の印象は、奇矯な振舞い・言動のキャラクターが多過ぎるというものだ。ごくごく普通なのは、小沢晴香嬢くらいなのだが、生憎本作では殆ど出番なしだった。一方、この新シリーズからレギュラー化するらしい深水蘇芳はナイーブ過ぎていらいらするし、紀藤心音はというと八雲を堂々と煙に巻く曲者ぶりでキャラ造形自体がかなり不自然…。 深水蘇芳の過去はある程度明らかにされたものの、そこに紀藤心音がどう関係していたのかは未だ謎。彼女の抱える闇が今後のシリーズの横糸になるのかも知れないが、いろんなキャラが代わる代わる登場する割に本筋の怪異は然程大掛かりなものでなく、話が進まな過ぎて、これじゃまるまる一冊費やして新シリーズのプロローグを読まされたようなものだろう。古くからのファンはこれで満足なのだろうけれど、ちょっとコスパが悪いと思うな。 | ||||
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