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(短編集)

おすず



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【この小説が収録されている参考書籍】
おすず―信太郎人情始末帖
おすず (文春文庫)

おすずの評価: 4.20/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

シリーズ第一作

シリーズ第一作です。もともとは雑誌連載としてはじまっていたようです。このシリーズの始まりはどうも唐突です。こんな始まりがっていいのでしょうか。ある意味では男性にとっての理想でしょうか。でも始まりはdeceivingです。読者はこの始まりで困惑されてしまいますが、その後は驚きの展開でこのシリーズの特徴が明らかにされていきます。これは一周の捕り物帳です。ただひねりが入っています。というのは、主人公新太郎は捕り物の主人公ではなく、捕り物の任に当たる同心や岡っ引きに背後から知恵をさりげなく与える役回りなのです。テンポは緩いと思っているとあっという間に事件が展開して結末に向かっているというスタイルなのです。そしてあるエピソードは解決したかと思うとそれは次のエピソードの伏線になっており、次の話につながっていくのです。この流れを支えるのは濃密な人間関係です。吉原の茶屋と芝居小屋がこの人間関係の舞台となるのですが、このディテールの描写がこの作品の肝です。
おすず―信太郎人情始末帖Amazon書評・レビュー:おすず―信太郎人情始末帖より
4163203303

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