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17歳のビオトープ



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【この小説が収録されている参考書籍】
17歳のビオトープ

17歳のビオトープの評価: 5.00/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

尊い指針をくれる一冊

不安に揺れる魂を救ったり、
自分らしさの軸を補強したりしてくれる作品ですね。

何でもできる高校の校務員が
どこまでも生徒たちの悩みに寄り添い、
苦痛から解き放っていきます。

ただ答えを与えるのではなく、
徹頭徹尾、自分で考えるよう促し、
自ら気づきを得られるよう
サポートをしていくその生き様、
カッコよすぎますって。

彼の山盛りな万能さが楽しい一方で、
持ちかけられる相談はどれもが切実。

現実にも今まさにそうした悩みを
抱え込んでいる子どもたちが多そうですね。

だからこそ幅広い層に刺さりそうです。

そして、大人の私にも
少なからず学びがありました。

しあわせの国ブータンの幸福度が
インターネットの普及で下がった話では
他人と比較することの不幸を
しみじみ実感できましたよ。

SNSへ警鐘を鳴らすエピソードもあり
ぜひとも周知したいと感じました。

心の迷路から抜け出すアイデアや
その先へ健やかに歩んでいくための
尊い指針をくれる一冊だと思います。

(対象年齢は12歳半以上かな?)
17歳のビオトープAmazon書評・レビュー:17歳のビオトープより
4344041976
No.3:
(5pt)

生徒たちのさまざまな悩みの相談に乗る「人生先生」と呼ばれている高校の校務員

『17歳のビオトープ』(清水晴木著、幻冬舎)は、生徒たちから「人生先生」と呼ばれている高校の校務員が生徒たちのさまざまな悩みの相談に乗るという形で物語が展開されていきます。

人生先生が、「恋と愛の違い」、「運とかガチャとか」、「不幸せになる方法」、「生きる意味って」といった生徒たちの悩みにどうアドバイスするのか興味津々で読む進むうちに、人生とは何かを考えさせられる青春小説です。

人生先生は生徒たちに呼びかけて校内にビオトープをつくるのだが、この作業のプロセスは私のようなビオトープ好きには大変勉強になりました。

「確かに人生先生は、この奏杜高校の先生ではない。――校務員である。授業や担任のクラスを持つことはなく、普段は清掃や管理など、この学校の環境を整備することに従事しているのだ。それでも人生先生と呼ばれているのには理由があった。人生先生は以前から、生徒の色んな相談に乗っていて、他の先生は言わないようなアドバイスをしてくれたり、問題を解決してくれたりすることがあるため、いつの間にか先生と呼ばれるようになっていたのだ。平(たいら)人生というチャーミングな名前も関係したのかもしれない。みんな親しみを込めて人生先生と呼んでいる節があった。そして私も、今日は昼休みを使って恋愛相談に来ていたのだ」。
17歳のビオトープAmazon書評・レビュー:17歳のビオトープより
4344041976
No.2:
(5pt)

さくさく読める

一度読み始めたらさっと読めます。
本の中に出てくる用務員の先生がとても良い味出していて、こんな人に自分も会いたかったと思いました。

本の中に出てくる言葉で自分も色々と考えさせられる一冊です。
若い人向けかと思いきや幅広い世代の方にオススメです。
17歳のビオトープAmazon書評・レビュー:17歳のビオトープより
4344041976
No.1:
(5pt)

小説とビジネス書と哲学書の良いとこどり

作品の中の話ごとに、愛について、運について、幸せについて、などの明確な答えが出てくる。もはや哲学の領域だけれどその答えが妙に納得できて腑に落ちるから不思議なものだ。その哲学はどちらかというと現実にも活かせる様なリアルなもので、ビジネス書のようでもある。それでいて形式は小説として人生先生のキャラが立ったストーリーが展開されているので不思議である。面白い。こういった作品を他にも見たくなった。タイトルからして学生に向けたものではあるだろうけれど、大人が読んでもかなりタメになる読み物だと思った。
17歳のビオトープAmazon書評・レビュー:17歳のビオトープより
4344041976

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